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2018年10月09日19:03
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佳境】ジャスティスの名の下に��
愛ミクの皆様、お邪魔いたしません、さっそくどうぞ(*≧∀≦*)
。。。。。。。
アシュラは、某ネットカフェで１人、
混乱していた。
ア「な、なんて事だ
エメラルドが、５つに増えてやがる
」
ネットカフェだということを忘れてしまい、
大声を出してしまったアシュラ。
店員は、特に注意には来なかった。
アシュラは急いで、ツトムにそれを伝えた。
ツ「アシュラ様、何ですって？？
エメラルドが５つ？？」
ア「サクマの電話番号を知っているのはお前だけだ。急いで、さぐりを入れろ。」
ツ「はい
すぐかけます。またお知らせします。」
ブルルッ
ブルルッ
サ「はいはい、どうしたツトム君？」
ツ「お前ら、なんかハメやがったな？
卑怯だぞ
」
サ「お前が言うなよ。俺たちがあんなチープなトラップにムキになると思うか？」
ツ「どう言う事だ？？」
サ「なぁ、ツトムよ。なんか体が重くないか？」
ツ「体？。。。はッ
ポケットにエメラルドが
どう言う事だ？？」
サ「お前もご存知の通り、今、エメラルドは５つあるんだよ。本物は１つ。
お前の仲間もそれぞれ持っているはずだ。
そして俺たちも誰かが持っている。」
ツ「ふん
増える前から持っていたのは僕たちの方だ。。。多分。」
サ「混乱しちゃったかい？ツトム。
お前も、塗料の事は知ってるんだろう？」
ツ「塗料
【レアナマイド】
と、
【スパナエックス】
か？？」
サ「ご名答。
ではここで、
身もふたもない情報を教えてやるよ。」
ツ「なんだ？変なトラップには引っかからないからな？？」
サ「あのなぁ、本物のエメラルドは、
俺たちが持ってるんだよ。」
ツ「は？何馬鹿げた事言ってるんだよ？
増える前に待ってたのは、多分僕らの中の誰かなんだよ
」
サ「じゃあよ、
増える前から本物と思っていたエメラルドがイミテーションだったとしたら？」
ツ「。。。何言ってんだよ？
頭のネジが飛んだのかい？」
サ「いやいや、俺は正気だ。
あのな、ツトム。
争奪戦が始まるまで、俺らがエメラルドを持っていたんだよ。
そこは、分かるよな？」
ツ「あ、あぁ。お前が箱を開けたんだからな。」
サ「箱を開けてから争奪戦が始まる前に、
本物のエメラルドに、
【レアナマイド】
を塗って、
スパイラルカメラから消していたとしたらだうなる？」
ツ「。。。は
マジかそれこそ卑怯だぞ
」
サ「卑怯でもなんでもないさ。
俺が、
よーい、ドンの手紙を読んだ時点で、始まったんだろ？
開始後の行動は、有効なはずだ。」
ツ「ハ、ハッタリだろ？？僕らを混乱させたいだけだろ？」
サ「混乱だけさせても意味がないだろ？
俺たちにもメリットは無い。
自分らも不利にしてどうする。」
ツ「チクショウ
振り出しに戻ったどころか、
下がっちまったじゃないか
アシュラ様に報告だ。あの方が動いたら、一気に立場は逆転するからな
」
サ「おっと、ツトムくん。俺さぁ、アシュラとか言う奴のいる場所も、だいたい分かってるんだわ。」
ツ「嘘をつくな
そんな特定出来るわけないだろう」
サ「もう俺らの仲間が、出入り口を張っている。誰も手が出せない密室。
つまり、インターネットカフェだろ
」
ツ「なぜ分かっ
。。あ、しまった」
ツトムは電話を切るなり、アシュラに状況を報告した。
ア「なんだと？イミテーション？
出入り口も封鎖だと？ふん。奴らにしてはやるじゃないか。
そうなると、出ようがないな。。。
