エイリアン：コヴェナントの感想

2018年09月02日のツイート

最近エイリアンコヴェナントを観たのだけど面白かったー。プロメテウスはイマイチだったけどコヴェナントは当たりだ。コヴェナントは単純にプロメテウスの改良版って感じだった。まあ悪趣味な映画なのだけどね。でもエイリアンってこうでしょって感じでマル。設定なんかはけっこうどうでもいいし。

狂気のアンドロイド・デヴィッドのアンチヒーローとしての点数がすごく高い。エイリアン史上最凶レベルの異常性と狡猾さ、胸糞悪さがあって、悔しいけれどそこが魅力的でカッコいいっていう。まあ結局のところホラーなんで。ジェイソンみたいな凶悪なキャラがいるとやっぱり面白い、ということだろう。

あとやっぱり、あのエイリアンがとうとう出てきたのはデカイ。卵とフェイスハガーもね。ギーガーがデザインしたエイリアンは本当にカッコいい。今回のも細部は違うみたいだけど（種類自体も違う、プロトタイプ）、まあ「あの」エイリアン。やっぱりこいつが出なきゃエイリアンの映画じゃないでしょと。

※ネタバレ注意　…で、エイリアンをデザインしたのはギーガーなのだけど、映画の中でエイリアンを作ったのはデヴィッド。つまりデヴィッドはギーガーみたいな趣味を持ってる、ってことなのが面白い。デビッド作のデザイン画とか造形物とか、すげー気持ち悪くてなんというか納得させられて面白かった。

ただアクションシーンなんかは例えばキャメロンとかには及ばなくて、そこはただ真顔で見てた。設定とかもうどうでもいいでしょ。悪のアンドロイドとエイリアンが襲ってきて怖い、ただそういう話として楽しめれば。とにかくホラー的な所は本当に嫌な感じで（ホラーな訳だからいい意味で）よかったです。