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2019年04月22日01:37

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東洋館にて鏡トーク

6時半からスタートとの事で3階の鏡展示コーナー付近に着くと係員らしき女の子がプリントを手渡してくれる。
鏡の絵柄を見ている内に時間になり学芸員さんが来たのでトークスタート。
まず掴み?がこの日4月19日の日付の対置式神獣鏡をどうしても出したかったという謎の熱意。
確かにこんな機会めったにないだろうし地味なテーマだなあとふと考えてしまった罰当たりな私であるが気付くとボールペン書き入れしながら話聞いてました(笑)
2世紀初めに作られたというこの鏡、時代は後漢となるので三国志の時代に被るねえ。
しかしこの鏡に関しては記録が全然無くていつトーハクに来たかとかわからないという。
有名な遮光器土偶もいつどこで発見されたかわからないので重文扱いというのを聞いた事があるがこれもかあ。
それでも学芸員さん達が何百枚もある鏡を丹念に調べて記録しての地味だけど丁寧な作業の賜物。
お墓から出てくるのが多いから副葬品なのか生前から愛用していたから入れたかそれも不明って中々ミステリー。
わかってる事は文字が乱れてるとこはそこから銅を流し入れて鏡の形にした?とか鏡の模様はハンコみたいに簡単に出来るけど使用するときの穴はいちいち開けないといけないのでそこから年代がわかるって事。
時間が来て一時お開きとなったがホームルーム並みの質問タイム続発(笑)
私も便乗して質問したが「鏡の柄にも流行りはあるんですか?」と聞いたところ流行りやブームはあったようで特定の柄ばかり出てくる場合もあるそうだ。
今まで鏡に興味なかったけどこの日は何か新しい発見をした気分だった。
しかも鏡に名前は無くてこの神獣鏡という言葉も記録につける際の便宜上の仮の名前って。
本当に名前がないのかもしれないしもしかして一部の人にだけ伝わったとか今度からはそういう品もゆっくり見ようと思いました。

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