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2018年10月24日05:22

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うっでんといみゅーじあむ訪問とか、のお話。

ディスプレイ故障修理から戻ってきたノートPCを持って、久しぶりの遠出。
先月末、台風とその他もろもろの事情から出かけられなかった( https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1968564960&owner_id=2230648 「由利本荘を延期して地下鉄に乗るっのお話。」)、秋田県の「鳥海山 木のおもちゃ美術館」と由利高原鉄道とを訪問。
クラウドファンディングで、おもちゃ美術館最寄り駅のこども待合室整備資金に出資したので、その返戻品をさらに収めに行くのを兼ねて。
(このクラウドファンディングのことは、有限会社鉄道フォーラム代表による、以下の記事を読んでいただくと分かりやすいと思います。 http://www.nta.co.jp/jr/train/kishatabi/column/20180727.htm 「おもちゃ列車・駅・美術館を楽しめる由利高原鉄道」)

しかし。
先週土曜日(10月13日)の夜あたりから、鼻の奥のほうがヒリヒリするような感じになっていた。
わが魔窟庵の台所の掃除で、塩素系漂白剤を使った際にその臭気を少し吸い込んでしまったので、それで呼吸器まわりを少し傷めたのかな、と思っていたのだけど。
いやいや、そういうことではなくて、まともな風邪だったようで。
どうやら、まともに体調を崩してしまったようで。
火曜日(10月16日)あたりには、それなりにイヤな状況になってしまっていた。

それでも体熱はギリギリ36度台だったので出勤して、なんとか仕事をこなしていた。
そしたら、我ながらあきれることに。
治っちゃった(^^;。
仕事こそが最高のお薬だって?(どこのワーカホリックだ?>自分)

風邪気味になったとき、考えた。
今回もまた棒に振るようなことになっちゃったら、よっぽどご縁がないのかと思ってしまうところだったけれど。
今回は、めでたく、体調回復(^^)。

当初の、9月に出かける計画の立案時は、早割航空券を買えるタイミングだったので空路利用を考えていた。
しかしそのお出かけが延期になり、改めて早割航空券を取ろうとすると、秋田へのお出かけがかなり先のことになってしまう。
それで、あまり安くはならないだろうけど、鉄路利用を前提に経路を再検討。
行きと帰りとを別経路にして大回りの乗車経路にすれば、「大人の休日俱楽部」の5%割引特典と合わせて、多少は安くなるはず。
というわけで、行きは上越新幹線・新潟廻り、帰りは秋田新幹線・盛岡廻りで行って帰ってくることにした。
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☆ とき301号(大宮06:34→08:13新潟)

朝、我が魔窟庵を出るのに少し手間取ってしまって、予定していた武蔵野線の電車にあやうく乗り損ねるところだったけれど、なんとか間に合った(^^;。
南浦和駅にて京浜東北線に乗り換えようと思っていたところ、どうも、東十条駅以南の一部区間でダイヤ乱れが生じているというので、大事を取って埼京線廻りに切り替える。
せっかく武蔵野線の電車に間に合ったのに、京浜東北線ダイヤ乱れのせいで新幹線に乗り遅れたのでは、泣くに泣けないから(^^;。

大宮駅・新幹線改札内の待合室にて、ホットコーヒーを飲みながら、ひと息つく。
最近のカップ式自販機ホットコーヒーには、カップにふたが被さった状態で出てくるものがあることを、初めて知った。

時刻を見計らって、18番ホームへ。
ほどなく入線してきた列車に乗り込み、指定された座席に陣取る。
いつものとおり、車内販売のお姉さんから、サンドイッチとホットコーヒーを購入。
いや、別に、カフェイン中毒ではないのだけれど、これが本日2杯目のレギュラーコーヒー。

