夕張市内の駅などに添付写真のポスターが貼ってありました。
新たに結婚する人に補助金を出すというものです。
ご存知のように夕張市は全国唯一の財政破綻都市で、取材番組を見ると「本当にお金が無い」というのが伝わってきます。
でもこれ以上人の流出を避けるわけにはいかない、ということでの英断と言えるでしょう。
現夕張市長は元々は東京都の職員で、夕張を立て直すために派遣されて来たのですが、ご本人の意思で東京都職員を辞めて夕張に移住して、市長になったという方です。
今の夕張市はかつて炭鉱であれほど栄えたのがウソのように寂れてしまい、全国各地にあるシャッター通りは当たり前、それどころか人のいなくなった商店や住居は雪の重みで屋根が潰されたり倒壊した建物を至るところで見ることが出来ます。
ただかつての反映の名残でシャッターは閉まっていても商店は地方都市としてはかなり多いほうだと思います。
今残っている人の殆どは高齢者ばかり。
しかしバスなどの敬老パスの廃止や割引削減、そして水道料金は確か全国平均の2倍超にも引き上げられて、とても年金だけでは生活出来ないと思います。
特に冬は暖房費が物凄くかかります。
ですから高齢者でも頼る人がいる場合は、親戚や子供が住む札幌市など都会に出て行きます。
これで来春は鉄道も廃止ですから絶望以外に言葉があるのか?と心配になってしまいます。
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