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2018年11月06日22:41

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ドゥーチュィムニー「[大弦小弦]真っ黒に焼け焦げた壁と周辺に充満した油の臭いが…」

 真っ黒に焼け焦げた壁と周辺に充満した油の臭いが今も忘れられない。13日、沖縄国際大学に普天間飛行場所属のCH53大型輸送ヘリが墜落炎上してから14年がたった。殺気立った米兵に大学関係者ともども現場から締め出され、歯ぎしりしたあの日

▼普天間から派生する被害は年々ひどさを増す。事故を起こそうが抗議を受けようがお構いなしで、昼夜問わず飛び回る

▼この1年だけでも所属機は県内各地でたびたび不時着事故を起こし、昨年10月にはCH53が東村高江の牧草地で炎上。12月には保育園の屋根に部品を、小学校の校庭に窓を相次いで落下させた

▼その解決策が「辺野古移設」だと政府は本気で考えているのか。実現したところで事故は減らない。やりたい放題の訓練に歯止めを掛けない限り、沖縄の空は危険であり続け、誰かが苦しむ構図も続く

▼墜落から14年のこの日、くしくも翁長雄志知事の告別式と重なった。14年前、知事だった稲嶺恵一さん(84)は弔辞で「見えない壁に体当たりし、あなたの命はむしばまれていった」と遺影に語り掛けた

▼知事や県民の行く手を阻む「見えない壁」とは歴史を顧みず、聞く耳を持たず、ひたすら基地を押しつける政府の姿勢のことだ。沖縄からは見えるのに本土では見えない。無関心が「壁」をぶ厚く、強固なものにしている。(磯野直)
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