mixiユーザー(id:3652909)

2018年12月02日12:09

1114 view

沖縄の方言「めんそーれ」の意味と由来、使い方

http://okivel.com/mensore/

沖縄の方言「めんそーれ」の意味と由来、使い方

沖縄の方言「めんそーれ」の意味は簡単に説明すれば、「いらっしゃい」という意味です。しかし稀に「こんにちは」という挨拶がわりに代用されることもあります。

ただ「いらっしゃい」という言葉は、状況や関係性によって意味が変わる場合がありますよね。

例えば店員が店を訪れたお客に対して使えば、「ようこそ来てくださいました」となりますが、まだお客が店に入る前であれば「入ってきてください」という招き入れる意味となります。

このように「めんそーれ」は「いらっしゃい」と同じように状況によって微妙に意味が異なる言葉です。そこまで厳密な意味を意識しながら使う必要はありませんが、東京や大阪の人が沖縄で沖縄方言を使う場合は、誤った使い方はしないように注意が必要です。

沖縄は日本国内の沖縄県ではありますが、ほんの100数十年前までは琉球王国という別の国だった場所です。地域によっては士族の末裔が多く住む場所もあります。したがって失礼な方言の使い方は失礼にあたる場合があるのです。

「めんそーれ」に限らず、現地の人に対して沖縄方言を使う際はできるだけ正しい意味で使うことを意識しましょう。

沖縄の方言「めんそーれ」の使い方
「めんそーれ」の意味は先ほど紹介した通り「いらっしゃいませ」です。ではこの「めんそーれ」はどのような場面で使えばいいのでしょうか。その一例を以下に紹介します。

自宅に客人を迎え入れる時
昨今では放射能問題などで都会から沖縄に移住する人は珍しくありませんが、沖縄に移住して現地で友人ができる場合がりますよね。

そして関係が親密になると、自宅に招き入れる機会もできるかもしれません。自宅に友人等の客人を招き入れる際に「めんそーれ」は使えます。「ようこそ来てくださいました」という気持ちを沖縄の方言で伝えたい時に使いましょう。

友人とカフェで待ち合わせして先について待っていた時
これは半分冗談のような使い方ですが、友人や知人とカフェで待ち合わせをしたとしましょう。その際、待ち合わせ時刻よりも早く到着する場合がありますよね。

もしこのようなシチュエーションで、後から友人が来たら、最初の第一声は何と声をかけるでしょうか。「久しぶり」、「こんにちは」、「どうも」、など関係性により異なりますが軽い挨拶から会話がはじまりますよね。

使う人は少ないかもしれませんが、「めんそーれ」は軽い挨拶としても使えます。相手と親しい関係であればこのようなシチュエーションの待ち合わせの第一声でも使えます。

沖縄の方言を文化的にも理解する為には沖縄の歴史を学ぶことが欠かせません。琉球王国は薩摩藩に対して年貢を納めるなど、監視下にありながら尚且つ中国(当時の清)にも貢物などを送っていました。

このような状況は見方によっては二重支配といえるものなのかもしれません。しかし明治政府は1872年に琉球王国を琉球藩としました。そしてその7年後には、琉球藩は沖縄県となり、実質的に琉球王国は無くなりました。

最後の国王とその一族は東京に移り、実質的に日本となったのです。しかしながら全ての琉球の人々が日本となることを望んだわけではありません。一部の人は当時の明治政府に対抗する為に清に渡り、救援依頼をしたのです。

そして日清戦争までは実際に沖縄に住む人々は、ここが日本なのだ、というはっきりとした自覚は薄かったともいわれています。何故なら、日清戦争で日本が勝つまでは沖縄は清と日本に分割されるという琉球分割案が存在していたからです。

日清戦争は1894年に起きた戦争ですから、遠く離れた過去の話ではありません。沖縄はこのように、日本となってまだ長い歴史があるわけではありません。その為沖縄には日本人よりも沖縄人というアイデンティティを大切にしている人もいるのです。


9 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年12月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031