世界最小で生まれた男児退院

世界最小で生まれた男児退院　「輝き方でも世界一」　桜の下で家族水入らず
(2019年04月20日 17:39 毎日新聞)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5589620
『男児で世界最小とされる体重258グラムで生まれ、無事に成長した関野竜佑（りゅうすけ）ちゃんが20日、長野県立こども病院（安曇野市）を退院した。両親と兄2人、姉に囲まれ、自宅のある軽井沢町で過ごす。


　父康平さん（45）と母俊子さんは病院のスタッフに「お世話になりました」とあいさつし、新生児病棟を後にした。病棟入り口前で長男の中学1年、佑平さん（12）らが出迎えた。きょうだい3人はこれまでガラス越しで竜佑ちゃんを見守ったが、この日初めて触れ合った。竜佑ちゃんをだっこした佑平さんは「すごく軽い。小ささで世界一だったけど、輝き方でも世界一かな。これから楽しく過ごしたい」と笑顔を見せた。


　竜佑ちゃんは屋外の空気に触れるのは初めてだったため、病院玄関を出た後、家族6人はしばらく周りを歩いた。咲き誇る桜の下、初めて水入らずのひとときを過ごした。


　俊子さんは病院を離れる際、スタッフから交換ノートを贈られた。昨年10月の誕生以来、両親が病院に来られない間の竜佑ちゃんの成長ぶりを看護師らがつづり、写真も添えた一冊。俊子さんは「宝物にします」と感謝の気持ちを伝えた。


　竜佑ちゃんは今後、地元の病院で健康状態を診てもらいながら、定期的にこども病院を訪れ、発達のチェックを受ける。【小川直樹】』