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2018年11月27日23:15

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ミニチュアゲーム日記 Vol.122

11月24日(土)、北千住の足立区生涯学習センターにて開催されたオールドワールドコンベンションに参加。
この日の参加者は、主催のかませやぎさん、Jさん、及び冬寂(拙者)の3名(参加者の名前はTwitterに準拠)。
参加者が奇数になったので、久し振りに多人数用の拡張ルール『謀略大全(Triumph&Treachery)』を使用しての三人打ちを行う。

注意:この日記は、『ウォーハンマー・ファンタジーバトル』という絶版ゲームの対戦レポートです。知識が無い方にとっては非常に理解が困難な内容かと思われますので、ご了承下さい(もっとも、ゲームの知識があっても当事者以外には読みづらいかと思いますが)。

この日の取組:ウォーハンマー・ファンタジーバトル ディーモン・オヴ・ケイオス対ビーストマン対ヴァンパイアカウント(2,000ポイント)

編成:
●ディーモン・オヴ・ケイオス(Jさん)
グレイト・アンクリーン・ワン(ジェネラル、Lv.4ウィザード(ナーグル)、『疫病の瘴気(1・強化系)』『腐敗の刃(2・強化系)』『立ち枯れの呪い(3・強化系)』『華々しき贅肉(5・強化系)』)
ヘラルド・オヴ・ナーグル(Lv.1ウィザード(ナーグル)、『疫魔の風(6・魔力の渦系)』、プレーグベアラー・オヴ・ナーグルに合流)
プレーグベアラー・オヴ・ナーグル
ナーグリング
ビースト・オヴ・ナーグル
プレーグドローン・オヴ・ナーグル

●ビーストマン(かませやぎさん)
ビーストロード(ジェネラル、ベスティゴールに合流)
ウォーゴール(アーミースタンダード・ベアラー、ベスティゴールに合流)
ビュレイシャーマン(Lv.2ウィザード(野生)、『獣の目覚め(2・直接攻撃系)』『獣の絶叫(3・強化系)』)
ゴール・ハード(1)
ゴール・ハード(2)
アンゴール・レイダー(1)
アンゴール・レイダー(2)
ケイオス・ウォーハウンド
ミノタウロス(1)
ミノタウロス(2)
ベスティゴール・ハード
ケイオススポーン(1)
ケイオススポーン(2)

●ヴァンパイアカウント(冬寂)
ヴァンパイア・ロード(ジェネラル、Lv.3ウィザード(吸血鬼)、『ネヘクの祈祷(基本・強化系)』『ヴァンヘルの死舞踏(1・強化系)』『経年の呪い(5・呪い系)』、スケルトン・ウォリアーに合流)
ネクロマンサー(Lv.2ウィザード(吸血鬼)、『ネヘクの祈祷(基本・強化系)』『地獄の活力(2・強化系)』、ナイトメア騎乗)
ワイトキング(グレイヴガードに合流)
スケルトン・ウォリアー
クリプトグール
ダイアウルフ
グレイヴガード
ブラックナイト
ケルン・レイス(一体をトゥーム・バンシーにアップグレード)

ディーモン・オヴ・ケイオスはナーグル編制。数が少ない分、個々のユニットから受ける嫌な感じが実際ヤバイ。特にグレート・アンクリーン・ワン。養殖して経験値稼ぎに使えるどこぞのグレーターデーモンとは訳が違う。
ビーストマンは、軽いのから重いのまで様々で、隙が無い。あと、マジックアイテムの効果で、先日作製された『魔脈の石』が戦場に置かれている。
ヴァンパイアカウントは、キャンペーンでは使わない(使えない)ヴァンパイア・ロードをジェネラルに迎えた上、ネクロマンサーをヒーロー枠に格下げしてワイトキングのマジックアイテムを取り上げて浮いたポイントでケルン・レイスを導入。


シナリオ:1.戦場中央支配
フルルールで『謀略大全』をするのは久し振りなので、解りやすいシナリオにした。
ゲーム終了時の勝利点を競うシナリオで、毎ターンの終了時に戦場の中央に近いユニットのプレイヤーが100勝利点を得る。