上越新幹線はトンネル区間が多い。
日本列島の背骨ともいうべき山脈を横切るのだから、当然といえば当然のこと。
窓の外に何も見えないから、ノートPCのふたを開けてキーボードを叩いたり、車内誌を斜め読みしたり。
車内誌・トランヴェール10月号は「木の国、秋田へ」という特集で、今日の目的地である「鳥海山 木のおもちゃ美術館」の紹介記事も載っている。
ちょっと嬉しくなった(^^)。


☆ いなほ1号(新潟08:22→11:29羽後本荘)

新潟駅では最近、在来線ホームが高架化された。
その結果、列車にもよるけれど、新幹線と在来線との乗り継ぎに階段を上り下りせずに済む経路ができた。
本日も、そのパターン。
新潟駅に到着して、とき号の進行右側のドアが開き、しばらくすると左側のドアも開き。
その左側のドアから新幹線車両を降りると、柵を隔てた向かい側が在来線ホーム。
間にある乗換改札機を通り抜けて、いなほ号の待つホームへ。

いなほ号の車両は、E653系。
これ、たしか、かつての常磐線特急「フレッシュひたち」で使われていた車両じゃなかったかな。
フォト

いなほ号の車中でも、車内販売からサンドイッチとホットコーヒーを購入。
ただ、ここでは「サンドイッチ」ではなく、ヤマザキパンの「ランチパック」を購入することになった。
ホットコーヒー、本日3杯目(^^;。

米坂線の乗換駅である、坂町駅に停車。
ふと、ホーム上にある米坂線の時刻表を見ると、1日に5本しか列車がない。
あまり需要がないのだろうか。
たしかに、米坂線の一方の端である米沢という街はそれなりの規模の街だと思うけど、坂町というのはあまり聞かないからなぁ。

坂町駅を出たところで、列車は川を渡る。
川べりに「荒川」という表示があった。
関東平野にも、同じ名前の川があるなぁ。
まあ、暴れ川であればどこにあってもおかしくない名称ではあるけれど。

いなほ号で、私に割り当てられた席はD列、すなわち、進行方向に向かって右側の窓際。
しかるに。
白新線〜羽越線といういわゆる日本海縦貫線の、北行き列車の場合、進行方向左手に日本海が見える。
これは、ちょっと、失敗したかな。
乗車券購入時、機械の指定するままに座席指定を受けたのだけど、ここは、A列をリクエストしておけば良かったかもしれない。

羽越線は、複線区間と単線区間とがまだら模様でつながっている。
いなほ号の乗り心地は、どうも、ポイント通過時などにゴツゴツした感じが伝わってきて、大手私鉄特急のようなふわっとした軽やかな走りというわけにはいかない。
まあ、ローカル幹線と大手私鉄とで乗り心地を比較するのは、ローカル幹線にとっては酷かもしれない。
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☆ 由利高原鉄道・鳥海山ろく線(羽後本荘12:00→12:39矢島13:00→13:29鮎川)

羽後本荘駅。
私としては、ローカル私鉄を応援したいという想いがある。
そこで今回は、由利高原鉄道に関しては、フリーきっぷではなく割引のない普通乗車券を購入することにした。
まずは、矢島駅までの乗車券。
今どき珍しい、堅い厚紙のきっぷ(いわゆる硬券)。

羽後本荘駅の切符販売窓口の係員さんから
「式典にいらっしゃったのですか?」
と聞かれた。
式典って、何のことだろう。
スマホで、早速、検索検索(^^)。
矢島駅開業80周年記念式典が、矢島駅近くの会場で行われるらしい。
http://www.obako5.com/wp-content/uploads/2018/09/86f7acbd0f3a06b1461c2d503970f56d.pdf
乗り込んだ単行(1両編成)列車の車内には、その式典とやらに出席するのだろう、スーツ姿の年配男性が何人も乗っていた。
フォト

