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2019年05月05日15:58

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瀬戸内国際芸術祭２０１９ふれあう春in宇野港編。

7時50分発のフェリーに向けて早めのJR出発。

行先は岡山県玉野市の宇野港です。このままJRで茶屋町を経由して宇野駅まで行ったり、瀬戸大橋を通って車でも行けますが、ここは海の覇権を取り戻すイベントの瀬戸芸としてはフェリーでしょう。
JR高松駅到着後・・・

すかさず港に続く二階からの通路を早歩きで一昨日に向かった、フェリーターミナルまで向かいます。

往復券（１３９０円税込）GET！
時間も出航間際で乗り込みます。

よく見える船の上にあがって出発進行～～。

上から見える隣の女木、男木島行きの「めおん２」の満杯具合に驚きです。さらには反対隣の直島行きのフェリーを待つ行列にも愕然！！一昨日からの行列アレルギーかも？(笑)
やっぱり、まだゆったり乗ることができる宇野行きチョイスで正解でした。
繁忙期の島行きはよほどの覚悟がないと帰りがキツイです。

ゆっくり離れていくサンポートと屋島・・・

女木島が視界から通り過ぎていき・・・

４０分ほどで直島が見えてきました。

宮浦港の前を通過するのでズームで赤カボチャをパシャリ！
今会期でも女木島や直島もいずれ訪れることになるでしょう。

それから程なくして草間彌生仕様のフェリーが直島に入港しようとしていました。

風光明媚な瀬戸内海の様子。

さらに１０分ほどで岡山県玉野市宇野港に入港です。

港に降り立って・・・

瀬戸芸宇野港案内所に寄っていると・・・

どこからともなくアコーディオンのようなメロディーが聴こえてくるではありませんか？
笑顔の女の子たちが何やら音の出る箱を動かしてます。

どうやら、９時からのイベントナンバー３２の「nomad note dance in Uno Ⅱ」が開催されるようです。
※はサイトの作品紹介。
※音の出る箱「nomad note box」を使ったダンスと音楽のパフォーマンスを宇野港周辺で展開。芸術祭への玄関口として賑わう港をパフォーマンスで盛り上げる。また、岡山駅～宇野駅を繋ぐ観光列車「ラ・マル・ド・ボア」にも乗車し旅の始まりを盛り上げる。※
思わず目を惹く三人の彩り鮮やかな衣装からの絡み合う二人の演者とダンスと楽器のパフォーマンス。

宇野のパフューム(笑)と言っていいくらいのキレ切れの三人組のダンス兼女奏者たちに魅了されました。

その後、実際に音の出る箱「nomad note box」を触らせてもらえる時間があり、音も出してみましたが、気持ちいですね～。

ダンス撮影中に写り込んでいたイノシシは瀬戸芸作品ナンバーには入っていませんでしたが、宇野港の貌と言うべき作品の「宇野のチヌ」の作者と同じ感じです。

では宇野港作品を見てまわることにします。
宇野港作品ナンバー３小沢敦志作「舟底の記憶」２０１３年。
キャッチフレーズ「人の記憶とともに成長する巨大な鉄」。
※旧日本軍の軍艦のいかりや、ノルウェー船のスクリューを用い、巨大立体作品を発表。鉄のパーツをつくり、立体作品に溶接。海底の遺物の付着物のように増殖し続ける。※
よく見ると部品が集まっていてメカニカルな感じがいいですね！

宇野港作品ナンバー２も同じ作者で「終点の先へ」２０１６年。
キャッチフレーズ「港と鉄道の終点があるまちを走る」。
※放置自転車をアート化するプロジェクト。鉄を熱して叩いて溶接し、新たな自転車に再生。レンタル可能で、港と鉄道の終点駅が隣接する宇野の町を走り回れる。※
放置自転車をリサイクル、アート化してレンタサイクルにするなんてすごいです。

宇野港作品ナンバー５エステル・ストッカー作「JR宇野みなと線アートプロジェクト２０１６」。
キャッチフレーズ「モノトーンに彩られた４つの駅」２０１６年。
※JR宇野みなと線の4駅をアート化し、本州から島々への玄関口である宇野港への移動時間も楽しめるプロジェクト。色は白と黒によるシンプルな構成ながら、駅ごとに変化する風景に注目したい。※
４駅のうち宇野港の駅舎のみ見ましたが、相変わらず目の錯覚で傾いて見えます。

