ダン・スバーンとの話、後書き

15日16日は、強行軍でした。「もうプロレスはやめたから使わない」と言ってファンにプレゼントしてしまっていた、ニーブレスを仕事中に電話を入れて、急遽店まで届けてもらうお願いをしながら、スネークピットジャパンの宮戸氏に連絡を入れ、ダン・スバーン技術セミナーへの参加をお願いすると言う行動^^;

14日(木)ダン・スバーンVSミスターデンジャー（ステーキディナー）の企画の時までは、スバーン氏にとって、私は単なる通りすがりの人間だったと思います。

UFC（総合格闘技）NWA（プロレス）のダブル王者になり、幾多の強豪と闘って来たスバーン氏には、私との闘いなど、心の片隅にある小さな記憶だったに違いありません。

私は、格闘技経験（相撲7年空手8年）の中で
「せめて1年間柔道でもやっていれば良かった」
との悔いがありました。しかし、ダン・スバーン技術セミナーに参加出来た事により、少し気持ちが晴れました。

帰りぎわに、宮戸氏から「少しは参考になりましたか？
(^^)」と話しかけられ

「スバーンが言ったじゃないですか、挑戦し続けなければ老人になるだけですよ(^^)」
と答えました。

1日で強くなったとは、全く思いませんが、貴重な1日にはなりました。
これからもこれを機会に、何だかの形でグランドや関節技の練習を続けて行こうと思います。

宮戸氏とは、初対面でどのような方なのか、全く想像が付きませんでしたが、こんな話しやすい方で、しかもこんなに入りやすい格闘技スクールであったと知っていれば、もっと早く行けば良かったと思います。

今回、ダン・スバーン氏と私の関係は、単なる通りすがりではなく、先生と生徒でもあり、友人でもあるような、充分記憶に残る関係になれたと思います。もう既に帰国してしまったようで寂しい気もしますが、また日本に来るような事があれば、会いに行きたいと思います。

私が人生であきらめた事を一つが挙げるならば、ダン・スバーンに、総合ルールで勝つ事は、あきらめました。60歳にしてあの強さ、まだまだ充分怪物でした。

ステロイドを使わなかった、真の最強王者、ダン・スバーンを皆さん忘れないで下さい。