修士課程、正式に終了

昨日、修士論文の正式な結果が届き、卒業が確定した。やらなければならないことはたくさんあるけど、一区切りついて嬉しかった。

　生物観察以外、理系の分野に全く才能がない僕が、Masters of Scienceを保持することは面映いが、ま、コースが医学部系だから。

　今朝、母に電話した。犯罪者支援の心理学を詳しく母に説明する気はないし、彼女も知りたくは無いだろう。でも、母が元気なうちにこのようなことを達成できたことも嬉しい。

　今の日本では、犯罪者の社会復帰を考慮する精神医療については反感を買いこそすれ、理解を得るのは難しいだろう。僕だって、終了したコースを知らなければ、一般カウンセリングへ行っていただろうと思う。犯罪者もネグレクトの被害者でもあるということを説明するのは難しい。でも、彼ら罰するだけでは、何も始まらない。

　母から、「生活、苦しくないの？後悔はしていないんでしょ？」と。フランス行ったりしているし、困窮はしていない。生活の質を下げたというより、負け惜しみでなく、生活のあり方を変えた、と。もちろん、オペラやバレエを以前のように見に行きたい。でも、いまはやりたいことに集中できることを幸せに思う。

　日本に戻ってなんらかの仕事ができるかな、とちょっとリサーチして、筑波大学大学院のカウンセリング修士課程の入学試験問題を見つけた。イギリスでよかった。あのような入試では、絶対に入学は無理だったと確信する。