mixiユーザー(id:21183267)

2018年12月26日00:31

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問題は経済

国家の社会構造や国民の「考え方」、
さらには歴史の流れに影響を与えるものとしては、

「経済」以外にも「文化・伝統」
「国土的条件」「地政学的条件」など
複数の要因が存在しています。

例えば、日本が皇統を維持してきた理由が
「経済」であると言われても、無理があります。

皇統は、日本国の伝統です。

伝統とは、様々な「ルート」の中
で最も優位性があったからこそ、
長期に渡り維持されてきたと理解できます。

皇統や皇室が
「伝統」として相応しくなかったならば、
二千年を超す長期間、継続するはずがないのです。

というわけで、
唯物史観は「完全には正しくない」のは確実ですが、
現在の日本国民の「投資意欲減退」については、
相当に当てはまるように思われます。


97年の橋本緊縮財政で
日本経済がデフレ化し、
国民の貧困化が始まりました。

結果的に、
日本人は政治家を含めて
「カネ、カネ、カネ」となってしまいます。

デフレ期には物価が下がり、
逆に「カネ」の価値が上がっていく。

さらに、需要不足で、
その肝心の「カネ」を稼げない。
「カネ」が貴重化していくわけです。

別に日本人に限らず、
デフレ期の人々は
「カネ、カネ、カネ」になるのです。

現在の日本人のカネ至上主義は、
まさに唯物史観により説明できます。

経済が「需要<供給能力(マルクスの言う生産諸力)」
の状況になり、物価と所得が縮小していくからこそ、

日本人の「思想」において
「カネ」が中心を占めるようになってしまったのです。

そして、カネ至上主義は
「未来への投資」を妨害します。

「日本国家の未来を考えるなれば」、
リニア新幹線は早期に
大阪まで開通させなければなりません。


「日本国家の未来を考えるならば」、
国際リニアコライダーは
北上に建設しなければなりません。

無論、リニア新幹線大阪延伸や
ILC建設には「カネ」がかかります。
だから、何だというのでしょう。

「日本国家の未来を考えるならば」、
精々が数兆円の「カネ」など、
少なくとも国家としては惜しむべきではないでしょう。

といった真っ当な考え方を妨害するのが、
日本に蔓延した「カネ至上主義」なのでございます。

経済がデフレーションに陥り、
国民にカネ至上主義が蔓延った結果、

リニア新幹線は大阪に延伸されず、
ILCは辞退。日本国は加速的に衰退していく。

逆に言えば、
デフレから脱却しさえすれば、
日本国民の考え方も変わり、
未来のための投資も増えるでしょう。

とにもかくにも、経済なのですよ、問題は。
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