mixiユーザー(id:1433863)

2018年10月28日06:50

109 view

安田氏帰国に関して、自己責任論について、

まずは非常に良好な健康状態と対話が可能な精神状態を保った状態で、
凄惨な殺戮を繰り返すテロリストの元に3年以上拉致監禁され帰国できた事は、
人としては喜ぶべき事案だと思うが、
ちまたで言われている日本出国の際とシリア入国の際に、
安田氏自身が主張した自己責任と言う持論、

今、見た目上は健康そうな状態を批判するのは人道に反するかも知れないが、
大手メディアは安田氏が持論として主張した自己責任論を、
無かったことにしようとしているのだろうか、全くインタビューでも追及しようとしない、

個人的な主観になるが、自己責任論とはどうあるべきで、
その範疇は、許される領域条件はどうあるべきか、
やや重い内容だが、日記にしてみようと思います、

そもそも安田氏が出国の際などに主張した自己責任とは、
政府などの制止を振り切り出国した際と、
危険地帯への入国の際発したものだ、

つまりは危険地域に赴くのは自身の選択であり決意ある行動なので、
政府には干渉はされたくない、と言う意志表明だが、
その主張に妥当性正統性をもたせるには何が求められるだろう、

現代の社会は高度にシステム化された社会に暮らしている、
従って個々人が危険な選択をしようとすれば、
それをさせないための抑止力が働く、
自殺願望を主張するとカウンセリングなどを勧められたりするのがそれだ、

つまり危険な選択をさせない為のシステムとなり働いている人物がいる、
それと重要なのが危険な状態になれば、動かねばならない役割の人がいる、

この事は雪山登山でネット上でも説明されているのだが、
登山客が危険な雪山登山を望めば、まずそれに挑めるだけの人物なのか、
経験や装備、過去の経歴から推察されるのは社会常識上当然だと思う、

何故ならもしもの遭難になった場合、救出隊や捜索班が編成され、
救助、捜索に行かねばならない役目を負うひとにとっては、
危険地域へ赴く事を制止するのは、
人命尊重の観点が主だが、自己保身の側面もある、
誰しも無為に自分の身を危険にさらしたくはない、

自己責任論で重要になるのは、2つある、
まずは他者を危険に巻き込まないか?
2つめは他者に被害を与えないか?
この2点が特に重要だ、

翻して言えば、他者を危険に巻き込まず、
他者に被害を与えない条件の下、
自身の責任と判断の上で危険な選択をするのが、
本来あるべき自己責任の論法ではないか、と思う、

ここで問題なのは、危険な選択をするにしても、
許容されている行動ではない、と言う点だ、
何故か?許容するしない、の観点が入れば、
許容した側に、責任が発生しかねないからだ、

つまりは、誰にも許容されず、認められはしないが、
私は行く、もしもの時は助けようとはせず、
探そうともしないで欲しい、という意志と、
その意志以上に重要なのが、
救出を試みる側に、免責が許されるのか、これが重要だ、

ヤクザの組でも怪我人が出れば救急車は馳せ参じる、
それが職務で義務で職責が課せられているからだ、
その職責を免除する制度があるのか?

自己責任論で強行した人物を放置したとして、
動かなかった警察や救急消防自衛隊や日本政府、
それらに対して責任を追及させないだけの強制力を持つほどに、
自己責任を主張するだけで、職責を追及されない制度など存在しない、

風水害が発生して、例えば日本共産党に被害が出、要救護者が居ても、
自衛隊を違憲だと批判する共産党はその思想信条故に、
放置してたとえ死者が出ても、自衛隊などに免責の制度が確立しているならば、
思想信条の領域で自己責任論を主張する事も出来るかも知れない、

自己責任論の空虚なところは、
その人物が主張する意味も意義ももたない事だ、

なぜか?

自己責任論を主張するのは本来赴く人物からではなく、
それを送り出す社会から発せられるべき論だからだ、

自己の判断で危険な選択をする自由があり権利があったとしよう、
その権利を実行するには、第三者がそれに巻き込まれ危険なめに遭わないように、
第三者、ひいては社会であり、国家政府になるが、
自己責任論で決別を表明するのは赴く当事者から発せられるのではなく、
国家社会から決別されるべき事柄だと思う、

これらの論法で言えば帰国した安田氏はどう評価すべきだろうか、

今回を含めて4回拉致や拘束され人質や容疑者となり、
帰国は果たせたが、危険地域にそのつど対応する人物を赴かせ、
他人を危険に巻き込んだ、

更に確証はまだないが、身代金が引き渡されていたならば、
金銭面の被害、その資金がテトリストに渡れば、
新たな武装にも繋がり、直接的間接的な被害は非常に深刻なものだと推察できる、

他者を危険に巻き込み被害を被らせ、
しかも今回で4回目なのだ、
プロ人質と揶揄されるのも仕方ない状況ではないのか?

