mixiユーザー(id:24232)

2018年10月18日02:48

173 view

Intel>もう第9世代か

インテルが「Core i9-9900K」を含む第9世代Coreプロセッサーを正式発表
https://kakakumag.com/pc-smartphone/?id=12837

 とうとう"i9"が本格的にラインアップに加わってきて、i7もHTなし(その代わりリアル8コア)か。8コア16スレッドなんて少し前ならサーヴァとしてもかなりの贅沢品だったが。i3もi7もHTなしになってPentiumが2コアHTってのもなんか皮肉だな。一時期DualCoreCeleronが出た頃、下位モデルが1コアHTになった事もあったっけ。
 第8世代の時はi3がHTなしのリアル4コアになってスレッド数変わらずだったから間違いなく性能は上がっていたが、今度のi7は第8世代の6コアHT(12スレッド)から8コア8スレッド、実性能は確実に上がっているのだろうか。
 AMDがBulldozerコアを出した時、「HTによる2スレッド化では30%、リアル2コアなら60%の性能向上」と主張して整数コアを若干プアにしてまでリアル2コア化したBulldozerコアを打ち出してきたが、Intelは「まだまだシングルスレッド性能は犠牲にすべきでない」という判断をしてリッチコアにこだわった。クロック制限をした(つまりシングルスレッド性能を落とした)実験の経験から言うと、この時のIntelの判断はWindows環境においては正しかったと思う。実際今のAMDはシングルコア性能を犠牲にせずメニィコア化、しかもSMT("HT"はIntelの商標なので)まで採用している。結果的にIntelの選択を肯定した格好になっている。逆にIntelもCeleronではAtom系のコアを採用して4コアCeleronを作り、AMDがJaguar〜Pumaで選択した道を追従したりしている。
 コアがふたつになったら、本来なら性能は2倍(100%増)になる筈で、現在のマルチコア/マルチスレッドがあたりまえのシステム環境では当時よりはそれに近づいているのではないだろうか。勿論メモリやHDDを共有しているので漸近しても2コアの性能が200%に達する事はないのだろうが。

 CDプレーヤのハイサンプル・ハイビット化が4fs20bitあたりで頭打ちになり、それ以上はコストに見合わないと気づかれるまでしばらくかかった。コアあたりの発熱が限界に達してコアそのものをマルチ化するしかなくなったCPUはこの先、メモリやHDDを共有したまま何コア、何スレッドぐらいまでの並列が性能を上げるのに有効なのかという懸念を抱える事になる。うちみたいにPCごと複数台稼働する方がいいなんて事態が既に現実に起きているわけだし。
 当家はまだ第3世代ながら既にリアル4コアのi5。それで動画エンコードを同時に走らせた感じでは、まだまだコア・スレッドが増えればスループット(実処理性能)は上がりそうではあるが、あくまで動画エンコードなんて重たい処理をさせているからで、Word/Excelにそんなメニィコアが要るとも思えない。ビジネス用途にi7機を売り込んでくるリース会社には警戒心を持てなければいいカモになってしまうカモ。何年か前に「30万のPCを買って10年使おうとか思わないで、10万のでいいから3年で買い替えて下さい」なんて薦め方をした事があったが、これからは「30万の高性能機1台より10万の中性能機3台」って薦め方をするようになるのかな。「並列化」の対象に人間も入っちゃうわけだ(苦笑)。
0 12

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年10月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

最近の日記

もっと見る