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2019年04月01日15:25

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柳亭小痴楽&古今亭始 第6回キレッキレ落語の二人会

「柳亭小痴楽&古今亭始 第6回キレッキレ落語の二人会」

行ってきましたー

赤坂カルチャースペース嶋
全席自由2100円

予約しネットで支払う形式。
チケットはプリントアウトするよう記載があり、番号も振ってあるけど、
実際は入り口で名前を伝えるのみで、先着順です。
18時開場ですが、少し前に入れました。
靴は脱ぎます。靴箱がいっぱいになると置いてあるビニール袋に靴を入れて席へ。
なんというか、お稽古場のような畳敷きの空間に蛍光灯が煌々していました。
席はパイプ椅子。
両端に3席×4列くらいと、真ん中7席×6列くらいかな。
一番前に座りましたが、それはそれは見やすかったです。
高座の高さはありますが、小さめなので、
大きな動きのものはできないだろうなと思いました。

18時30分。予定通り始まります。

古今亭始「長屋の花見」
数年前から1年に1回の会。
兄さんが真打になるのでこれで最後かなと思っていたら
兄さんがまたやろうよと言ってくれたので来年もあるかもしれません、
お酒が好き、実は父が来ていてすでに酒臭い、遺伝でしょうかというマクラから。
季節ものはいいですね。風情あり。
日曜の赤坂で、なんとなく漂うのんびりした行楽ムードも合っていました。
初めて拝見しましたが、声がめっちゃ大きい。
わかりやすい。
庶民がワーワー言ってる様子がよく出ておりました。

柳亭小痴楽「らくだ」
ネタ出しの1席。
群青の羽織に白っぽい絣の入った長着、深緑の半襟。
落ち着いてますが明るさを感じさせる着物。
少し困ったような顔をして何を話そうか考えつつ話しておられますが、
「やさしい人が怒るとめちゃくちゃ怖い」という
師匠方に関するマクラでちゃんと噺につながっておりました。
何と言っても屑屋。
3杯目で酔って同じセリフを繰り返すところから怖い。
足折る。髪剥ぐ動作2回。
屑屋が「昔からの友達」という火葬場の男。
屑屋が悪いことやってた奴だってのは十分伝わっているので
「昔からの友達」ってのがすごく怖い。
2人の旧知な様子がよい。
下げは「冷やでいいからもう一杯」。
マクラ合わせて1時間。

仲入り

柳亭小痴楽「両泥」
らくだでよかったんすかね、こっちも空気読めるんで
足折ったところで引いてましたもんね。
でもそれやんないと怖い奴ってのが伝わらねえと思ってるんで、
入れたいんですけどね、
それでも笑ってもらえるようになりたいんですが・・・まあ考えます。
みたいなこと言って、次は軽く明るく、と噺へ。
一匹狼のように見えるベテラン泥棒の寅さんの
おだてられてまんざらでもない表情がとてもよい。
私は兄貴をやっている小痴楽さんが好きだけど、
小痴楽さんは新米泥の方が楽しそうだ。
15分

古今亭始「二階ぞめき」
ネタ出し。
緑の羽織に緑の格子の長着。明るいなー。
初めて聞く噺。
廓話大好きだし、内容がトリッキーなので楽しみにしていました。
若旦那と呼ばれて「なあに」ってこたえるところがおもしろい!
もうこの一声で若旦那のキャラがわかる。
暴走。
というか噺自体が暴走している。
それを大げさに若々しくわかりやすくされている印象。
とっても始さんに合っていると思います。
爆笑しました。
25分。

予定時間を少し押して20:50終了。
始さんは終わってすぐ出口に駆けつけ、
着替え済みの小痴楽さんと一緒にお見送り。

始さんを初めて拝見しましたが、
「二階ぞめき」は瀧川鯉八さんに似ている。
噺の妄想具合のせいもあるけど、
間とか、言葉とか、鼻の穴の膨らみ方とか。
古典落語というより、もっと、一人芝居に近いのかな。
言葉以外で魅せる部分が多い。

小痴楽さんの「らくだ」
聞きたい聞きたいとずっと思っていてやっと聞けた!
2年前に好きになった時に、
高座で浅草の酔っ払いの話をしていたのですが、
その時の酔っ払いの目のイキ具合が真に迫っており、
彼のらくだを見たいとずっと思っていたのです。

やっぱりよかったー!

足折って樽に詰めるところとか、
本当に骨の音がしそうだったし、
髪の毛剥ぐところも音が聞こえそうだった。
真に迫ってて私はすごくよかったけど、
目を背けそうになったのはたしかだなあ。
それがいいのか悪いのかはわかりません。
今までらくだで怖いと思ったことないのは何故だろう。
屑屋に怖さを感じたことがないのかな。

ま、何はともあれ楽しかったー
4月は小痴楽さんの独演会もあるぞー
一之輔、白酒、喬太郎や小三治も見るよー。楽しみ。

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