自分の土地は、間違いなくいい所で最高の条件であると自負する売主
確かに近くで造成をしていたが、そこは市街化区域で、この査定依頼の場所は調整区域で団地ではない
通常調整区域で団地ではない場所となれば、評価としては低いものである。
街並みやきれいに区画された地形、融雪装置の完備などいろんな条件が揃い付加価値が高いのだ
それを主観で、地形も若干変形で田んぼを埋め立てたこの土地は最高な場所とか、あの造成地であの価格帯だから、自分の隣の土地はこの価格設定であれば安いし売れない方がおかしと言うのである
全くもって常識論が通じない売主
降りると言いたかったが、この1件も課金されている事もあり、とりあえずはHPにのせて公開する事にした。
同時に他の不動産業者にも依頼し、一般媒介として販売する事になった。
公開して20日ぐらい過ぎた頃にあるメーカーから問い合わせがあった。
同じ会社の別の営業マンを通じて申込みが入ったのであった
正直、嬉しい気持ちと最終的に自分があの売主の担当をしなければならないのかといった複雑な思いもあった
買主の情報としては、その土地の近くに住んでいて、うちの会社で販売していた造成地は買主が希望していたものよりも敷地面積が小さく高かったこともあり断念していたが、住宅メーカーを通じてこの物件を紹介してもらい興味を持ったとの事であった。
他社にもお願いしている物件という事もあり、急いで売主に申込みが入ったことを伝えた。
すると、他の会社からも問い合わせがあるから急がないと、そちらの方で決めるかもしれないと言うのだ。
通常であれば、申込書が手元になくても明確な意思があれば、申し込みの優先順位は1番となるはずである
ただ、売主の性格上そうはいかないのかもと思い、申込書を書いてほしいと急がせた
そして、申込書を書いてもらったので、優先権がこちらにある事の確認と申込書を持参する旨を伝えたのであった。
申込書を持っていくと、意外な事に売主は買主の事を知っていたのであった。。。
-to be continued-
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