鳥海山ろく線の車両には、どうやら、遮光カーテンが備わっていないみたい。
全ての車両がそうなのかどうかは、分からないけれど。
私が陣取った席には、かなり強い日差しが差し込んでくる。
窓の上部には日よけのような薄いスクリーンが貼られているけど、あまり役に立たない。
おかげで、ちょっと、まぶしかった。

いなほ号の車窓からも見えたけど、発電用巨大風車がちらほら見える。
日本海沿いのこの辺りは、風力発電の適地なのだろうか。

終着・矢島駅にて、いったん下車。
小さな駅の構内は、人でごった返している。
例の「開業80周年」記念イベントだろうか、駅前にもテントが出ている。

クラウドファンディングの返礼品として送られてきたミニこけしを、ミニ駅長室の所定の棚に収納する。
自分の名前の棚がなかなか見つからず、ちょっと焦った。
フォト

矢島駅の売店の名物おばさんともいうべき、マツコさん。
たしか、5年前の夏に来たときにも、お会いした。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1909316770&owner_id=2230648 「2013年夏休み列車旅 05」)
あのときと比べて、少し小さくなられたような印象。
白髪も増えたんじゃないかな。
しかし、今日は記念式典の日だからだろうか、和服をキリリと着こなしてらっしゃる。
年配の団体さんのお見送りで、お忙しい様子だった。

その団体さんが乗るからだろうか、私がさっきまで乗ってきた列車の折り返し便は、増結して2両編成になっている。
フォト

団体さんたちも、もしかするともしかして、おもちゃ美術館に行くのだろうか。
と思ったら、案の定、本当におもちゃ美術館に行く団体さんだった。
まあ、関係者の皆さんにしてみれば、列車の乗客も美術館の来館者も、数が多ければ多いほど良いのだろう。
でも、私としては、団体さんと一緒というのは、あまりありがたくない。
もうちょっと静かな環境のほうが、ありがたかったかなぁ。


☆ 鳥海山 木のおもちゃ美術館
http://chokaisan-wtm.jp/index.html

鮎川駅にて下車、シャトルバスに乗って、美術館へ。
シャトルバス車内は先ほどの団体さんでほぼ満席で、私は補助いすに座ることになった。

この美術館は、かつての鮎川小学校の木造校舎が国登録有形文化財としての指定を受けたのを機に、改装したもの。
そのため、上履き持参が推奨されている。
ただ、そんなことを知らない来館者は多いわけで(私を含めて)。
よって、大人向けには、スリッパが用意されている。

今日は「秋の木育おもちゃまつり」というイベントが開催されている。
そのためだろうか、かつての校庭のあたりに、いくつもの屋台やテントが出ている。

一緒に来た団体さん達が入場し終わるまで待とうと思って、屋台で「ハムフライ」200円也を購入して齧った。
美味い。
これは要するにハムカツみたいなものと思うけど、ハムカツとどこが違うのかと問われると、よく分からない(^^;。
フライとカツって、どこがどう違うんだろ。

美術館には有料の美術館ゾーンと無料の市民ゾーンとがあり、有料ゾーンの入場料はおとな800円・こども(小学生以下)600円(由利本荘市在住者には割引あり)。
そして、ここは、美術品が展示されている「美術館」という感じではない。
むしろ、木のおもちゃによる、小さな子供たちの遊び場だ。
たぶん、就学前か小学校1〜2年生くらいの子供たちの、遊び場。
子ども連れの親御さんは、ここで子供たちを遊ばせる。
年配者たちは、木のおもちゃで遊ぶ子供たちを見て、目を細め顔をほころばせる。
そういう、施設なんだと思う。
これを「美術館」と名付けて良いのか、しかし「美術館」でないとしたら何と呼ぶべきか。

施設内に食事処があったので(キッチンカフェkino)、おむすびでも購入しようかと思ったら
「申し訳ありません、先ほど、ランチタイムが終了してしまいまして」
だって。
それで、ここでもホットコーヒーをいただいた。
これで、本日4杯目のレギュラーコーヒー。