作戦:
ユニットとしての【傷】が最も多い、40体編制のスケルトン・ウォリアー(ヴァンパイア・ロード込み)を中央の抑えにして、後は出たとこ勝負。完全な二正面作戦なので、両翼に回した部隊が奮戦して、中央を狙う敵の側背を突ければ吉。さもなくば、死して屍拾う者無し(まあ、既に死んでいるんだが)。


展開
●開始前
『前衛部隊』のルールをもつダイアウルフを動かす…のを忘れる。

フォト

●1-1ターン(ディーモン・オヴ・ケイオス)
ヘラルド・オヴ・ナーグルがビーストマンの陣地を狙って『疫魔の風』を使用するもディスペルされる。
グレイト・アンクリーン・ワンがプレーグドローン・オヴ・ナーグルに『立ち枯れの呪い(※)』を使用して【耐】を+1する。

※:対象が味方ならば【耐】を+D3、敵ならば-D3する。

プレーグドローン・オヴ・ナーグルがブラックナイトに射撃するも戦果無し。

●1-2ターン(ビーストマン)
アンゴール・レイダー(1)が建物を占拠。

アンゴール・レイダー(1)がクリプトグールに射撃するも当たらず。


●1-3ターン(ヴァンパイアカウント)
ブラックナイトがプレーグドローン・オヴ・ナーグルに『突撃』。
グレイヴガードがビースト・オヴ・ナーグルに『突撃』

ネクロマンサーがブラックナイトに使用した『地獄の活力』と、ヴァンパイア・ロードがベスティゴールに使用した『経年の呪い』はどちらもディスペルされる。
ヴァンパイア・ロードがアーケインアイテム『アーカンの書(※)』をグレイヴガードに使用して、ヒットロールの振り直しを与える。

※:バウンドスペル、『ヴァンヘルの死舞踏』が込められている。

ケルン・レイス(のチャンピオンのトゥーム・バンシー)が『亡霊の絶叫(※)』でケイオススポーン(2)に3ダメージを与えて倒す。

※:射撃フェイズに(敵と接触していても)使用可能な特殊能力。2D6+2の結果が対象の【気】を上回った分が直接ダメージになる。

プレーグドローン・オヴ・ナーグルに、ブラックナイトが4点、スケルトン・スティードが1点のダメージを与えて、反撃によるダメージは無し。『不安定化テスト(※)』の失敗により追加で4ダメージを受けたプレーグドローンは全滅。ブラックナイトは『勝者の隊列再編』を実行。
ワイトキングがビースト・オヴ・ナーグルに1ダメージを与え、グレイヴガードの攻撃は防がれる。反撃で3体のグレイヴガードが倒れる。ヴァンパイアカウントが謀略カード『汚い策略』を使用して、戦闘結果に+1するも、『不安定化テスト』は成功。

※:『ディーモンの不安定化』のルールを持つユニットが『戦意喪失テスト』の代わりに行う。成否の判定は『戦意喪失テスト』と同様だが、失敗すると差分が追加ダメージとなる。

1ターン終了時点で、スケルトン・ウォリアーが最も戦場中央に近いので、ヴァンパイアカウントが100勝利点を得る。

この時点の勝利点:
ヴァンパイアカウント 650
ディーモン・オヴ・ケイオス 100
ビーストマン 100

フォト

●2-1ターン(ビーストマン)
ベスティゴールがスケルトン・ウォリアーに『突撃』するも届かず。
ケイオススポーン(1)がケルン・レイスの側面に『突撃』。

ケイオススポーンの攻撃は、『幽体』であるケルン・レイスにダメージを与えられず、反撃は当たらず。『存在のゆらぎ』ルールにより2ダメージを受け、1体のケルン・レイスが消滅。『敗者の隊列再編』に成功して、ケルン・レイスがスポーンに向き直る。

●2-2ターン(ヴァンパイアカウント)
クリプトグールがケイオススポーン(1)の背面に『突撃』。
ダイアウルフがゴール・ハード(1)に『突撃』。

ヴァンパイア・ロードが『ネヘクの祈祷』をブーストさせて使用し(※1)、グレイヴガード3体と、ケルン・レイス(残り【傷】1)を復活させる。
続いて『ヴァンヘルの死舞踏』をブーストさせて使用するもディスペルされる(※2)。
最後にベスティゴールに使用した『経年の呪い』は失敗。

