先日、多摩動物園に写真を撮りに行った時のことです。
入り口のところで、係員が拡声器で案内していました。
「今週は、老人週間で、60歳以上が入園無料になります。」
あれれ、とうとう、老人の仲間になってしまったと思った瞬間です。
良く行く昭和記念公園は65歳が割引対象年齢で、他のところも
65歳以上が対象と言う所が多いように思います。
嬉しい反面、悲しいまではいかなくても、複雑な年齢になってきました。
優遇されたり、もらえるものは早くもらいたいくせに、老人と呼ばれることに
抵抗を感じてしまいます。
肉体的に性能・機能が劣化するのは物理的に避けられないのですが、
「老いる」=「衰える」ことを、第三者から言われて自覚を促されているように
感じてしまいます。
老人と呼ぶことによって、まず、精神的な部分から老いを認識させて、
肉体的劣化を誘導させられているような感覚になります。
なんたって、肉体を支配しているのは精神ですからね。
先輩方は、みんな、そんな思いをしてきたんでしょうね。
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