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2018年12月24日22:44

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中世佐竹氏の城

22日、常陸太田市で常陸佐竹研究会主催の常陸太田城のシンポジウムに参加してきました。中世佐竹氏についての基調講演、茨城城郭研究会の余湖さんによる中世常陸太田城の復元についての説明など目からウロコのお話ばかりで大変有意義な時間を過ごすことができました。

翌23日は茨城の城跡巡りを予定していたので、シンポジウムの資料で紹介されていた馬坂城、久米城、山入城の3城を巡った。
3城とも大変興味深いところであったが、特に金砂郷の「久米城」は南城、東城、西城、北の出城から成る南北約700m、東西約300mの大城郭でとても素晴らしいところでした。
城の中心は根小屋地区の位置から東城と思われるが、西城も一つの城として成り立つ規模と構造を備えている。
圧巻だったのは西城と東城の間にある「V字谷」で、自然にできた谷はほぼ垂直に切り立っており、谷に沿って登ってくるであろう敵を想定し途中に高さ数メートルの滝のような段差が数段造られていた。
こうして自然の地形を巧みに取り込んだ「久米城」は山城好きの方には是非お勧めしたいお城である。

地元の方々が全城域の樹木の伐採、見学通路の敷設、案内板の設置など、その全容を余すことなく見て取れるように整備してくれており、後世に地元の歴史遺産を残そうとしているその熱意には本当に頭が下がる思いである。

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