※1:ブーストさせると効果範囲が広がる。
※2:通常は単体のユニットが対象だが、ブーストさせると範囲内の全ユニットが対象になる。

トゥーム・バンシーが『亡霊の絶叫』をケイオススポーン(1)に放つも効果無し。

クリプトグールが3ダメージを与えてケイオススポーン(1)を倒す。クリプトグールは『勝者の隊列再編』を実行。
ダイアウルフの攻撃はゴール・ハード(1)に徹らず、反撃で5体が倒れてダイアウルフ全滅。ゴール・ハード(1)は『勝者の隊列再編』を実行。
ディーモン・オヴ・ケイオスが謀略カード『隠された達成事項(※)』を使用して、銅貨1個(50勝利点)を得る。

※:右(或いは左)に初期配置したプレイヤーが戦闘に勝利した際に使用可能。

●2-3ターン(ディーモン・オヴ・ケイオス)
ビースト・オヴ・ナーグルがグレイヴガードに『突撃』(※)。
ナーグリングもグレイヴガードの側面に『突撃』するも届かず。

※2-2ターンの『接近戦フェイズ』にヴァンパイアカウントがビーストマンを敵として指定したので、ディーモン・オヴ・ケイオスとの交戦状態は解除されている。

ヘラルド・オヴ・ナーグルが『疫魔の風』を使用するも失敗。
グレイト・アンクリーン・ワンがプレーグベアラーに『立ち枯れの呪い』を使用するもディスペルされる。

ビースト・オヴ・ナーグルがグレイヴガードに2ダメージを受け、反撃で3体を倒す。

2ターン終了時点で、スケルトン・ウォリアーが最も戦場中央に近いので、ヴァンパイアカウントが100勝利点を得る。

この時点の勝利点:
ヴァンパイアカウント 900
ビーストマン 250
ディーモン・オヴ・ケイオス 150

フォト

●3-1ターン(ディーモン・オヴ・ケイオス)
ナーグリングがグレイヴガードの側面に『突撃』。

グレイト・アンクリーン・ワンがプレーグベアラーに『立ち枯れの呪い』を使用して【耐】を+1する。

グレイヴガードにナーグリングが2ダメージを受け、同時攻撃によるダメージは無し。また、ビースト・オヴ・ナーグルが1点のダメージを受けて1体が倒れ、反撃で2体を倒す。

●3-2ターン(ビーストマン)
ゴール・ハード(1)がクリプトグールの側面に『突撃』。
ベスティゴールがスケルトン・ウォリアーに『突撃』。
ミノタウロス(1)もスケルトン・ウォリアーに『突撃』するも届かず。

ビュレイシャーマンが『獣の目覚め』を使用するも、ネクロマンサーのアーケインアイテム『解呪の巻物』によりディスペルされる。
続いてウォーゴールに『獣の絶叫』を使用するもディスペルされる。

アンゴール・レイダー(1)がネクロマンサーに射撃を試みるも、ヴァンパイアカウントが謀略カード『賄賂(※)』を使用した事で射撃を封じられる。

※:銅貨1枚(50勝利点)を消費する事で、そのフェイズの間、対象のユニットに射撃をできなくさせる。

ビーストマンが謀略カード『ガス爆弾(※1)』と『後ろを見ろ!(※2)』をスケルトン・ウォリアーに使用。
ヴァンパイア・ロードの攻撃を無傷でやり過ごしたビーストロードは、反撃で3ダメージを与えてヴァンパイア・ロードを倒す。ウォーゴールが2体、ベスティゴールが9体のスケルトンを倒し、5体のベスティゴールが倒れる。『存在のゆらぎ』ルールにより12体のスケルトンが消滅。
ゴール・ハード(1)は2体のクリプトグールを倒し、同時攻撃で1体を倒される。『存在のゆらぎ』ルールにより7体のクリプトグールが消滅。

『灰塵テスト(※3)』に失敗したケルン・レイスは1ダメージを受けて1体が消え、クリプトグールは2体が消える。

※1:対象のユニットは『隊列崩壊』する。
※2:対象のユニットは成功したアーマー・セーヴィングを振り直す。
※3:ヴァンパイアカウント・アーミーは、ジェネラルが戦死した場合、そのラウンドの最後と、それ以降の自軍ターンの開始時に『士気テスト』を行い、失敗すると差分がユニットへのダメージとなる。ただし、『吸血鬼の魔法体系』を使用するネクロマンサーが残っているため、自軍ターン開始時のテストは不要。

