北横岳 樹氷散歩

この週末で冬らしい寒さも終わり・・・との予報に居ても立ってもいられなくなり、急遽日帰りで今シーズン最後の冬山に行ってきました。

土曜日は低気圧の通過と冬型で荒れる予報。日曜日はそれが緩む、絶好の樹氷日和です。


北八ヶ岳（ピラタス）ロープウエイに向かう道中も、快晴の空と新雪が乗った山肌が見えます。


ヨーロッパの山小屋風の山麓駅。ロープウエイは40分待ちでした。


数分で標高2200Mの山頂駅。ここは坪庭という溶岩台地があり、夏の遊歩道が賑わいますが、冬は4kmのダウンヒルスキーの出発点。たくさんのボーダーが景色に息を飲んで
いました。


雪はかなり少なめですが、荒れた溶岩の地表は白いベールで覆われています。


15分ほどで遊歩道から外れ、登山道に入ります、


ときおり弱い風が吹きますが、とても穏やかな天気。気温-13度とは思えません。


樹氷で化粧した低木の樹林帯をひとしきり登ると、北横岳ヒュッテに到着です。
今年は薪の不足から休憩受付はしていませんでした。


ランチパックを頬張り、樹林帯の短い急登を進みます。


15分ほどで樹林帯が切れ、青空が拡がります。


あっけなく南峰頂上。少し風があり写真を撮るために二重の手袋を外すと直ぐに手がかじかみます。


やはり前日の季節風が樹氷を成長させていました。バックは南八ヶ岳。


登ってきた道はこのように見えます。ロープウエイで直ぐなのになかなか高度感あります。


北峰への道。そのまま天国に続いているようです。（個人的な感覚）


北横岳北峰。蓼科山、浅間山、北アルプス方面も見事に見晴らせます。


風の弱い岩陰に座り、ゆっくりランチ。チョコパン大好きです。


長居した頂上からヒュッテまで戻り七ツ池に向かいます。森が美しい。


七ツ池といっても当然凍って雪が積もっているので普通の雪原。雰囲気はあります。夏に来てみたいです。


再び森を下り、


坪庭の遊歩道を通り、


15時10分の(下りはガラガラの)ロープウエイで下山。


窓からも南八ヶ岳。ちゃんと計画、装備をして行ってみたいです。


恒例のソフトクリーム（コケモモ味）


帰りの道中もよく見えました。


双葉サービスエリアからは夕焼けの富士山。いつもと反対側からの眺めです。

日程的にはキツかったですが、快適な八ヶ岳ブルーを満喫できて満足でした。
温暖化であと10年程で八ヶ岳での樹氷は難しくなるとの話もあり来年もきちんと準備して行こうと強く思いました。