旅人のたしなみのお話。

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「旅人」なら 帽子くらいは嗜んでほいたほうがいい
長い旅には いろいろなことがあるのだから
冷たい雨風や焼ける太陽 そして時には周囲の視線
帽子は その辺りのものからなら 大概守ってくれますから
（きゆづきさとこ「棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜」２巻50頁）
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私自身は、お世辞にも「旅人」とはいえない。
ねぐらを持ち、定職を持ち、それらに縛られている土着民だ。
それでもたまには、列車に乗って出かけたりもする。
それで、帽子くらいは嗜んでおいたほうがいいかな、と思うようになった。

さすがに、クロちゃ（「棺担ぎのクロ。」の主人公）のような、大きなシルクハットを被るわけにはいかない。
それで、まずはネット通販で、列車旅にでるのに良さそうな帽子を見つくろってみた。
ザ・ノース・フェイスの、ゴアテックストレッカーハット。
http://www.astyle.jp/disp/CSfGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=348620&rtoid=top_detail
今年の夏は、これを被って、列車旅に出かけた。

で、このトレッカーハット。
悪くはないんだけど、ちょっとしっくりこないような気もする。
でも、そのうち慣れるのかもしれない、とか思っていた。

11月に奥多摩の御岳山に行ったとき。
武蔵御嶽神社前の土産物商店街で、似たような感じのサファリハットを見つけた。
こちらは、あごひもがついている。
即、購入。
先に買ったトレッカーハットでちょっと不満だったのが、強い風に飛ばされかねないということ。
その点、あごひもがついていれば安心なので。

でも、今度のサファリハットは。
もうちょっと、つばが小さいもののほうがありがたいんだけどな。

そんなことを思っていて、それで今月に入ってから、ボーナスも出たことだし、ふたたびネット通販サイトを漁ってみた。
それで、買ってみたのが、全日空オリジナルのワンポイントハット。
http://www.astyle.jp/disp/CSfGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=314895&SACRL3=1546226983176
多分これは、いわゆるバケットハットだと思うんだけど、違うかな。
こちらもトレッカーハットと同様、あごひもはついていない。
けれど、わりとしっかりした被り心地なので、落下防止ストラップと相まって、少々の風なら大丈夫なような気がする。

来年は、これらトレッカーハット・サファリハット・ワンポイントハットを比べながら、少しは帽子の嗜みを会得したいものだけど、どうなるだろうか。
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このあたりで、今年のこの日記の締めくくりのご挨拶を。
この日記を読んでいただいた皆さま。
今年もこのくだらない駄文におつきあいいただきまして、ありがとうございました。
もしよろしければ、来年もおつきあいいただけますよう、よろしくお願いいたします。

皆さまの来年が、今年よりも良い年でありますように。
皆さまの明日が、今日よりも良い日でありますように。
「来年は今年より、少し良い」「明日は今日より、少し良い」
そう言えるものでありますように。

皆さま、良いお年をお迎えください。