●3-3ターン(ヴァンパイアカウント)
ブラックナイトがナーグリングの背面に『突撃』。

ネクロマンサーがグレイヴガードに『地獄の活力』を使用するもディスペルされる。
ビーストマンが使用していた謀略カード『ペテン師の指輪(※)』の効果で『魔力の暴走』が発生。『魔力の暴走チャート』の結果は『魔力逆流』で、ネクロマンサーに1ダメージ(残り【傷】1)。

※:魔法発動判定でゾロ目が出た場合、6以外でも『魔力の暴走』が発生する。ただし、6以外では『抗えぬ大魔力』にはならない。

射撃フェイズの攻撃対象にビーストマンを選択するも、ビーストマンが使用した謀略カード『妄想症』の効果で攻撃対象がディーモン・オヴ・ケイオスになる。で、射撃できる敵ユニットは居ないのでフェイズ終了。

ディーモン・オヴ・ケイオスが謀略カード『吹き込まれた怒り』をビースト・オヴ・ナーグルに使用して【攻】+1、ヴァンパイアカウントが『極秘情報』をグレイヴガードに使用して【接】+1。
ビースト・オヴ・ナーグルに挑まれた(※)『一騎討ち』を受けたワイトキングはダメージを与えられず、反撃で1ダメージを受ける(残り【傷】2)。ブラックナイトとその馬がナーグリングに4点と1点のダメージを与えて1群(?)を倒す。グレイヴガードが更に2点のダメージを与えてもう1群のナーグリングを倒し、ビースト・オヴ・ナーグルに1ダメージを与える。ビースト・オヴ・ナーグルの反撃で4体のグレイヴガードが倒れる。
『不安定化テスト』の失敗により追加で3ダメージを受けたナーグリングと、11ダメージを受けたビースト・オヴ・ナーグルは全滅。

※:『寂しがり屋』のルールにより、『一騎討ち』を受けたり挑んだりできる。

3ターン終了時点で、ベスティゴール・ハードが最も戦場中央に近いので、ビーストマンが100勝利点を得る。

この時点の勝利点:
ヴァンパイアカウント 1,300
ビーストマン 950
ディーモン・オヴ・ケイオス 150

時間の都合上、ここでゲーム終了。
フォト


結果:ヴァンパイアカウントの勝利
序盤で出目が走った事による貯金のおかげで逃げ切った。あまり意図的にやった事ではないのだが、『謀略大全』はどうしても早いターンの内に終わりがちなので、稼ぐだけ稼いでとんずらするのが有効な事が多い。

雑感:
・初期配置の際、大半が『インファントリー』であるビーストマンにはグレイヴガードを、【耐】の高いビースト・オヴ・ナーグルが居るディーモン・オヴ・ケイオスにはクリプトグールを当てるべきであった。この2ユニットの使い分けについては、常に気にしている、はずなのだが…配置をした時の自分に、何を考えていたのか聞いてみたい。

・2-2ターンにクリプトグールが『勝者の隊列再編』をした際、アンゴール・レイダーの隠る建物への突撃を考えるばかりで、ゴール・ハード(1)に側面を晒したのはウカツとしか言い様が無い。斜めを向いて、建物とゴール・ハード(1)を正面に捉えることは可能であった。

・スケルトンは、ヴァンパイア・ロードの合流先としては如何にも力量不足で、少しでも格上の相手と戦うと、池のアヒルみたいに簡単にやられてしまう。かと言って、ヴァンパイアをワイトキングと並んでグレイヴガードに合流しては、戦力が偏りすぎる。それならばいっそグレイヴガードを『攻撃』、スケルトンを『防御』と割り切れれば良いのだが、『大部隊』にする事で戦力は向上していても、スケルトンが相手を選ぶのは変わらない。なかなか楽をさせてくれないアーミーだ。


『謀略大全』は、ターン毎の行動順がランダムになったり、『謀略カード』で色々と悪さができたりと、通常のゲームよりも運絡みの要素が強くなる分、よりボードゲーム的な楽しみ方ができる。
もし、まだウォーハンマー・ファンタジーバトルを遊んでいて、かつ3人以上のプレイヤーが居て、かつ『謀略大全』を持っている方が居れば、是非やってみて欲しいのだが…条件が厳しいなぁ。
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