mixiユーザー(id:8426595)

2019年03月25日17:33

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あの「最後の銘器」を…

イイな、イイなぁ〜。
ず〜っと前から、そう思っていた。
だから、いつかは手に入れよう! 
漠然としながらも、そう思い続けてきた。
そう、いつの日にか、きっと…。
ところが…? 
お目当てのそれが、昨年からじゃんじゃんと高騰しているのに気が付く。
某 Auction Site での落札価格は「え〜〜〜っ !?」な高額でのそれが連続しているのだ。
それまでの落札価格と比べたらば、もう倍近い価格という高騰ぶりである。
既に生産・販売は終了しているので良質な中古品を探すしかないのだが、ここに来て急に人気が出てしまったのだろうか…? 
まごまごしてたら、もっと高騰しちゃうのかも…? 
正直、焦った。
お目当てのそれが出品された某 Auction Site には積極的に入札するも、流石に「そこまでは付き合えませんわ」な価格にまで入札が繰り返されるものばかり…。
ん〜。
困った。
 

フォト

そのお目当ての品物が、これっ! 
KENWOOD の “KP-1100” である。
写真は「オーディオ懐古録」さんから拝借したもの。
通信・音響機器 Maker の TRIO が ’83年に発売し、超傑作だった AD Player “KP-880D” での技術を継承する。
‘84年に TRIO から Bland Name を KENWOOD に変更されると、TRIO “KP-880D” は KENWOOD “KP-880D�供� へと名称だけが変わった。
そして翌年の ’85年に発売された事実上「最後の AD Player」が、この KENWOOD “KP-1100” なのである。
’85年と言えば、既に CD が販売されていて AD の需要は急速に縮小していた頃…。
なのでこれが TRIO の普及価格帯で「最後の AD Player」の上位機種になってしまったのだ。
当時の価格は “KP-1100” が ¥99,800 、弟分の “KP-990” は ¥69,800 だった。
たった1年で製造中止になってしまったが、市場からの熱い Love Call に応え…
 “KP-1100” → “KP-9010”
 “KP-990” → “KP-7010” 
…で ’88年に一度は復活するも、これで「本当にお終い」になってしまったのだ。
廉価版の “KP-990” or “KP-7010” もなかなか魅力的なのだが、21世紀の今、あえて手に入れるとあらば上位機種の “KP-1100” or “KP-9010” に限る! 
そんな “KP-1100” や “KP-9010” の中古品の価格が高騰していたのだ。
1年前は「3万円台」だったのが、ここに来て「6〜7万円台」である。
非常に程度が良いものは当時の定価以上、更には強気の「30万円」という品物も某 Auction Site で見掛ける。
おいおい、ヤバイぞ、ヤバイぞ !? 
もう指をくわえている場合ではない! 
本腰で「入手」の行動に出る。
 
某 Auction Site で「6〜7万円台」がもう「当たり前」とあらば…? 
だったら信用できる Audio Shop で同価格帯の中古品を選んだ方が「間違い無し」であろうと思うのである。
私の携帯電話 Career は S.B. なので、通信販売で買い物とあらば ◯mazon でも楽◯でもなく ◯ahoo Shopping である。
上手いことやれば、15% も Point 還元されちゃうからだ。
で、探してみたらば「おぉ !?」だったわさ。
“KP-1100” の中古品が税込み ¥61,600(正確には ¥61,599)を発見! 
写真で見る限りだが、なかなかの上物である。
しかも「6ヶ月間保証」も付いて送料は無料と来たぞ。
よしっ! 
これを「5 が付く日」で Point 還元が 15% になる 03/25(月)に購入しよう! 
…と決めた。
 