でも、出ないとな。今から考えるわ。」
ツ「ちょっと、急いでくださいね
絶体絶命のピンチですよ」
ア「ツトム、慌てても何も良いことはないぞ。
冷静になれ。ピンチを楽しむんだ。
分かったな？」
ツ「は、はい
さすがアシュラ様
では、僕はどうしたらいいですか？」
ア「あいつらは、俺の服装を知らない。
だから、背丈が近くて足が速いマキオの服を、
フード付きを買って着せ替えろ。
あるなら、長い金髪のウィッグもだ。
適当にゴミでも入れた色が付いた袋もな。
それか、カメラらしきものをコンビニで買え。
状況からして、ネットカフェで奴らが張ってるってのは、おそらく嘘だ。
ここにいる確率は100%ではない、ただの推理だからだ。
そのマキオを連れて、店の裏から脇に抜けて、マキオを遠くまで、飛ばせ。急げ。」
ツ「それがですね、アシュラ様、
僕が口を滑らせてしまい、ネットカフェがバレたんです。だから、急がねば
」
ア「マジか。まぁいい。
とにかく急いでコトを済ませろ。
俺の素性がバレても、勝敗には影響しない。エメラルドの争奪だからな。」
ツ「はい
」
。。。。。
俺たちは、勝率がグンと上がった気がした。
本物のエメラルドに塗料を塗ったのも、ネットカフェで張ってるのも、嘘だ。
ツトムは、半分は信じている。
勝敗は、アシュラの頭の回転次第だ。
足の速いシンノスケが、ネットカフェの出入り口を目指した。
あとを追うように遅い足で、俺たちも向かった。よりによって、かなり遠い。
何がなんでも、捕まえてやる。
本当にフェアな勝負をしようぜ。。。
。。。。。
シンノスケは、ネットカフェを出ようとする、
ツトムと、アシュラらしき人物を見つけた。
あちらもシンノスケに気づき、逃げる。
シ「みんな、奴らがいたぞ
今度こそ捕まえてやるからな
俊足を甘く見るなよ
」
ツトムは途中で失速したが、シンノスケは無視をして、アシュラらしき人物を追った。
ツ「はぁっ、はぁっ、はぁっ。。ほら、コレが本物のエメラルドかも知れないぞ？良いのか？奪わなくて。」
サ「じゃあ、せめてそのスパイラルカメラだけでも奪うとするか
」
ガシッ
袋の中には、お菓子の束しか入ってなかった。
サ「やられた
」
ツトムに足止めをくらい、俺たちはシンノスケ頼りになってしまった。
。。。。。。。
俺たちがネットカフェの前から離れたあと、
アシュラはふらっと、何事もなかったかのように外に出て、次の場所を目指した。
。。。。。。。
サ「シンノスケ
多分それニセモノだぞ」
しかし、
シンノスケには声が届かず、シンノスケは遠くまで追いかけていった。
サ「まだネットカフェの中かも知れない。
入ろう
」
俺たちは、店員さんに、一応怪しい人物が来なかったか聞いた。
サ「服で隠してるかも知れないけど、両腕にタトゥーがある、長い金髪の男は来ませんでしたか？」
店員は答えた。
店「あぁ、なんか荷物持って、
フード付きのジャンパーを着た人が、
よそよそしく入って来た人がいたねぇ。エメラルドがどうとか叫んでたよ。」
俺は、店員に協力をあおぎ、防犯カメラと音声を聞かせてもらった。
あきらかにアシュラと思われる大声が、
音声に残っていた。
サ「くそ
遅かった。。アシュラ。
どうやらバカではないらしいな。
おそらく服を着替えているだろう。
身長と声が分かっただけでも、良しとしよう。」
争奪戦は、振り出しに戻った。
いや、ツトムが言うように、下がったのかも知れない。
アシュラが遠のいた。
あとはもう、カラオケボックスか、ビジネスホテル、個室は思い返せばたくさんあった。
でも、俺の推理は当たっていた。
それに、勝敗はアシュラ探しではない。
本物のエメラルドを勝ち取る事だ。
しかし、この一連の流れで、本物のエメラルドが、本当に分からなくなってしまった。
