2018.11.24 於:みなとみらいホール
(前半)
チャイコフスキー
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調op.35
(ソリストアンコール)
J.S.バッハ
無伴奏ヴァイオリンパルティータ第3番よりジーグ
(後半)
プロコフィエフ
バレエ音楽<ロメオとジュリエット>(ラザレフ抜粋版)
「モンタギュー家とキャピュレット家」
「少女ジュリエット」
「ローレンス神父」
「ダンス」
「別れの朝のロメオとジュリエット」
「情景」
「ジュリエットの墓の前のロメオ」
「アンティーユの娘たちの踊り」
「仮面」
「ティボルトの死」
(オーケストラアンコール)
プロコフィエフ
交響曲第1番「古典」より第3楽章
指揮:アレクサンドル・ラザレフ
ヴァイオリン:小林美樹
コンサートマスター:木野雅之
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
これも少し前ですが、ハロウインも終わり、すっかりクリスマス色に染まったみなとみらいで、ラザレフと小林さんの美しく力強い旋律に酔わせていただきました。
前半のチャイコフスキー。小林さんに寄り添うラザレフとその元で伸び伸び演奏する小林さん。オケも聴かせながらソリストも十分に立たせる心地良い演奏でした。
アンコールのバッハは澄んだヴァイオリンの音がホールの空間に染みわたり、前半ですでに昇天しそうな気分で休憩へ。
後半のプロコフィエフ。ラザレフ真骨頂の繊細でダイナミックな演奏。1曲目からそのダイナミックレンジと美しい演奏に心奪われます。今回はオーボエの杉原さんを久しぶりに見掛けた気がしましたが、彼女の演奏もやはり美しく力強いです。最後は「ティボルトの死」をフルオーケストラにハープ、ピアノを加えた大演奏陣が壮大なクライマックスを演じて終了です。
今回の横浜定期は、コンチェルト、メイン、アンコールを含め非常に完成度の高く、素人目にも、さすがラザレフのロシアものの安定感は半端ないな、と感じています。
次回は第九です。
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