第3四半期の豪GDP、予想以上に伸び鈍化 個人消費低迷
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=5405385
商品貿易が後退して、サービス貿易の成長が著しい時代、GDP統計のベースが、基本的に
激変しているわけで。
商品貿易なら、モノが国外に輸送されるが、サービス貿易では、人が移動してサービスを
享受することになる。
しかし商品の生産に比べて、サービスの消費、消費したサービスの価値は、消費者の主観
に左右され、客観的な生産量としてはとらえがたいモノ。
GDP統計として積み上げることは、不可能に近い。
ただ価格相応の価値のないサービスには、客の方が足を運ばなくなるだけですから。
江戸時代中期、吉宗の改革の頃から、米の生産量の増加が止まり、人口も3000
万人前後で頭打ちになった後、商品生産が台頭し、商人階級の力が急成長しても、
江戸幕府がそれを掌握して、課税対象とすることが出来なかったように、今の日本
経済も明らかにサービス産業、サービス貿易の成長で人手不足経済が進展して
いるにもかかわらず、財務省はモノの生産、モノの貿易、製造業企業のサラリーマン
からの源泉徴収税収に依存し続ける体制から卒業できないで居るわけで。
それが日本の国家財政の赤字累積の根幹なのだろうと思います。
日本が、商品生産に課税する体制を整えたのが明治維新の後であったように、
税体系の根本的な変更には、革命的な政治変動が必要になると言うこと。
既得権集団のトップが、既得権集団そのものを改革することは不可能なのだと
思いますね。
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