ひととおり見てまわったところで、そろそろ、戻りのシャトルバスが出る時刻。
下駄箱から靴を出し、建物の外へ。
秋田名物「ババヘラアイス」をいただいた。
おばさんがヘラで盛り付けるから、「ババヘラアイス」(^^)
このビジネスモデルをカンボジアの山村に導入するとかなんとか、先日の朝のテレビニュース番組でやっていたなぁ。
美味しかった(^^♪。

戻りのシャトルバスも、さっきの団体さんと一緒。
(おかげで、戻りも補助いす(^^;)
団体さんの添乗員さんとか、バスの運転手さんとかが、マイクを取って沿線ガイドしてくれた。
小型の富士山のようなシルエットの、鳥海山が、見える。
今日のように山頂まできれいに見ることができるのは、年に数回しかないとのこと。

なお、このシャトルバス、現在は鳥海山ろく線の上下線各列車に接続して運行されているけれど、来月からは本数削減されるかもしれないという。
美術館に来る人は、やはり、列車で来るよりもマイカーで来る方が多いのかな。
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☆ 鳥海山ろく線&羽越線(鮎川15:15→15:27羽後本荘15:38→16:23秋田)

私がクラウドファンディングで出資したのは、この鮎川駅にあるこども待合室の整備資金。
ただ、残念なことに、鮎川駅にて私と一緒に鳥海山ろく線の列車を待つ乗客は先ほどの団体さんを含めてみんな年配の方々で、こどもの姿は全くなかった。
フォト

一緒に来た団体さんも、私と同様、本庄方面行きの単行列車に乗る。
鮎川駅は無人駅なので、通常だと、乗車の際に整理券を取る必要がある。
しかし、団体さんたちは予め乗車券を持っているので整理券を取る必要がない。
それにつられて、私も、整理券を取るのを忘れたまま乗車してしまった。

終着・羽後本荘駅で、整理券を取るのを忘れたと運転士さんに申告し了承を得て、そのまま、鮎川駅からの料金を支払って降車。
鳥海山ろく線の列車は3番線に到着、そして向かいの2番線に、JR東日本羽越線の、秋田行き普通列車の701系電車が待ち構えている。

さすがは電車、のんびりコトコトという感じだった鳥海山ろく線のディーゼルカーとは異なり、快足を飛ばしていく感じ。
スマホをいじったり車窓を眺めたりしているうちに、あっという間に終着・秋田駅に着いてしまった。


☆ こまち34号(秋田16:39→20:06大宮)

秋田駅の新幹線乗換口で改札機に切符を投入したら、エラーが出た。
しかし、エラーになるような心当たりはない。
間違えて別のきっぷを投入した、というわけでもない。
有人改札通路できっぷを提示すると
「ああ、問題ありませんね、良いですよ」
と、なんのおとがめもなく改札を通してくれた。
一体、何だったんだろう。

「秋田新幹線」は、大曲駅にて方向転換する。
そのため、秋田駅出発時には、ほとんどの座席は後ろ向きになっている。
もちろん、席の向きを変えることはできるけれど、そんなことをする物好きはまずいない。
というわけで、大曲駅までは後ろ向きに運ばれていき、大曲駅を出てからは前向きになる。

赤渕駅にて、下りこまち号との待ち合わせのため、運転停車。
単線であるが故の、上下すれ違い交換だ。
秋田新幹線は在来線の線路を新幹線車両が走る「なんちゃって新幹線」なので、こういうこともある。
もっとも、将来建設されるかもしれないフル規格の新幹線でも、複線ではなく単線になる可能性は、あるのかも。
まあ、単線分の需要しかない区間に新幹線を建設するかというと、なかなか難しいだろうけど。

キーボードを叩きつつ、スマホの画面を眺めつつ、車窓を眺めてぼんやりしつつ、居眠りしつつ。
そんなこんなしながら、大宮駅まで運ばれていったのだった。

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