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2018年10月09日13:34

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小泉元首相「自分で食べられなくなったら終わり」

 小泉元首相「自分で食べられなくなったら終わり」

 猪口氏は、「人生100年時代」に関連して、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の考え方を質問。その答えとして、小泉氏が紹介したのが、実父で元首相の小泉純一郎氏のエピソードだ。「親父は、私が子どもの頃から、無駄な延命はするな。動物を見ろ、自分の力で食べられなくなったら、終わりだ」。そう語っている純一郎氏は、日本尊厳死協会に加盟しているという。「子どもとしては、親の意思が分かってありがたい」。死生観の問題は、政治だけでは解決できず、皆で考えていく必要があるとした。

 小泉氏は、「人生100年時代が幸せ」と言える社会にする必要性も強調。以前、「人生100年時代」にネガティブなイメージを持っていた若者に出会った。「恐らく高齢者介護のイメージがあったのではないか」。今の時代の100歳ではなく、今の80歳くらいの元気さで100歳を迎える時代を想定していると説明すると、その若者のネガティブなイメージは変わったという。

 医療分野のIT、AI活用に期待

 小泉氏は、入院経験はないという。健康診断での採血は痛いために苦手だと言い、「痛くない針」の普及を期待するほか、「結果が来るのは、2週間後。なぜすぐに結果が出ないのか」と苦言を呈した。これからは、例えば、トイレが「人間ドック代わり」になり、尿などを日々チェック、スマートフォンのアプリで管理することなども考えられるとした。

 今年8月のインド視察で聞いた、インドのITベンチャーの話も紹介。「日々健康管理をして、『この健康だと、あなたは1週間後に心臓発作を起こします』といった予測をし、スマートフォンに連絡が来るシステムの研究をしていた。これを受け取ったら、どんな気持ちになるか、と思ったけれど、そうした時代は来る」(小泉氏)。

 猪口氏が、「ロボット、IT、AI(人工知能)あたりの発達は、少子高齢化時代に欠かせない」とコメント。それに応じて、小泉氏は、「(NHKの)ドクターGを観ていて、早くAIで診断する時代が来てもらいたいと思った」と語った。番組に出ていた研修医たちが、画像所見の診断に苦労していたからだという。「研修医であっても、我々は期待している」。AIにできるところはAIに任せることで、「人にしかできないことをやれる、人が汗をかける環境をいかに整えるかが、働き方改革の中で、一番求められるのではないか」と小泉氏。

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