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2018年10月29日09:05

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「ぼくの名前はズッキーニ」を見ました

「2018年見逃し後追い作品」 その1

クレイアニメーションは大好きなジャンルですし、好きな作品もいっぱいあります。

ウォレスとグルミットはいつも笑わせてくれますし(吹き替えは嫌)、チェコの巨匠イジー・トルンカの「手」と「電子頭脳おばあさん」は先駆的過ぎる大傑作ですし、「ピングー」の面白さは子どもにも伝わる傑作ですし、同じくチェコの巨匠ブジェチスラフ・ポヤルの「ナイトエンジェル」(内緒ですが、You何とかに挙がってます  https://www.youtube.com/watch?v=HGuOiAjzgcE&list=LLTou76XMPCdkot3djva1rog&index=4&t=0s  )は視覚障害の表現としても恐ろしく繊細ですし、もちろん「メアリー&マックス」は大作です。

とくにクレイアニメーションの中でも顔の表情を変えられないのに、受け手には表情が見える瞬間にカタルシスがあると思ってます。


そんなクレイアニメーションの新たな傑作だと聞いていたのですが、劇場に足を運べなかったのと、そろそろ2018年も終わるという事で、年末行事の為に今年も「2018年の見逃し後追い作品」を始めるにあたり、この作品を選んでみました。今年はnetflix加入してしまい、映画館にあまり行けなかったな。


9歳のイカールは母親からズッキーニと呼ばれています。父親は浮気をして家を出てしまい、大変キツイ日常を過ごしていますが、そこに・・・というのが冒頭です。

孤児モノですから、この先どうなるのか?の展開にそれほど驚く新鮮さは無い作品だと思います。が、そこを補って余りあるくらいに繊細な描写、演出が際立ち、さらにキャラクターの立ち方が際立って良い作品でした。


中でも個人的にはシモンというキャラクターにやられてしまいました。物凄くイイです。

私は吹き替えで見たのですが(というかYouTubeだと吹き替えしか売ってない・・・)、それでもなかなか吹き替えは良かったと言っていいと思います。私は麻生久美子に甘くなってしまう部分があって(イイ意味で歳相応の良さがある役者さんだと思うので)、カミーユの大人びた感じが出せてると思いましたし、声では麻生久美子だと分からなかった。あと、やっぱりリリー・フランキーさんは本当に素でいける人なんだなぁ、と改めて感じますね。


クレイアニメーションが好きな方にオススメ致します。
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