１　夜の河川敷(5)

気づいてほしいと思うようになってくると，若干人通りのあるところに行ったこともあります。
そこは線路沿いの道でした。たまに自転車が通るくらいの道です。
そんな道をＴシャツ姿で歩きました。結構暗いところなので，すんなり歩き続けられました。でもこれくらいが限度ですね。
そうしたところ，後ろから自転車が２台近づいてきました。声からすると若い女性のようです。
急にドキドキしだします。
近づいてくる。
２台の自転車の女性は，追い越しざまに「露出」と声に出していました。
気づかれてしまった(・・?
ちょっとお尻が見えていたのかな。
気づかれたと思い，近くに置いておいた車に乗り込み，車を発車させます。
そうしたところ，その自転車２台は，Ｕターンし，こちらに向かってくるではないですか。
確かめてきたのか，それとも……。
車に乗っていたので，さすがにもう気づかれませんでした。
あそこでもうしばらく歩いていたら，自転車の女性と鉢合わせになっていたでしょう。
その時何が起きたのか。妄想が膨らみます。
何のために戻ってきたのでしょうね。
比較的近くにラブホがあるので，そういうところに移動してじっくり見てほしかったです。どんな恥ずかしい事でもしたと思いますし，何されてもよかったです……（恥。