大型連休が終わろうとしている。当初懸念されていたような大きなトラブルもなく、おおむね平穏に過ぎたようだ。
私にとっての影響といえば、郵便物の到着と、インターネットで購入した商品の到着が遅れている程度のことだった。
これまで、私たちは「便利」さにあまりにも慣れ過ぎてしまっていたように思う。と同時に、私たちが恩恵に預かっていた便利さは、多くの人たちの勤労と努力によって支えられていたのだと、今さらながら思い至った。
毎日郵便が届くこと。今日買ったものが明日届くこと。それらは一見、テクノロジーの進化に伴う成果のように見える。しかし現実には、その実現のために、多くの人の昼夜を問わぬ勤勉によってもたらされていたのだ。
そう思えばこそ、人にも社会にも感謝ができる。年に一回くらいは、このような「不便」な時間があってもよいのかもしれない。
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