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2019年04月29日11:25

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極私的平成の名盤 〜邦楽編〜

平成もあとわずか。

30年間、ロックでもいろいろな名盤が登場しましたよね。

平成最後の日記は、僕が極私的に選んだ、ロックの名盤を紹介したいと思います。

今回は邦楽。

基準は、世間の評判とか評価とか、そういう雑音は一切無視した、僕が面白いと思ったロック。

選んだのは以下の10枚です。



☆「VELB」/デキシード・ザ・エモンズ
爆裂ロックコンビ、デキシード・ザ・エモンズが、平成14年に発表した痛快なロックの傑作。
これは素晴らしい。
ロックに、ソウル、フォーク、グループサウンズの要素をぶち込んだ、ユニークな音世界。
アベ・ジュリーのソウルフルなボーカルと、ハッチー・ブラックボウモアの爆走ドラムがたまらなくカッコいい。
最高です。
https://www.youtube.com/watch?v=VD49tM05Ers


☆「OZ」/100s
日本ロックが誇る天才、中村一義率いるバンドの平成17年発表作。
プログレッシブロックの要素を取り入れつつ、万華鏡のように展開するマジカルなロックワールド。
さすが中村一義なメロディ、歌詞は健在。
名演をまんべんなく、配している充実作。
https://www.youtube.com/watch?v=BHvzYGuJj0w


☆「SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT」/NUMBER GIRL
福岡市博多区からやってきた、日本最強のオルタナティブロックバンド、NUMBER GIRLの平成11年発表作。
曲作りのうまさに定評はあったが、ここでは、そこにガレージロック由来のエネルギーを注入。
血管が切れそうになるような叫び声をあげる向井秀徳、異様なうなりをあげて響き渡る田淵ひさ子のギター、野太いグルーブを巻き起こす中尾憲太郎のベース、異様な手数で展開するアヒト・イナザワのドラム。
唯一無二の4つの個性が、全力でぶつかり合った結果生まれたビッグバンのような傑作で、全ての音に緊張感あふれる魂がこもっている。
必聴の名盤。
https://www.youtube.com/watch?v=SUAnU1A38ec


☆「ミーのカー」/ゆらゆら帝国
爆音サイケデリックバンドの雄、ゆらゆら帝国の平成11年発表作。
スリーピースならではの音の隙間と、スリーピースとは思えない音の厚みをうまく利用した絶妙な音空間を生み出している。
3人とも、並みはずれた実力を存分に発揮し、それぞれが主張しながらバンドアンサンブルを壊さず、完成度の高い楽曲を生み出す点は、素晴らしい。
https://www.youtube.com/watch?v=bPrCPaAI_UA


☆「東京」/サニーデイ・サービス
現代フォークロックバンドの第一人者、サニーデイ・サービスの平成8年発表作。
温かみのあるサウンド、シンプルながら心に沁みるアレンジ。
その上に乗る美しいメロディと、それを歌う曽我部恵一の朴訥としたボーカルが素敵。
新しいけど懐かしい、優しい音楽に溢れた好盤。
https://www.youtube.com/watch?v=Z-5FekT5VVE


☆「あらためまして、はじめまして。ミドリです。」/ミドリ
大阪のいびつなJUDY AND MARYの異名を持つ、ハードコア・パンクバンド、ミドリの平成20年発表作。
後藤まりこの暴虐なボーカル、ハジメのヒステリックなシャウト、彼らの音世界は確かにパンク。
しかし、後藤の爆音ギター、ジャズからの影響も色濃いリズム隊、絶妙な音色を奏でるピアノは実は、KING CRIMSONの音世界にも迫っている。
パンクとプログレと、相対する音楽要素を容赦なくぶち込み、独自のカオスな音世界を実現する様は、現代ロックの美しさを体現しているようである。
多くのロックファンに聞いてもらいたい、現代日本語ロックの至高の名盤。
https://www.youtube.com/watch?v=EQ0mWw5ZGfg


☆「桜の森の満開の下」/人間椅子
青森から登場した、日本最強のハードロックバンド、人間椅子の平成3年発表作。
BLACK SABBATH直系の重厚なリフを軸としながら、日本風のメロディを効果的に取り入れた、唯一無二の日本産ハードロック。
稀代のリフメーカー、和嶋慎二の名演がこれでもかと詰め込まれ、鈴木研一の独特の節回しを駆使したボーカルが、恐ろしくも美しいメロディを歌いあげている。
https://www.youtube.com/watch?v=ckhqZWBPWJE


☆「魂のゆくえ」/くるり
くるりは、優れたアルバムをいくつも世に送りだしているが、個人的によく手に取るアルバムは平成21年に発表された本作。
彼らの持つ、朴訥とした牧歌的な雰囲気に、どこか陰鬱で抒情的なメロディが載る。
シンプルだが、癖になる魅力がギッシリ詰まった内容で、さすがは、くるり。
現代ロックを最前線で引っ張り続ける存在が、その偉大さを十二分に証明した一枚。
https://www.youtube.com/watch?v=VjgDU1d3ttY


☆「シンクロニシティーン」/相対性理論
東京をベースに活動を展開している、超個性派音楽ユニット、相対性理論の平成22年発表作。
ギター、ベース、ドラムの必要最小限の楽器陣が、シンプルなアレンジで音を奏で、尾上をキュートなボーカルが歌う、親しみやすいメロディがのる。
その要素のみでも、このバンドは不思議な、彼らにしか出せない味、個性を生み出すことに成功している。
全編、癖だらけである。
https://www.youtube.com/watch?v=t2nTZrPQFFc


「ALIVE」/HIROMI THE TRIO PROJECT
世界を股に掛け活躍する、日本が誇るジャズピアニスト、上原ひろみが、アンソニー・ジャクソン、サイモン・フィリップスという稀代の名手とガッチリ組んで制作した平成26年発表作。
ジャズをベースに置きながら、アタックの強いサイモンのドラムスに引っ張られ、プログレッシブロックを思わせる展開が聞ける点が面白い。
上原の奏でるピアノが生み出すメロディも美しい。
https://www.youtube.com/watch?v=kR8HinFaQhk



相も変わらずの、偏った趣味(笑)
この10枚は、令和になってからも大事に聴いていきたいと思っています。

さて、次回は洋楽編。

こちらも、期待に違わず、思いっきり、偏っています。

お楽しみに〜(^^♪

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