mixiユーザー(id:66917554)

2019年04月04日23:23

90 view

サステイナビリティに欠けるセブンイレブンの今を憂う!

「三方好し」の商売理念を逸脱したセブンイレブン。
そう気付かされたのは、たばこの店舗販売を続けるにも拘わらず、隣接の喫煙スペースを撤廃すると表明した時に遡る。
三方好しは、売り方好し、買い方好し、世間好し。つまり、それら三者の均衡が取れた発展こそが企業のサステイナビリティを支える根幹であることを言い表している。
店舗隣接の喫煙スペース撤廃の表明は、セブンイレブンは、これから無責任にたばこを売りますよ、と宣言したものに他ならず、そこに先々の社会の健全な発展を予見させる、十分な貢献的意思は微塵も感じられなかった。
つまり、セブンイレブンは当時、店舗でたばこを買う者の何割かが店舗隣接スペースで喫煙していることを知りながら、撤廃によりただでさえも世間的に縮小する喫煙スペースを削り、購入者の店舗隣接以外での喫煙を促したのだ。セブンイレブンは、「売ったら、はい、お終い。儲かりました。」として、売り方としての社会的義務を放棄したものと私は捉えた。
何故セブンイレブンは、そのように中途半端な愚行に走ったのか…
私は、当時、考えに考えたが、セブンイレブンの行為を非難することのみに終始し、結論を見出せなかった。
ただ、今、その背景が見えた気がする。
セブンイレブンは、新資本主義が社会との調和を重んじるのに対し、古き悪しき資本主義の権化である株主至上主義に盲目的に従ったのである。要は、セブンイレブンは、中途半端に喫煙者に負荷を与えることにより、マジョリティとなった嫌煙家に迎合することで、株主らに体裁を繕ったのである。

新時代「令和」。
セブンイレブンという流通の巨人をサステイナブルに発展させることを考えれば、社長交替は自明の理である。
新社長が前社長の傀儡でなければの話だが。

セブンイレブンは、今回の騒動を端緒に暗部、特にフランチャイジーとの高圧的とも取れる契約内容とその契約下で不当な労働を強いられているオーナーやその配下従業員の過剰労働問題等にメスが入れられることになるであろう。
セブンイレブンが、健全さを取り戻せるか否かは、新社長が前社長とは違ったサステイナブル路線を打ち出せるか否かにかかっている。
蛇足ながら、コンビニ2番手も過剰労働問題においては他人事ではない。今次のセブンイレブンの苦戦は、業界を揺るがす事態に発展しかねないのだから。

フォト


■セブン、営業時間の選択制否定 社長「1店ごと対応」
(朝日新聞デジタル - 04月04日 20:51)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5568059
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する