昨日は、「アムステルダム銀行」を取り上げました。
アムステルダム銀行の登場により、
「おカネの発行者」が国王や諸侯から、
「銀行」に移ったことになります。
もっとも、アムステルダム銀行などの
「預金」や「預かり証」がおカネとして
使われ始めて以降も、国王や諸侯は
金貨、銀貨といったおカネを発行し続けます。
本来、おカネとは債務と債権の記録であるため、
別に国家が発行しなければならない、
と決まっているわけではありません。
といいますか、皆さんも国家とは
異なる主体が発行したおカネを、
日常的に使っています。
もちろん、銀行預金のことです。
銀行預金は、銀行と借り手が
「貸し借りの契約」をなした時点で、
「銀行の負債」として発行されるおカネです。
ちなみに、最新データでは
現金紙幣の総額が109兆円であるのに対し、
銀行預金(流動性預金+定期性預金+譲渡性預金)は
1456兆円となっています。
日本で流通するおカネのほとんどは
「民間発行」なのでございますね。
銀行預金は民間発行のおカネですが、
現金紙幣は日本銀行券です。
日本銀行券とは、文字通り
「日本銀行が発行した銀行券」になります。
銀行券とは、要するに手形(借用証書)です。
日本銀行は、日本国家から「銀行券」の
発行を許された唯一の存在になります。
もっとも、おカネとは「債務と債権の記録」であるため、
別に銀行券のような形をとる必要はありません。
銀行預金という「単なるデータ」も、
歴としたおカネなのです。
銀行預金とは、単に「銀行券」のように
紙の形をしていないだけなのです。
逆に、日本銀行券にしても、
必ずしも紙という物理構造を持つ必要はありません。
日本銀行も、紙の形ではないおカネも発行しています。
すなわち、日銀当座預金でございます。
などなど、おカネの話とは突っ込んでいくと
実に面白いのです。
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