大手メディアは安田氏帰国を大絶賛中だ、
ネット上では批判論が多い事と比べ対照的だが、
報道にも思想信条があるのだろう、
無事の帰国を賞賛するならば、
野球選手でも一発のホームランや、
一度のノーヒットノーランで絶賛はされない、
少なくともワンシーズンの期間で評価を下される、

安田氏の仕事への評価も期間を以て評価すべきだろう、
危険に巻き込んだ「失敗」と、他者にもおよぶ被害を軽視した「軽率さ」は、
起きた事件を「情報」として伝えようとする体を保ちたいなら、
取り返しのつかない大失敗として伝えねばならない状況が、
今回で4回目という実績になってますよ。

最後に記事になっているダルビッシュ有選手の意見に対して、

生命尊重の姿勢は崇高だと思いますし、
その判断と意見には妥当性があると思うのです、

>あの場所に命張っていける人間が世界にどれぐらいいるでしょうか<

安田氏が拉致されたのはもう何度もあります、
つまり失敗例の多い人物と看做さざるをえません、
その人物が予測される失敗を制止され、それを振り切って出国し、
再び人質となりました、

野球を例にすれば、エース安田は信頼されず、
投げさせたくない投手が自己責任論で投げて負けたのです、

批判される声に人命軽視の物が多少あったとしても、
そう言う意見も含めて、批判される一面があり、
それがジャーナリストという職業から彼を排除できてない故の憤りだと、
納得は出来ないでしょうが、甘受される一助になれば幸いです、

思ったより長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。




■ダルビッシュ、安田純平さん責める声に
「後悔や反省は他人が強制するものではない」自己責任論に反論
(キャリコネ - 10月26日 12:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=5348754

カブスに所属するダルビッシュ有選手は10月25日、
自身のツイッターで、ジャーナリストの安田純平さんを責める自己責任論に意見を述べた。

安田さんは約3年に渡りシリアで拘束され、同日日本に帰国した。
拘束についてネットでは、
「政府に止められているのに危険な地域に行ったのだから自己責任」
などの声が多く上がっていた。ダルビッシュ投手はこれらに、

「一人の命が助かったのだから、自分は本当に良かったなぁと思います。
自己責任なんて身の回りに溢れているわけで、
あなたが文句をいう時もそれは無力さからくる自己責任でしょう。
皆、無力さと常に対峙しながら生きるわけで。人類助け合って生きればいいと思います」
と苦言を呈した。

「対策できたら世界のジャーナリスト何人も拘束されない」

ツイートは26日11時時点で、2.7万件以上の「お気に入り」、
8000件を超えるリツイートがされ、大きな反響を呼んでいる。
300件以上ついているコメントの中には、
「全面的に同意する」「同感」など賛同するツイートも多いが、
「旅行に行って巻き込まれたならそうかもしれないけど……」
「対策出来たでしょって話」といったコメントも同程度ある。

ダルビッシュ投手はこうした意見ひとつひとつに、

「逆に旅行じゃなくあの場所に命張っていける人間が世界にどれぐらいいるでしょうか」
「対策できてたら世界のジャーナリスト何人も拘束されないと思いますよ。
現地のガイドとか通訳が売ったりするらしいですし」
と返信。「自己責任ではない」という主張を曲げなかった。

安田さんの解放を巡っては、
カタールがテロ組織に身代金3億円を支払ったという報道も出ている。
ツイッターではこうした報道を知った人から、ダルビッシュ投手の意見に

「救出によりテロリストに渡ったお金で多くの武器がテロリストの手に渡り、
多くの方の命が危険に晒される可能性があるのにですか?」
といった反論も寄せられた。しかしダルビッシュ投手は、

「まずこの記事(編注:身代金支払いに関する記事)が本当かも現時点でわからないですし、
本当だったとしても一人の人間が助かったわけでそれに安堵するのって変でしょうか?
後悔とか反省って自分でするもので、他人が強要するものではないと思うんですよね」
と返していた。

「捕まる時点でジャーナリスト失格」戦場カメラマンの言葉とされたものは嘘
安田さんの拘束をどう考えるかは、著名人の間でも意見は割れている。
モデルでタレントのJOYさんは24日、
ツイッターで「この人に批判が集まるのは過去の発言や態度からすると仕方ない」とツイート。
タレントのフィフィさんも同日、過去の安田さんのツイートから
「アラブの紛争地帯に使命感や敬意を持って取材してると思えない」
と複雑な心境を語っていた。

ネットでは、戦場カメラマンの渡部陽一さんが語った
「戦場取材の掟」の中に「捕まるやつはその時点でジャーナリスト失格」
という言葉があったという噂を元に、安田さんを責める人も多く出ていた。
しかし、渡部陽一さんの事務所は24日、
ハフポスト日本版の取材に対し、掟や言葉は事実に基づかないものと否定している。
4 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する