mixiユーザー(id:13658569)

2019年01月09日19:59

111 view

2018年度 My Best 5 Album。

本当は昨年末に記しておこうと思ってましたが、何かと機を逸しましたので・・。
2018年度リリースの、個人的によく聴いた洋楽作品(アルバム)のBest 5。

厳密には、広いジャンルまで網羅すべくもう少し増えるんでありますが、
主としてPOPS/AOR方面が中心となっています。

No.5 「Love Inside」by Lindsey Webster
フォト

“レイラ・ハサウェイ+SADE÷2+白人フレイバー”なNY生まれの彼女による、
通算4枚目の作品。過去3作品のスロウな傾向をベースに、
ミディアム〜アッパーなナンバーを織り交ぜ、指向性がぐんと広がった好作品。
都会的なアーバンテイストとほんのりジャジーな趣き。
スムースジャズチャートでも記録を塗り替えるほど本国では人気の彼女、
この傾向は日本でも本来はウケるはずなんですが・・

アルバム中最も聴いたナンバー、「A Love Before」


No.4 「Criterion of the Senses」by Ed Motta
フォト

ブラジル発“AORカマー”としてすっかり板についたエヂ・モッタさんの、
通算9枚目(多分)のアルバム。前作では、AOR路線から少しジャジーなテイストを
やや強めにした感がありますが、本作品では再びAOR路線へ。
それもWestcoastのサンシャイン風味ではなく“スティーリーダン”の、
東海岸/プログレロックの指向性を軸に、持ち前のソウル風味と絶妙にブレンド。
その意味ではアーティスティック・・とも言えるものの、では難解かというと
決してそうじゃく、都会的なフレーバーがふんだんに散りばめられていて、
キレのあるサウンドはドライヴナンバーとしても最適。

この中から、まさしく痛快なクルージングナンバー「Your Satisfaction Is Mine」。


No.3 「On the Verge」by Jay Soto
フォト

スムースジャズ界のギタリストである彼が、自身に拠る歌モノを中心にしたアルバム。
こんなに歌える・・というより、今時のアメリカンシーンでこんなにもモロに
“かつてのAOR色全面”で勝負するとは・・な印象で、これほどまで爽やかな
AOR風味のボイスを聞かせられる人とは思いもしませんでした。
全編がWest Coastの潮風ムンムンで、本職のギターインストも少々あり、
春から夏場にかけてヘビロテ気味でありました。

ビーチに吹き渡る風の如き心地よさ満載、ゆったりめなアルバムタイトルチューン
「On the Verge」。


No.2 「AM Waves」by YOUNG GUN SILVER FOX
フォト

英国のソウル/ロックバンド“Mamas Gun”のフロントマンAndy Plattsと、
ソングライターのShawn Leeの二人が組んだユニットで、彼らが陶酔してきた
“イーグルスライクな”West Coastサウンドを現代にて本気で体現する彼ら。
1作目で既に話題となってましたが、更に輪をかけたのが昨年出された2作目。
AOR系ファンの多い日本をはじめ、英国や欧州方面で結構な話題作となった感が
あります。爽やかさと軽快さ溢れる本作、こちらも春から夏にかけて随分お世話に。

この中から「Kingston Boogie」を。


No.1 「Breakfast In Paris」 by Urs Wiesendanger
フォト

“欧州のジョージ・デュークorデビッド・フォスター”の異名を取るまでに至った、
コンポーザー/プロデューサー/シンガー/プレイヤーのマルチアーティスト。
企画物など含めると実際には何枚リリースしてるか不明な所もありますが、
フルアルバムとしてはおそらく5枚目か6枚目となる本作、今まで以上に洗練され、
サウンドの作りも一層完璧。ボーカリストにはゲストを配しつつ自身もマイクを。
インストナンバーも少々でバラエティに富んだナイスアルバム。
この手の総合的な作りは日本でも絶対ウケるはずと思うんですが、
正規のルートは未だ米国方面ばかりゆえ、中々ポピュラーになり難く、
実に勿体無いとしか言い様がありません。

未だにクルマのMP3ポッドのメーンを占めている、本年度ベスト1であります。
この中から、同レーベルで彼が重宝している“Thierry Condor”がマイクを握る、
まさにWest Coast風味満載のドライヴチューン「Driving To L.A.」を。


以上、絞りに絞ってな感じですが、EPものやコンピものなど、単曲まで含めると
日本で言うAORテイストの楽曲、昨年は近年最も豊作ではなかったかと思うほど
楽曲に恵まれた年だったように感じます。また他にジャズ系やソウル系、
クラブソウル/ジャズ系など、全体的に良作が多かったようにも思います。

年末年始は、毎年概ねリリースの量がややおとなしめとなる傾向があるので、
その分早くも飢餓状態にある昨今ですが、気になる新作情報が幾つか飛び込んでますし、
ヨーロッパを中心にワールドワイドの市場に引き続き目を向けていきたいであります。。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する