10月6日〜7日の2日間で北信の「飯山城」、新潟の「栃尾城」を訪れた。
飯山城は飯山市内の千曲川に近いところの小高い丘全体に築かれている。
現在残る遺構は藩政時代のものであるが、戦国時代には上杉謙信の信濃進出の拠点となった場所の一つである。
見所は高い切岸と本丸の石垣。
特に本丸石垣は一部損壊しているものの本丸をぐるりと巡っており、小規模ではあるが枡形虎口はほぼ完全な形で目にすることができる。
地方の小藩ではありますが周囲が外様大名に囲まれており、代々譜代大名が藩主となり睨みを利かすための重要な役割があった様である。
次に新潟県栃尾地区にある「栃尾城」は上杉謙信が幼少の頃育った城として有名で、市内西側の比高150メートルの山上に本丸、二の丸をはじめとした曲輪が連なり、東側山腹にかけて複数の曲輪が設けられている。
それほど高い山ではないが鋭く削られた切岸と堀切、山自体の険しさから城の堅固さを垣間見ることができる。
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