決めたのだが、またも気になるのを某 Auction Site で見つけてしまう。
これも写真で見る限りなのだが、なかなか上物の “KP-1100” ではないか。
入札開始価格は ¥1 で始まり、既に「3千円台」の頃だった。
落札価格は税込み扱いなのだが、送料は ¥1,800 かぁ〜。
ん〜、どうしよう〜? 
よしっ! 
これを ¥51,510 で入札してみよう! 
…ということで、その Auction にも入札してしまったのだ。
何故に ¥51,510 なのか…? 
それは上述の Audio Shop での中古品の価格 ¥61,600 から…
 15% Point 還元分を差し引き
 送料の ¥1,800 を差し引き 
…すると ¥51,510 なので、これを上限に自動入札を入れたのである。
まぁ〜、これも間違いなく「6万円以上」での競り合いになるであろうから、私は「残念賞」で終わっちゃうんだろうなぁ〜、きっと…。
その Auction の終了日時は 03/24(日)の 23:00 であった。
20:00 頃から入札額は ¥35,000 以上でじわじわと上昇。
22:30 頃には遂に ¥50,000 を突破! 
あぁ〜、やっぱり「6万円以上」での競り合いになっちゃうんだろうな…。
残り時間は30分、既に私はこの Auction に「諦め Mode」である。
なので私は時刻が 0:00 を過ぎた 03/25(月)とともに上述の Audio Shop での中古品を買うつもりだったのだ。
ところが…? 
あら…? 
あらららら…? 
私が設定した自動入札での上限価格を超える入札が無く、そのまま「はい、終了ぉ〜!」ってことで私が落札してしまったではないか !? 
入札件数は52件、入札回数は190回だったが、何故か上限設定額の ¥51,510 よりも ¥1,000 安いという ¥50,510 で Get It! 
あらま…? 
先日の Auction では、見た目もボロボロの Junky な “KP-9010” だって ¥40,500 で落札されちゃったのにだよ…? 
昨今の “KP-1100” の美品としては「最安値」なんじゃ〜ねぇ〜の、これっ…? 
ん〜。
憶測だが、入札された方々はみんな「6〜7万円台なんて高過ぎる」の諦め Mode で「5万円が上限」だったのであろうか…? 
その気持ち、ん〜、私も痛い程に分かる。
それにしても、まさか +¥510 で私が落としてしまうとは…? 
気持ちは既に「6ヶ月間保証」も付く某 Audio Shop での “KP-1100” を買うつもりだったのに…。
ん〜〜〜。
これって嬉しいんだか、悲しいんだか…? 
その思いは、何とも表現し難い複雑なものであった。
でもまぁ〜、念願の “KP-1100” が我が家にやって来るのだから「これでイイのだ」としておこう。
 

フォト

何故に “KP-1100”(または KP-9010”)がイイのか…? 
その魅力は…
 Tone Arm
 Motor
 Frame 構造 
…の3点がとにかく美点なのである。
先ずは美点その1、 Tone Arm からお浚いしてみよう。
写真は「オーディオの足跡」さんから拝借した TRIO “KP-880D” である。
‘83年に発売された “KP-880D” で初めて採用された DS(Dynamic Stability)Tone Arm が素晴らしい。
なんとこれ、軸受けは Knife Edge という「高級品」ぶりなのである。
 

フォト

写真は「オーディオ懐古録」さんから拝借したもの。
これが TRIO の DS Arm だ。
構造は Trio 独自の 1 Knife, 2 Pivot 方式により、Knife Edge が故の優れた Trace 能力を得たうえで、Knife Edge が故のガタつきを排除にも成功している。
軽量かつ高剛性な Arm との組み合わせで、キレっキレの Pick Up Cartridge も存分に楽しめるという素晴らしい Tone Arm なのである。
“KP-880D”(または “KP-880D�供鼻砲任� Straight Arm を採用していたが、”KP-1100”(または “KP-9010”)では昔ながらの「J字型」に戻る。
超軽量でキレっキレの Straight Arm も魅力的なのだが、これは専用の Head Shell が必要。
専用の Head Shell は新品での入手が不可能に加え、中古品の “KP-880D” には「純正 Shell 無し」なものも多い。
なので汎用性を考えると従来型の「J字」Arm の方が圧倒的に有利、追加 Wait 次第では ortofon の “SPU” だって楽しめちゃう、ということになる。
 

