東京都の公設市場の1つである築地市場が、去る6日に営業を終了し、
今日から、豊洲市場が開場しました。
築地市場は1935年(昭和10年)に開場しましたので、83年続いて来た事になります。
その必要性など、僕にはよく分からないのですが、
築地市場が老朽化していた事は間違いないと思います。
6日の営業終了直後から、豊洲市場への引っ越し作業が始まりました。
そのニュースを見ていたら、ターレが連なって移動する映像がありました。
ターレをご存知のない方もいるかも知れませんが、
円筒形の動力部が360度回転する構造の運搬車の総称で、
法令上は、ターレット式構内運搬自動車と呼ぶようです。
動力源となるエンジンまたはモーター、操舵装置、駆動輪の全てが
車台前部に回転可能な円筒形のターレットに納められています。
ターレットのすぐ後方に運転台があり、
運転者はターレット全体を回転させて操舵します。
駆動輪となる前輪は360度回転するため最小回転半径は小さく、
狭い場所での運用にも適している事から、
日本の卸売市場をはじめ、工場や倉庫、鉄道駅の構内などで
荷役用として広く利用されています。
このターレ、同居人が大好きでした。
見掛けると、必ず乗ってみたいと騒いでいました。
彼女の実家は、JR宇都宮駅のすぐそばにありました。
今は宇都宮駅では貨物を扱っていないので、ターレが構内を走る事はありませんが、
かつては、多くのターレが使われていました。
僕も見た覚えがあります。
それを彼女は見て育ったので、
格好良い乗り物だと思ったのでしょうね。
小さい頃から好きだったと言っていました。
前述のターレが連なって走るところを見たら、
彼女も喜んだろうなぁと思いながら見ていました。
今日は、ターレが発火したとか、ターレに女性が挟まれたなどのニュースがありました。
普段ならば、ニュースになる事もないような小さな事故なのでしょうが、
豊洲市場が開場した初日だからなのでしょう。
事故もさることながら、
豊洲市場には、食品の安全性などに不安が残っています。
是非とも、そうした不安を払拭するような運営をして欲しいと思います。
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