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2019年01月30日10:29

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『ヒトラーと戦った22日間』感想

〜第2次世界大戦下にナチスが建設したアウシュビッツと並ぶ絶滅収容所ソビボルで起こった脱出劇を、実話をベースに描いたドラマ。国籍、貧富などは関係なく、ユダヤ人たちがガス室で大量殺りくされていったソビボル絶滅収容所。からくも存命しているユダヤ人たちの間では、密かに脱走を計画するグループがあったが、彼らにはその計画を牽引するためのリーダーが存在しなかった。そんな中、1943年9月、ソ連の軍人アレクサンドル・ペチェルスキーが収容者としてソビボルに送り込まれる。ペチェルスキーの統率能力とカリスマ性によって、収容者全員脱出を目指す壮大な反乱計画が本格的に動き出す〜 <映画.comさんより>

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原題は、舞台となるその収容所の名前のソビボル『Sobibor』
それが、邦題・・・どうして、こうなった〜?ヒトラーも出てこないのに・・・。

職がある者は生き延びれるが、そうでない者は・・・。

前半は音も少なく、かなり静か。
ナチス将校たちによるいくつもの残酷な虐待が積み重ねられてゆく。
実話を基にしているとはいえ、本当に、凄まじい限り。
まだ頬肉がついている顔の一部から、カフスボタンのための金歯を取れって・・・。

中盤の宴から、将校たちの残虐性が異様化して加速する。
人間を家畜のように扱う、その卑劣さよ。
人間が、同じ人間によくこんな仕打ちをできると、その凄まじさに目を覆いたくなる。
撮影しながら、監督やスタッフも辛かったのでは?

何度も出てくる、夜と夜明けの収容所の風景。その青白き光の無慈悲な冷たさよ。

エンドクレジットによると、400人が脱出できたということだが、その後の物語が辛すぎる。
こんな歴史があったとは。辛かったけど、観れてよかったの3.5☆
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