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2019年02月10日18:52

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別府大分毎日マラソン大会2019

別府大分毎日マラソン大会から1週間が経ちました。

2年前、初めてこのレースに出走した際、他の大会と明らかに一線を画するシリアスな競技会の雰囲気に身が引き締まったことが鮮明に思い出され、変わらぬハイクオリティな大会でした。

今回も船で前日朝に現地入りし、別府市内をぶらつきながら公共の銭湯や関サバ定食を楽しみ、午後から受付会場へ。シンプルかつ暖かなおもてなし、集まったランナー達の仕上げてきた感、やはりいい大会です。

宿泊は大分駅から徒歩10分ほどのスーパー銭湯に付属の宿泊部屋。ま、これはこれで快適でした。宿泊者専用のゴロ寝スペースもあるし、置いてある大量の漫画も読み放題。朝風呂も起きてすぐ入れるし、朝食バイキングも満足。これで1泊3000円なんですから。
日曜、レース当日。この大会は他の大会と違い昼の12時スタートなので朝はゆったり準備できます。余裕を持って会場行きのシャトルバスに乗り込みます。

風よけ付きテント内のストーブ近くに陣取り、粛々と走る準備をし、外に出てカテゴリー3までの選手専用のアップコースで軽く流します。ふと見ると招待選手のアフリカ勢5〜6人が固まってアップ走をしている。バネのあるフォームで、アップなのに速い。そして小顔で手足が細く長い。アジア人とは大きく違う体つきに感心させられました。

スタート時間が近づき、選手集合場所に向かう途中、ん?どこかで見た顔が。BS日テレの番組「サブ4」でコーチとして出演されている片岡純子さんがカメラなしの一般選手としてエントリーされていました。思わず声をかけ、握手をしていただきました。感激。

12時。余計なセレモニーも何もなし。号砲一発でスタート。持ちタイム順で整列しているため、周りもほぼ同じ走力の持ち主のため、集団走が延々と続きます。でも私はスピードのないランナーなので前半飛ばして貯金を作れるタイプではなく、どんどん抜かされていきます。2年前のこのレースではペースが上げられず前半からとても苦しみましたが、今回も少し似たような感じでした。なんというか呼吸が苦しい。自己ベストの大阪マラソンの時はハイペースでも落ち着いたレースができましたが、今回はその出来ではないようでした。残念ですが序盤の段階で自己ベストは頭から除外しました。

呼吸の苦しみに加え、脚の重さも積み上がり、距離を踏むごとに苦しみのレベルが上昇し、中盤以降は極限に近い精神修行モードに突入。口を開けて喘いで喘いで、視野も狭く、記憶も断片的になりました。それでも頑張り続けられたのはここが別府だから。2年前のこの大会でサブスリーに僅か15秒届かなかった悔しさが今日までずっと心に引っかかっていたから。辛くても絶対に自分に負けず、正真正銘のサブスリーをする。それだけが原動力でした。

グロス2時間57分35秒

前走の加古川マラソンを僅か2秒上回り、サードベストで完走。
本当に辛いレースでしたが、ゴールした後にはその苦しみも激しさも、心静かに思い返されるのは不思議なものです。

帰りの船に乗る前に、2年前にも寄った小さな銭湯に今回も寄り、他に客のいない独り占め状態で源泉かけ流しの天然の熱い熱い温泉に浸かりました。真の極楽とは正にこの瞬間かと。
帰りの船の中の食堂で久々のビールを流し込むと、缶ビール1本でもう酔ってきました。

来年の別府も既に持ちタイムから権利は得ており、大阪マラソンの自己ベストタイムを使えば、来年は1つ上のカテゴリー2から出走できます。でもこの大会はそのカテゴリーに見合った実力を備えて出走することが礼儀かとも思えます。来年の今頃、自己ベストタイムに匹敵できる状態を作り上げれるよう、また精進したいものです。
ケガしませんように。

次走は2月24日、姫路城マラソンで今シーズンを締めます。

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