大きくなり続けるiPhone、

モデルチェンジの度に大画面化し、大きく重く、そして高価になっていくiPhone、

この商品を世に出したのはスティーブ・ジョブズだ、
氏は２０１１年にこの世を去り、今、彼の意向を聞くことはできない、

今、ジョブズがもしアップルに居たならば、どう反応するのだろう、

高性能化、高画質化は間違いない進歩なのだが、
彼がそれを商品の成長として見てくれるだろうか、

日本ではドコモのi-mode、auのEZ-webなどで、
ネットが見れてメールが出来る携帯電話が普及していたが、

世界がそれの利便性を知ったのはiPhoneからだ、

彼がやりたかったのは高性能な次世代機を売り出す事ではなく、
生活を、大きく言えば人生を、変える商品、
仕事を、大きく言えば社会を、変える商品、
今のiPhoneは端末としては成長であり進歩なのは間違いないが、
彼が生きていれば、と想像するのは止めることの出来ない妄想の一つだ、

ふと妄想の中のジョブズがどうするのか、
それをマンガにしたとしよう、

読者の多くが多かれ少なかれジョブズを知っている人たちだ、
織田信長やヒトラー、ナポレオンを描くより、ジョブズを描くのは難しい、

なぜなら当人を知っている人たちに対して演じさせるのだから、
目が肥えている観客と言わざるを得ない、

以前、つぶやきでマンガの登場人物としての天才は、
作者の能力以上の才能を描けないので、洞察力やテストの得点で天才を描こうとする、

だがジョブズが生きていたならば、の漫画にその手法は使えない、

宇宙人や異世界の魔法や技術を出す事も出来ない、
今の時代、存在する技術で彼がどう動くか、
そんなものがわかるのはジョブズ本人しかわからない、
いや本人ですらわからない事かも知れない、

それを漫画家として才があったとしても、
経営者でも技術者でも哲学者でもない人物が描いて、
当人を知っている読者に、ああ、なるほどな、と溜飲を下げさせるのは、
難しいを通り越して無理だと思う、

もし作者にそれが出来るならば、
漫画家になるより先に経営者を目指した方が善いのではないかと思う、

個人的に携帯端末に関しては大画面派だ、
実際使っているのはauのXperia Z Ultraで6.4インチなのでポケットには入らない、
大きすぎる端末だがweb重視であれば使い勝手は良好だと思う、
従ってジョブズの遺作であるiPhone4Sを最上のスマホとは見られない、

しかし世界に対して情報端末と言う概念を発したのは、
iPhoneからだったのだと今更だが実感する、

今、事件や災害があればスマホで撮影された動画がニュースで流れる、
会社の商品説明と言う概念があったHP、
商品の検索発注手段であったインターネットは、
SNSの普及により個人が発信源となった時代を作り出した、

それを情報の混沌と言われるかも知れないが、
政治家でも芸能人でもなく、
作家音楽家などでもない人物が社会に対して発信力を持つのは、
大きな表現で言えば人類史上初めて、と言っていい状況だ、

この時点で既に世界は変わっている、と言える、
ジョブズが描いていた世界はわからないが、
彼の商品を通じて、世界を変えた、
今その変えられた世界で暮らしているので実感がないが、
変えられた世界はこれからも変わり続けていく、

高額な価格設定には寛容さと冷徹さが合わさった人物だったが、
高価で大きく、重くなったiPhoneXR、
現代に蘇ったならば、肥大化した最新機種を放り投げる場面を、
心のどこかで見てみたい心理があるのかも知れない、

現実世界にIFは存在しないが、それゆえに、
彼の行動に納得のできる創作物は出てこないだろうか、
漫画家の範疇を越える才能と能力を求めるが、
そういう作品に遭遇しないか、気長に待つ事にしようと思う。




iPhone XRの増産中止、代わりにiPhone 8／8 Plus？
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=32&from=diary&id=5363729

AppleがFoxconnとPegatronに対し、
iPhone XRの増産を中止するよう要請したことが分かったと日本経済新聞が伝えている。


【その他の画像】


　組立ラインの削減により、Foxconnの生産台数が1日あたり10万台少なくなり、
当初見通しに対し20-25%少ない計算になると業界関係者は話しているそうだ。


　Appleは、旧型のiPhone 8、iPhone 8 Plusの増産を図っているようだ。


[MACお宝鑑定団]