今週読んだ本
今週は少ないなぁ。殆ど読んでないや。
・ 「堂島出世物語」(毎日新聞社) 富樫 倫太郎
・ 「森のシェフぶたぶた」 (光文社文庫) 矢崎 在美
・ 「東京異景散歩」 (辰巳出版) 屋敷直子
・ 「チャンネルはそのまま!2〜5」 (小学館) 佐々木 倫子
「堂島ー」は富樫倫太郎の「堂島」シリーズの1冊。大阪米相場の取引でほぼ無一文からのし上がって行く経済(?)小説。花登筺の「どてらいやつ」の浪速ど根性もの。
たまにこういうものを読みたくなる。銀行系の硬い経済小説よりよほど読んでて幸せになる。昭和世代だもんな。
「ぶたぶた」はもう、新しいの見つけ次第読むから。定番の面白さ。
「東京異景散歩」、これは「あれよ星屑」を読んでから興味を持ったんだよな。終戦直後の闇市にある、あの人間の逞しさとゴキブリのような生命力に魅かれて、そんな風景を見たくて探したんだよな。
東京って戦争で滅茶苦茶にやられてホントにまっ平らな土地になってしまったのが良くわかる。何にも無い土地にワラワラと人が湧いて集まって物資と情報が飛び交う場所ができて、すごいよね。
当然、そこには性産業である売春だとか風俗ができてそれには闇の世界が絡んでて。こういうのは面白い。
「チャンネルー」、ずっと読み続けている面白さ。毎日の通勤時間の慰めであり、信号待ちのイライラ解消にコミックを車載しているので。相変わらずの佐々木流ギャグがさく裂していて、ネタとしてもキャッチーだし、取材も丹念にしてあるし、ドラマにしやすい作品だわな。
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