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2018年10月16日11:37

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桃月庵白酒、志ん生に挑む

「桃月庵白酒、志ん生に挑む ゲスト神田松之丞」
渋谷区文化総合センター大和田伝承ホール
指定席3500円

行ってきましたー

平日の渋谷、19時10分。
不思議な時間設定だけどありがたい。
天井もそれほど高くないように感じるホールで寄席感もあり。
両端が桟敷席(椅子だけど体を斜めにしないとステージ見えない)ってのが変わっている。

前列が空席だったこともあり、やや後方ですが、とってもよく見えました。
また、始まる前のアナウンスが面白かった。
携帯を切っていただき楽しい高座をお楽しみください、みたいな
もっと笑えるような、携帯を切ることを面白く言っていた。
重要ですな。

時間ぴったりに開演。

桃月庵ひしもち「寿限無」
細い白い男性。ちょっとマイクと声が合わず、こもりがち。
マクラなしで、昭和なネタを織り込みつつ端正な寿限無。10分。

桃月庵白酒「お茶汲み」
この会の名前について腐す。わはは。
渋谷について腐す。わはは。
白酒さんの話す毒って全然いやな感じなく笑える。
仲間が花魁にいっぱい食わされて、やり返す噺。
やり返される花魁の投げやりなところがいい。
20分

神田松之丞「鼓ヶ滝」
私に興味がない白酒師匠。
昨日の会でもゲストで呼ばれたが・・・と拗ねたエピソードや、
講談界の状況、少ないと仲が悪くなる、
60人ほどの東京で2つに分かれている、
20人ほどの上方では、3つに分かれているんです。わはは。
国本武春とインド人、愛山先生のぬいぐるみなどから、講談へ。
おばあさんと孫、言葉がより分かりやすく強くなっており、笑いを誘う。
全体的に笑いの多い話となっていた。
35分

仲入り

桃月庵白酒「らくだ」
ちょいと松之丞いじってから
「らくだー、らくだー、いねえのかい」。
わーい、らくだだー。
兄貴に凄みはあるんだけど、なんだかわちゃわちゃしていて、
悪い奴も、新喜劇のような明るい楽しさ。
ラクダが虎になりやがったでサゲ
40分弱

おもしろかった!
白酒さんのらくだ。さすがすごいな真打は。さらっとらくだやるんだな。
しかもすごく軽妙で、場面が浮かぶような描写じゃなく、キャラと言葉で聞ける。
「松之丞とか一之輔とか忙しすぎておかしいんじゃないか、
 なんのため噺家になったかわかりゃあしない」
というようなことを言ってましたが、そういう方のやる楽しいらくだでした。

松之丞は、とにかく、すごい!おもしろい! 
しかもこの日は笑いどころ多く、講談も笑いに寄せてきて、
白酒さんの会のゲストなので、
白酒さんの噺を好きな客に合わせてきているのがすばらしい。

お客は男女半々、老若男女。
メイン層は40代50代じゃなかろうか。携帯も鳴らず、雰囲気は上々。
時間も場所も行きやすくありがたい会でした。

あ、特に志ん生は感じないけど、私、志ん生の高座生で見たことないしな。
大大師匠だし、伝承ホールだし、何か繋いでいっているのならいいですね。

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