フォト

写真は某 Auction Site から拝借したもの。
“KP-1100”(または “KP-9010”)の Knife Edge 方式の DS Arm がこれだ。
廉価版の “KP-990”(または “KP-7010”)の Arm は外観が DS Arm にそっくりだけれど、Knife Edge ではない HS(High Stability)Arm を搭載する。
なんだけれども、この差はデカいぞ! 
ここは無理をしてでも DS Arm の Model を選ばないと、なっ! 
Knife Edge 方式が故の難しい調整も必要とせず「普通に使えちゃう」という Trio 独自の 1 Knife, 2 Pivot 方式には感銘を覚える私なのである。
その出来の良さから、この DS Arm は「単品販売」する話もあったんだとか…? 
しかし、時代は AD から CD へという流れには逆らえず、この DS Arm の単品販売の話もご破産に至ったらしい。
今となっては本当に残念な話である。
 

フォト

美点、その2。
Motor は TRIO ご自慢の DL(Dynamic Center Lock)Motor を採用していること。
写真は「オーディオの足跡」さんから拝借した “KP-800” だ。
‘82年に発売の TRIO “KP-800” で初採用されたのが DL Motor なのだが、これの技術も凄いぞ! 
 

フォト

写真は「オーディオ懐古録」さんから拝借したもの。
DL Motor の構造である。
Spindle の側面に張られた厚み数 μm という Oil を回転させる。
この流体圧力によって回転する Spindle を絶対中心点に Lock することで、Spindle の側面は軸受けと非接触のまま回転し続けるというのだから、ん〜、よくぞこんなものを考えたもんだ。
残念なことに、私の “KP-700” は DL Motor になる前のもの。
なので尚更に DL Motor には興味津々だったのだ。
更には “KP-1100” は最後の AD Player とあって、その起動 Torque は “KP Series” で最強の 2.0kg・cm を誇る。
ん〜、素晴らしい。
“KP-1100” の DL Motor は強靭な Frame と一体化構造で取り付けられているのも美点なのである。
 

フォト

’79年に、TRIO からの最高級 Model として “KENWOOD” Bland での ”L” Series が発売された。
Amp. も Player も全て “L” から始まる型式で、通常の TRIO 製品とは次元が異なる超高級品。
後の「社名も KENWOOD になった」それとは全く異なる、いや、一緒にして欲しくない程に凄い Bland だったのが当時の “KENWOOD” なのである。
で、その ’79年に発売された AD Player “L-07D” も凄かった。
写真は「オーディオの足跡」さんから拝借したもの。
お値段は ’79年発売の初期型が ¥380,000 で、’82年の後期型は ¥450,000 にも達した。
とにかく、金属の塊! 
高剛性で本体重量は 33kg に加え、振動を吸収させる Insulator の類は一切存在しないという超「力技」系のそれ。
なので、これの性能・能力を Full で発揮させるのが難しい。
我が家のように「2階に Listening Room」という時点で、駄目! 
畳敷きの和室なんぞ、論外! 
とにかく徹底防振させた床が最低条件で、地面から Concrete 基礎を床面の高さまでにして(床とは縁切りで)が理想的という「とんでもねぇーっ!」設計思想の “L-07D” だった。
けれども、その…
 Motor 本体
 Tone Arm Base
 Cabinet の4本足 
…をひとつの Chassis で Mechanical Short させるという構造は AD Player としてある種の理想を形にしたものであり、その音質 Up の効果は素晴らしいものだった。
“L-07D” の SN 比は驚異の 94dB(DIN-B)という「世界最高値」である。
美点、その3。
“KP Series” の最終章を担った “KP-1100” は、この “L-07D” の考えを取り入れたのであった。
 

