柳亭小痴楽独演会第30回 「ようこそ!こち劇場へ」
行ってきましたー
道楽亭Ryu's bar
全席自由席2000円
大入り満員。
小痴楽さん曰く「店の人が数数えらんないからぎゅうぎゅうになっちゃってごめんなさい」
ということで、会場(バー)に小痴楽さんの着替え場所を作れず椅子を並べたため、
近所の連れ込み宿が楽屋になって「嫌なんすよ、俺」というマクラから
「粗忽長屋」
茶の羽織、ベージュに茶の縞に絣模様の小千谷縮。
昼に2席、この後も深夜寄席1席の忙しい日ですが、表情もはつらつ。
あと「羽団扇」と「宮戸川」をやろうと思ってんですが、何がいいですかね、と募り、こちら。
安心の一席。
「あいつはそういうやつなんでさぁ」
「お前やっちゃったよ」
というセリフが今までよりおもしろい。
大満足
「羽団扇」
正月のネタなんですが、こういう会なんでやらせていただきます、
いつでもできるネタあげてもらえばよかった、などのマクラから。
天狗裁きみたいな。
天狗が出て来て空を泳ぐ。
仲入り
「干物箱」
すでに19:40。20:20までには終わります、と始まりました。
白っぽい長着に落ち着いた青い羽織。
「宮戸川」じゃないじゃーん、若旦那やりたかったのですね。
善さんが退屈だから二階でわちゃわちゃ言ってるところがおもしろい。
善さんの描写が、ちゃきちゃきの下町の太鼓持ち風情で楽しい。
小痴楽さんに合ってる。
楽しく、江戸の気配。
20:10終了
おもしろかった!
落ち着いて、肝が座った安心感があり、活き活きした高座でした。
20代から70代、男性2割女性8割、笑いも各々の間で起こる、いい会でした。
携帯も鳴りません。
最前でメモをとる男性を覗き込んで「何書いてるんですか」と笑いながらいじる。
高座下りた時、男性にいじったことを一言詫びて下がって行きました。
以前ラジオで「携帯とか会話とかガサガサ音とか、俺は気にならない。客が気にするな、俺が笑いにしてやっから」というようなことを言っていた小痴楽さん。
そういうとこ大好きです。
仲入りで、お客と「妾馬持ってないの?」「持っていなんすよねー。やりたいですねー。三三師匠のいいですよね。(妾馬の)前はやりたいんですよね」と会話してました。
前って八五郎出世?
妹を思う気持ちは今の小痴楽さんからは想像できないけど、八五郎は合ってそう。
さて、終わると、「これから深夜寄席なんで、お見送りもせずすみません」
と、キャリーバックを引きながら、着物姿でたったか去ってゆきました。
通りの信号を無視しながら末広亭に急ぐ姿は、小さいけど、存在感がありました。
末広亭の深夜寄席は立ち見もでる盛況だったそう。
まーもちろん波はあるけど、今年は落語に力が入っている(あたりまえか)。
御披露目も楽しみですが、この時期を見ることができるしあわせよ。
がんばれー。
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