Fate Heaven's Feel II･蜘蛛の巣を払う女･メイドインアビス前編観てきたよ

■劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel II. lost butterfly
あー重い。重たいなあ。どんどん自我と肉体を侵食される桜。正義の味方を諦めて、桜の味方になることを決意する士郎。士郎にロー・アイアスを見せて散るアーチャー。2020年春に完結編だそうです。ライダーに『俺がお前を勝たせてやる』という胸熱シーンに期待。

■蜘蛛の巣を払う女
原題はThe Girl in the Spider's Web。邦題を付けたのは早川書房の編集か訳者か、なんですが。原題通りなら蜘蛛の巣の中の女、もしくは蜘蛛の巣に捕らわれた女、ですよね？　これは主人公リスベットと、ラスボスである双子の妹にして犯罪組織Spiderの首領であるカミラの二人を表すダブルミーニングだと思うのですよ。どうして意味を変えたんだろう？　映画そのものは凄く面白かったです。ネタバレしますけど……


















最後に逆転劇をする時の完全狙撃システムが凄かった！　敵のアジト（古城みたいなとこ）に潜入して、リスベットが最初にやるのはハッキング。どうも警備カメラ、モーションセンサー、サーモセンサーなんかの情報を盗み出したらしい。リスベットの探索とともにだんだん進捗を示す%が増えてくのですが、観客には何のことかわからない。リスベットが敵に捕らわれて絶体絶命のピンチになったところで、進捗100%に。そして始まる反撃！　%の表示はアジト内のスキャニングとリアルタイム3Dモデルの構築を表していたようで、指揮車輌内のモニタではアジトの立体マップと敵影が表示されていて。ターゲットを指示すると、屋外の狙撃手のARグラスにターゲットマーカーが転送。アジト外壁に重ねて投影されたポイントに向けて狙撃すると、アジト内のターゲットが次々銃弾の餌食に！　すごい！　格好良い！！　殺せ殺せ殺せ！！！　ストーリーそのものは単純で、裏切り者が誰かってのも割とすぐに分かってしまうんですが、アクションが楽しめたので十分面白かったです。おすすめ。

■劇場版総集編 【前編】メイドインアビス　旅立ちの夜明け
メイドがダンジョン探索するようなアニメかと思ってたんですよ……。でも違ったようで、幼女？（に見えるが12歳らしい）の主人公と、ロボット？ぽい少年の二人組が、危険な穴＜アビス＞を降りる話でした。可愛らしい絵柄に反して、世界観は非常に厳しい、ハードコアな物語。どうも評判が良いらしいと総集編を見てみたのですが、なかなか良いですね。どういう結末を迎えるかは全く予想できないのですが。今週末から後編がやるらしいので、終映前に観ておかないと。1月後半から大分観たい映画が立て込むんですよ。


予告編でシティーハンターの長尺版がやってました。キャッツアイが出てきてびっくりです。三女と槇村香はキャラデザ被ってる気がするが大丈夫か？　スパイダーバースの長尺版予告もかかってて、いきなり甲高いボーカルで始まって、これ『凛として時雨』じゃねえかとびっくり。なぜか音響監督の岩浪美和の名がでかでかと出てきて、公式からして吹替押しの様子です。マイルズが小野賢章、ピーターが宮野真守、グウェンが悠木碧とのことで、こりゃあ吹替を観るしかないかなあ。今週末から『マスカレードホテル』『バジュランギおじさんと、小さな迷子』『ミスター・ガラス』『サスペリア』『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」』『あした世界が終わるとしても』『十二人の死にたい子どもたち』と観たい映画が次々かかるので、忙しくなりそう。