☆11月３週分（その２）

☆今週の重賞☆
マイルＣＳ＜Ｇ１＞（芝千六）は、春の安田記念の覇者であるモズアスコットはスワンＳで<２>着からの臨戦。断然人気で敗れての<２>着でしたが、着差は僅かにハナで58キロを背負ってのもの。全く悲観するような敗戦ではありません。今の馬場レベルをこなせれば十分勝ち負けになるでしょう。
アエロリットは、今秋復帰緒戦の毎日王冠が強い内容での勝利。牡馬の一線級が相手でも全く引けを取らない力を持っています。こちらも今の馬場レベルに加えて右回りが鍵となりますが、どちらもこなすことが出来るということは過去既に証明しています。
ペルシアンナイトは、昨年のこのレースの覇者。当時はデムーロ騎手の素晴らしい手綱捌きがありましたが、３走前の大阪杯<２>着からも力はやはり上位の存在です。前走の富士Ｓは不利があっての<５>着。今年は未勝利ですが、連覇があっても何も驚けません。
アルアインは、前走の天皇賞（秋）での<４>着は善戦と言える好内容。そして、このマイルに矛先を向けてきました。マイルはデビューからの３戦のみしか経験がありませんが、新味が出れば面白いレースとなるでしょう。
以下、毎日王冠ではメンバー中最速の上がりを使っての0.2秒差・<２>着と上々のスタートを切ったステルヴィオ。骨折で約２年の休養がありながら、前走の富士Ｓで強い内容での重賞２勝目を飾ったロジクライ。中間の頓挫が気になるも、『悪い状態では使わない。使う以上はしっかりし仕上げる。』と陣営がコメントする昨年ハナ差・<２>着のエアスピネスあたりが人気で続きそうです。
ケイアイノーテック、ジュールポレール、ミッキーグローリー、レッドアヴァンセ、ロードクエストあたりの食い込みが叶えば好配当も期待出来ます。

東京スポーツ杯２歳Ｓ＜Ｇ３＞（芝千八）は、デビュー戦でインパクトある勝ち方をした馬が駒を進めてきます。その筆頭がルヴォルグです。走破時計（1.49.5）で１分50秒を切り、なおかつノーステッキで上がり33.6秒をマーク。この２つの数字のバランスが上々のものです。後続に0.7秒と大きな着差が付きましたし、緒戦としては文句ないレース振りでした。楽しみな２走目です。
ダノンラスターは、大逃げの馬がいたものの後続の馬群の中でしっかりと折り合いは付いていました。もっと長い距離が合いそうな印象もありますが、千八あれば十分に対応出来るでしょう。
ホウオウサーベルは、0.6秒差の快勝。走破時計（1.48.4）・上がりタイム（33.8秒）は東京よりも時計が出る夏の新潟でのものですが、それでも前述のルヴォルグに引けを取らないもの。じっくり３ヶ月のレース間隔を取られてどのような成長した姿を見せるのか楽しみです。
そして、野路菊Ｓの上位勢２頭が参戦。
カテドラルは、評判馬の揃った新馬戦を快勝し、前走の野路菊Ｓで断然人気のヴェロックスを撃破して２戦２勝。戦績では札幌２歳Ｓを勝ったニシノデイジーと一歩リードしています。
ヴェロックスは、前述の野路菊Ｓでカテドラルを0.1秒及びませんでしたが、後続には0.5秒差を付けていました。道中のペースが上がってより良さを出しそうなだけに、相手強化のここは楽しみです。まだカテドラルとの勝負付けも済んでいないでしょう。
アガラス、アドマイヤスコール、クリノガウディー、ゴータイミング、ナイママ、ニシノデイジーあたりの食い込みに期待しています。

日曜日京都で40％・日曜日東京の午後に60％の降水確率が出ています。雨の可能性があるだけに、この予報の変化をしっかりと追い掛けていかなければいけません。
最終結論をどうぞお楽しみに！！



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