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2019年02月24日18:26

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水彩画の魅力・・・

 昨日、栃木県立美術館に、「水彩画の魅力 ターナーから清水登之まで」を
 観に行って来ました。
 基本的に、同館が所蔵している水彩画の展示だったと思います。

 イギリスの画家、ターナーなどをはじめ、
 栃木県所縁の、河野次郎、五百城文哉、吉田博、小杉放菴、石川寒巌、川島理一郎、
 清水登之、川上澄生などの作家の外、
 戦後の水彩画として、草間彌生、篠原道生、小山田二郎などの作品も出ていました。
 これらの多くの画家が、油絵や版画などだけでなく、水彩画を残しているのに驚きました。
 水彩ならばこその雰囲気があった絵も多く、
 油絵のような深みのある絵もあって、良い展覧会だと思いました。

 一番面白いと思ったのが、川島理一郎の絵日記です。
 小さなスケッチブックに文章と絵を描いたものです。
 川島理一郎は、1914年パリで藤田嗣治と共同生活を送っています。
 日記にも藤田の事が出て来て、
 藤田が独特の髪型であるおかっぱ頭にした事も書いてありました。
 髪の毛の大革命をすると言って、それまでの長髪を切ったそうです。
 絵日記には、ビフォーアフターの簡単な絵が描かれていました。
 字が達筆なので、読めない所が多かったですが、面白かったです。
 なお、「川島理一郎 藤田嗣治 画像」で検索すると、
 二人がギリシャ風の衣装を着た写真がご覧になれると思います。
 この格好でパリの街を闊歩して歩いたようです。

 今日は、天皇陛下御在位30年の記念式典が行われ、その実況中継がありました。
 以前日記に書きましたが、
 三浦大知さんの歌う「歌声の響」を聴きたくて、観ていました。
 とても感動的な歌唱だったと思います。
 内堀福島県知事の「国民代表の辞」も良かったと思います。

 今朝、アメリカ生まれの日本文化研究者の
 ドナルド・キーンさんがお亡くなりになったとのニュースがありました。
 96歳だったとの事です。
 2016年9月12日に東京のサントリーホールで行われた、
 ピアニストの中村紘子さんの偲ぶ会で、
 キーンさんが追悼の辞を述べられたのを聞きました。
 舞台に歩いて来るのに手を借りて来るような感じでしたが、
 言葉はしっかりしていました。
 僕は、キーンさんの著作を読んだことがありませんので、
 その内読んでみたいと思いました。


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