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2019年04月30日18:21

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極私的平成の名盤 〜洋楽編〜

さてさて、いよいよ、平成最後の日。

明日からは令和です

前回の日記では、平成の名盤の邦楽編を書いてみました。

今回は洋楽編。

僕は、本格的にロックを聴き始めたのは高校生の頃からだから、平成6年くらいから。

だから、大半はリアルタイムで、接してきたアルバムということになります。

今回も、世間の評判とか評価とか、そういうくだらない雑音は一切無視して、僕の好きなアルバムを10枚、選びました。

選んだアルバムは以下の通り。



☆「PHOBIA」/THE KINKS
平成5年に発表された、THE KINKSの現在までの最新作。
この時点でキャリアは30年に近かったと思うんだけど、そこで最高傑作かも、といえるようなアルバムを出しちゃうあたりはさすが。
90年代っぽく、いつになくヘビーなギターリフが登場したりして、攻撃的なデイヴのフレーズがたまらなくカッコよかったり、レイ・デイヴィス節がさく裂した、美しいメロディが随所に飛び出したりで、大満足。
https://www.youtube.com/watch?v=24mz2sZRvRs


☆「THE STONE ROSES」/THE STONE ROSES
平成元年に彗星のごとく登場した、ロック史に残る大名盤。
このアルバムが、新しいロックの扉を開けたといっても過言じゃないと思う。
現在、聴いても新鮮に響く瑞々しい音、親しみやすいメロディ。
一捻りも二捻りも加えられたギターフレーズに、どこでも踊れるように構成されたリズム。
80年代の要素がすっぽり抜けたロックの要素をふんだんに取り入れた新しいロックの姿は、後続にも多大な影響を与えたであろうことは、この後、登場してきたイギリスを中心としたロックバンドを聴けば、一聴瞭然。
https://www.youtube.com/watch?v=wD6Pq0bSMPo


☆「THE SOFT BULLETIN」/THE FLAMING LIPS
平成11年に登場した、ロックの美の極限を体現した、芸術作品。
幾千もの光線のように降り注ぐ、キラキラサウンドが冒頭から炸裂。
ロックが最も美しかった60年代後半の要素をどん欲に吸収しつつ、独自の解釈で構築しなおし、全く新しい音に生まれ変わらせることに成功している。
どこを切っても美しく、面白いフレーズが満載。
https://www.youtube.com/watch?v=bs56ygZplQA


☆「FASHION NUGGET」/CAKE
平成8年に登場したアルバムで、これも衝撃的でした。
ラップを取り入れたロックって、この頃には珍しくなかったんだけど、ハードコアから派生したような過激なものが多い中、本作が醸し出した美しき哀愁、侘び寂びの雰囲気には、ただただ、心が奪われましたね。
枯れたギターの音が、凄く良い。
グルーヴも気持ちいい。
こういうアルバムは、いつまでもそばに置いておきたいです。
https://www.youtube.com/watch?v=F_HoMkkRHv8


☆「POWERTRIP」/MONSTER MAGNET
ハードロック界のモンスターが平成10年に放った、超ド級のストーナーロックの名盤。
全編に砂ぼこりが舞うような、乾いた音が支配し、その中を超重量級のダンプカーが脇見もせずにど真ん中をまっすぐに突っ走るかのような、真っ正直なロックを聴かせてくれている。
デイヴ・ウィンドーフのエネルギッシュなボーカルをはじめ、バンドのボルテージの高さは特筆もの。
この人たちは、LIVEも凄い。
https://www.youtube.com/watch?v=jE7Zv6d-HUA


☆「FRENGERS」/MEW
デンマークが誇る、21世紀ロックの救世主、MEWの平成15年発表作。
ライヴ感あふれるダイナミックなグルーヴに乗り、極上の美しき透明感のあるサウンドと、ポップかつキャッチーなメロディがのる。
タイトルの意味は、初めて聴くのに、親しみやすい音、らしいんだけど、まさにその通りの作風。
完成度の高さは抜群。
今後も21世紀の名盤として語り継がれていくんじゃないでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=97rI2Nkv5k8


☆「NU LA-BUS」/TETE
ナイジェリア生まれ、フランス育ちのシンガーソングライター、テテの平成25年発表作。
テテは六本木ヒルズのアフリカ音楽のイベントで、ライヴを見たのが初めてだったんだけど、温かみのあるボーカルとメロディに大感激。
その後、買った本作には衝撃を受けました。
ディストーションギターをふんだんに取り入れたポップロック作なんだけど、無駄をそぎ落とし、シンプルながらフックが効いたアレンジとメロディが秀逸。
カラフルなサウンドも素晴らしい。
https://www.youtube.com/watch?v=V0I4CJwU3r0


☆「LAPALCO」/BRENDAN BENSON
ロック界が誇るポップマエストロ、ブレンダン・ベンソンが平成14年に放った名盤中の名盤。
シンプルなロックサウンドに載せ、抜群のメロディセンスを誇る彼の才能が、終始、さく裂している。
本作に収録されている楽曲は、すべて名曲と呼んでいいほどの完成度。
歌心がある音楽はいつに時代も素晴らしい。
心からそう思わせる名作だ。
https://www.youtube.com/watch?v=hniX0LLSVak


☆「LET THE TRUTH BE TOLD」/LAURA IZIBOR
この人の歌声を初めて聴いたときのことも、よく覚えています。
僕の職場は、業務時間中はFMラジオが流れているんだけど、その時に流れたのが初めて聴いたとき。
サザンソウル直系の生粋のR&B。
グルーヴもメロディも素晴らしいし、なによりもソウルフルなボーカルが極上。
そんな彼女がアイルランドの人だと知ったときは、さらにビックリしました。
こういうソウルアルバムが、現代でも登場するから、音楽を聴くことはやめられません。
https://www.youtube.com/watch?v=equvoqUT1VM


☆「LOVE IS DEAD」/CHVRCHES
グラスゴー出身のエレクトロポップバンド、CHVRCHESが平成30年に発表したアルバム。
CHVRCHESはフジロックのYou Tubeの中継を見た時が、初めてだったんだけど、このLIVEが本当に良かった。
そのあと、本作を聴いたんだけど、美しいメロディに溢れていて、これは良いアルバムだと思いました。
ローレンのキュートな歌声も魅力的。
https://www.youtube.com/watch?v=VaABIbG4yqA



以上の、10枚。

いかがだったでしょうか。

こうやって並べてみると、相も変わらず偏っているなあ、と思いますが、好きなんだからしょうがない。

去年のCHVRCHESのアルバムは目からウロコ。

数は圧倒的に少なくなったけど、新しい音楽は聴いていきたいなぁ、と改めて思ったのでした。


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