ツトムのは、ニセモノ。おそらくゲンゾウかマキオが本物のエメラルドを持っていて、
ミキヒコが、イミテーションのエメラルドを１つ持っていた。
。。。。。
シンノスケは、ついにアシュラを捉えた。
スタミナ不足ながら、よく走った。
シ「よし
捕まえたぞ、アシュラめ」
フードを取ったそこには、
ニタニタ笑うマキオがいた。
マ「残念
アウトアシュラ様ではございません」
シ「クソ
でも、エメラルドは持っているだろう？」
マ「あぁ。イミテーションのな。」
気づいてやがる。
奴らは、増やしたエメラルドに、惑わされてなかった。
シ「イミテーション？確かめないと分からないだろう。」
マ「じゃあ、どうやって調べるんだ？
今ここで、やってみろよ？」
シンノスケは、本物のエメラルドの判別法は知らなかった。
シ「く。。分からない。。。」
マ「なんなら、あげようか？
仲間と調べたら良いじゃねぇか？」
。。。。。。
運送屋の力自慢のケイトは、走るのが苦手なので、１人でエメラルドを探していた。
サクマ達とは別行動を取っていたのだ。
ケ「俺はサクマみたいに頭が回らないから、
地道に探すしかないな。ネットカフェから、アシュラが逃げたらしいが、関係ない。
エメラルドを探す。」
ちょうど細い道を右に曲がったら、
同じような巨体の男とぶつかった。
悪魔軍団のトビ職のゲンゾウだった。
ケ「いてぇなぁ、デカイんだよ
」
ゲ「おめぇもだろ？？
あ、ケイトとかいう力自慢だったよな？」
ケ「おめぇもゲンゾウとかいう、トビの力自慢だろうが。エメラルドを、出せ。持ってんだろ？」
ゲ「カマかけんじゃねぇよ。持ってねぇよ。」
ケ「じゃあ、ボディチェックだ。」
ゲ「触るんじゃねぇ
」
遅い足で、ゲンゾウは逃げた。
ケ「お前、確実に持ってんだろ
待て
ルール違反だぞ
見つかったらその場で渡すんだろ？？」
ゲンゾウは、足を止めた。
ゲ「分かったよ。しょうがねぇなあ。
イミテーションで良かったら、喜んでくれてやる。」
ケ「イミテーション？そうだったな、エメラルド、５つあるんだよな。。
ちっ。面倒くせぇ、見分け方が分からねぇ。。。
いらねぇよ。とっとと、去れ
」
。。。。。
ケイトは、遅い足で、サクマ達と合流した。
サ「え
おい、ケイト、それ本物だったんじゃないか？ゲンゾウにやられたかも知れないぞ」
ケ「なんだと？？マジかよ。なんで？」
サ「あのな、イミテーションは、
うちの研究職のミキヒコが１つ、
悪魔軍団の、弱虫トムのツトムが１つ、
シンノスケからの情報だが、
おそらくボクサーのマキオのもイミテーション。
そして、１つだけ誰が持っているか分からなくて、ゲンゾウが１つ。
2分の1の確率で、本物だったハズだ。」
ケ「げ
すまん、やらかした
もらうだけもらえば良かった。。。
しかしよ、本物とイミテーションは、どう見分けるんだ？」
ミキヒコが口を開いた。
ミ「それはね、イミテーションはガラスで硬度が低いから、地面に落としたら割れる。
本物のエメラルドは、割れない。
本物の方が重さも重いんだ。」
ケ「でもよう、毎回エメラルドは道に叩きつけられないだろう？」
サ「あぁ、確かに。でもな、奴らは別の見分け方を知っているんだ。俺にも分からない。
アシュラは、なぜか知っているんだ。
知っていると言うより、誰かが途中で気づいたんだ。
じゃないと、スパイラルカメラの件が繋がらない。５つになって、最初は動揺してたからな。」
さぁさぁ、悪魔軍団はどうやって見分け方に気づいたのか？
謎が謎を呼ぶ急展開。
次回もお楽しみに
ご愛読ありがとうございます
ではまた
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