mixiユーザー(id:21183267)

2018年12月12日23:55

125 view

水を売り飛ばした日本政府

水を売った日本政府

水道民営化は、途上国においても、
先進国においても「猛威」を振るった
悪名高きレント・シーキングです。

最も有名な例が、
ボリビアのコチャバンバ市で起きた「水戦争」です。

1999年、世界銀行はボリビア政府に対し、
第三の都市であるコチャバン市における
水道民営化を強制しました。

水道民営化を押し付ける際のレトリックは
、実は現在の日本政府と同じです。

水道民営化に際し、
多国間債務の免除を条件に付けたのです。

現在の日本政府は、
水道民営化を決断した自治体に対し、
負債の繰り上げ返済時に、

本来は支払いを求められる利息を
返済済み分を除いて全額免除できるものとしています。

つまりは、債務を「餌」に
自治体に民営化を迫っているわけで、
ボリビアのケースと同じです。

さて、ボリビア政府は
公営水道会社を民間企業に改組し、
アメリカのベクテル社の子会社
アグアス・デル・ツナリ社に運営を任せることになります。

ボリビア政府にベクテルを推したのは、
もちろん世界銀行です。

民営化の結果は、悲惨でした。

水道料金は四倍に跳ね上がり、
貧困層は水道料金を払うどころか、
満足な食事もできなくなります。

アグアス社は、支払い不能に陥った世帯に対しては、
容赦なく水の供給を停止。

さらには、管理下においた
井戸水の水の料金まで引き上げたわけですから、
半端ありません。

人間の生命をつなぐ「水」を
民間企業(しかも外資)に握られたコチャバン市民は、
汚染された水しか飲めなくなり、
次々に病死していきます。

ベクテルやアグアスがボリビアで行たことは、
合法的な「大量殺人」なのです。

コチャバン市民は
自らの生命を守るために立ち上がり、
ボリビア政府と対立。

死者までをも出した抗議活動の果てに、
市民は水を取り戻すことに成功します。


とはいえ、アグアス社の負債
(水道配管設備の工事代金など)の返済負担は、
市民に負わされました。

さらに、ボリビア政府は
契約破棄料の2500万ドルの賠償金まで
要求されたのでございます。

水を特定の「誰か」に握られることは、
我々の所得から容赦なく
レント・シーカーに「利益」が支払われる上に、

自分や家族の生命にさえ
危険が及びかねない最悪の政策なのです。

それにも関わらず、
日本政府は「水」を売り飛ばした。

安倍晋三首相は、日本の憲政史上、
最も国民を貧困化させた上に、
最も「売国行為」に手を染めた総理大臣であると断言できます
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年12月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     

最近の日記

もっと見る