フォト

美点、その3。
あの “L-07D” の思想を普及価格帯の Model にも取り込んだ、この Unified Al Die Casting Frame の存在だ。
写真は「オーディオ懐古録」さんから拝借したもの。
高剛性の「X字型」Die Casting Frame である。
あの L-07D” と同様に…
 Motor 本体
 Tone Arm Base
 本体の4本足 
…をひとつの Frame で Mechanical Short させるという、この構造! 
木製の Cabinet はなんと Floating Mount なのである。
床(Rack)からの振動はもちろん、本体(Cabinet)が受けた音圧による振動も徹底排除するという、この思想! 
電源周波数で振動してしまう電源 Trans も、Floating Mount された Cabinet 側に搭載するという徹底ぶりである。
仮想敵はやっぱり CD だった? 
CD にも迫る “KP-1100” の SN 比はなんと 90dB(DIN-B)である。
当時の販売価格が ¥99,800 で SN 比が 90dB というのは「何かの間違いだろ?」なくらいに、凄いっ! 
Unified Al Die Casting Frame と DS Arm の組み合わせ、恐るべし…。
ところで木製の Cabinet が Floating Mount されちゃっているってことは…? 
極端な話、その Cabinet が無くても AD の再生は可能ということになる。 
 

フォト

その実証例が、これっ! 
写真は「オーディオみじんこ」さんから拝借したもの。
“KP Series” の Skeleton 仕様である。
まるで外国製の奇抜な Design の AD Player かのよう…? 
この Unified Al Die Casting Frame を搭載した…
 KP-1100 or KP-9010
 KP-990 or KP-7010 
…は、こんな Skeleton 仕様も楽しめる(?)という改造例である。
見た目は面白いのだが、木製の Cabinet を撤去したが故の重量減は当然に音質にも影響するであろう。
なので私は Skeleton 仕様にする予定も構想も無い。
それどころか、もっと本体重量を Up させるにはどうすれば良いのか、そっちの方が気になって仕方がないのである。
 

フォト

写真は「オーディオの足跡」さんから拝借した KENWOOD “KP-9010” である。
この “KP-1100”(または “KP-9010”)は、我が教祖様(Audio 評論家の故・長岡鉄男氏)も大絶賛の AD Player だった。
ただし、教祖様は仰るに「本機の Weak Point は3点ある」と明確なご指摘も…。
それも目の付け所がもう流石なご指摘だったりする。
他の Audio 評論家の全てはゴミな存在と化してしまう、それはもう偉大な存在だった我が教祖様。
“KP-1100” が我が家に届いたらば早速に、教祖様のご指摘を確認し、その Weak Point を補う改造の準備を始めようと思う。
ついでに、電源や Analog Lineの Cable 類も Up Grade で交換したい。
更にはだ。
先日に入手した重量 2.6kg の Turn Table Platter もある。
“KP-1100” も “KP-700” と同じく 1.9kg なのだから、当然に重量級の 2.6kg に交換しちゃうのだよ。
そして Cabinet の重量 Up も、なっ…。
楽しみだなぁ〜。
あぁ〜、早く来い来い、私の ”KP-1100” よ! 

ん〜。
今から30年以上も昔の製品をだよ、Auction で競り合い、嘆き、苦しみ、まさかの落札で歓喜しちゃうというこのアホっぽさったらば、どうよ…? 
30年も前のを、だぞ !? 
アホだ。
いや、アホ過ぎる !? 
でも、アホは楽しいぞ。
“KP-700” より更に、もっと Real な音で、もっと HiFi な音で、とことんどっぷりと Jazz を楽しみたい…。
30年前のものであろうと、我が家の Audio はまだまだ進歩し続けるのである。
 
よしっ! 
これからも大いに働き、大いに遊ぼうぞ!
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