宇野港作品ナンバー６「宇野港『連絡船の町』プロジェクト」２０１６、２０１９年。
キャッチフレーズ「世界各地の連絡船を写真で」。
※瀬戸内海や宇野港が担ってきた役割を再確認し、あらめて「連絡船の町」として特徴づけるため、「撮り船」フォトコンテストの優秀作品を街中に展示する。また、第5回「撮り船」フォトコンテストを実施。※
商業看板感覚で街に溶け込んでますね！

ここでいったん瀬戸芸作品をお休みして朝日新聞掲載の４コマ漫画「ののちゃん」やアニメ化された「がんばれ!!タブチくん!!」、「おじゃまんが山田くん」、ジブリで映画化された「ホーホケキョとなりの山田くん」などで有名な漫画家いしいひさいちさんの育った家があった商店街を散策。

「ののちゃんち」いしいひさいち展覧会を発見。

入場無料で４コマ漫画の数々や貴重な原画や仕事場の再現にマンガ書籍の数々も手に取って見られます。

さーて！
瀬戸芸作品に戻ります。
川沿いの渋い家などを見ながら玉野中央公園へ！

宇野港作品ナンバー８内田晴之「海の記憶」２０１６年。
キャッチフレーズ「海水を秘めた公園のシンボル」。
※軽やかなチタニウム素材の彫刻は、中に海水を秘めている。そのフォルムは、人を導く船であり、生命を運ぶ種子であり、広大な海のひとしずくでもある。周囲の光景を外側の鏡面に映しながら、この船はゆっくりと空を泳ぐかのようだ。※
３年前にいた手作り人形のストラップをくれた年配の男性は居ませんでしたが、作品は変わらず景色を映し出しながら佇んでいました。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1951720290&owner_id=10363401

次は宇高国道フェリー乗り場跡へ向かいます。
前回日記で紹介した通り高松側の宇高国道フェリー乗り場は廃墟と化していましたが、こちらは同じく傷んできてはいるものの瀬戸芸の題材に使われている模様です。

宇野港作品ナンバー７ミシャ・クバル作「IN TRANSITION/IN PROGRESS」２０１９年新作。
キャッチフレーズ「多くの往来があった場所に灯る光」。
※５１年もの間、多くの人を送り迎えした船の発着場。その乗り場にLEDの文字が灯り、ここに宿る記憶を呼び起こす作品。※
暗くなると文字に灯が灯るみたいです。
一応、名目は休止中なので昔のように２４時間２８分ごととは言いませんが、ささやかにでも再開を願ってます。

作品に熱中するあまり、港に戻ってから限定のたまのの「たまべん」と思っていたら、あえなく売り切れ！
宇野港作品ナンバー１のUNO STEPはまだ構想中ながら、ここで１を押印を頂けるとの事。でも、もし有料作品として完成なら押してもらって失敗だったかな？

さて、宇野港最後の作品は冒頭でも少し名前が出たここの貌と言うべき作品。
その前に近くにある岡山の旬のフルーツを盛り込んだかき氷が絶品の「おまち堂」へ！

注文は生イチゴミルクかき氷（７８０円税込）です。

イチゴは底にも入っていて嬉しい美味しさでした。

宇野港作品ナンバー４淀川テクニック作「宇野のチヌ／宇野コチヌ」２０１０、２０１６年。
キャッチフレーズ「宇野港で親しまれるチヌとコチヌ」。
※空き缶やペットボトルなどのゴミや、家庭から不要品を集めてつくったチヌ（クロダイ）のオブジェは、第1回目の芸術祭で設置。そして前回に引き続き「お色直し」を実施し、潮風で劣化したパーツを取り替え、新たに生まれ変わる。※

今回はコチヌが増えてますね！しかも中に入ることができる模様。

これにて宇野港はイベントも含めてコンプリート！

１１時５０分発フェリーまでの時間がまだ少しあるので港前の夜は居酒屋風の「どらや」で早めのランチ。

骨付鳥メインなんて香川の人がやっているのかな？と思っていたら本場博多天神もつ鍋を謳っているから福岡？どっちでしょう。
どちらにしても宇野にはあまり関係がないお店ですかね～。
骨付鳥は焼きあがるまで時間を要するので鶏そばの醤油（７００円税込）＆温玉そぼろ丼（２５０円税込）のセットを注文。
骨付鳥のようなニンニクの効いたスパイシーな鶏が乗っていてスープはあっさり、麺はやや柔らかめで具材に刻んだキャベツが入っていたのが珍しかったです。丼もミニだけど十分ボリュームがあり、腹いっぱい食べられました。