指導者のライセンスを細分化してスポーツに導入すべきなんだろうけど、さすがに非現実的なのでせめてスポーツ庁がガイドラインを決めて各地で講習会とか開いて代替にすべきじゃないかな(※1)。少なくともパワハラは減らせると思いますよ。
※1 もちろん罰則付きで。
スティックで殴るなど女子アイスホッケーでパワハラ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=5289379
この手の話がでるたびに「スポーツマンシップで」って言われるんだけど、スポーツマンシップってのは極論すればコート内での心構えでしかないわけで、カネや権力にスポーツマンシップで対抗しようというのがそもそも間違いなんでないかな。スポーツの世界は最終的には実力の世界(※2)なんで、自然に任せればパワハラは起きるだろうし、スポーツマンシップはむしろそれを助長しかねない。
※2 競技力(+腕力)で女子のほうが見劣る以上、男子の指導者が女子選手にパワハラしやすい構造もあると思いますね。
だから、制度面以外の話で言うなら、選手や指導者がプロ化していく中で「外部の目」つまりファンや一般マスコミ(※3)を意識すること、例えば社会通念に沿った運営とか体制とかさらにはファンサービスや(特にお金に対する)監査とか、そういうのをひっくるめた「プロ意識」みたいなもんをちゃんと醸成していくことが必要なんじゃないですか、っつう話(※4)であります。
※3「御用マスコミ」に対抗する概念とお考えください。
※4 もちろん、それで問題がゼロになるわけじゃないけど、少なくとも抵抗力はつきます。というか今は抵抗力がなさすぎると思いません?
で、そういうプロ意識の醸成に一番邪魔なのが文科省なわけで、というよりここまで事態を放置してきた責任を官に求めるならそれは文科省にある(※5)わけで、そのへん当事者と各協会だけ叩いてるマスコミの態度にも首を傾げざるを得ないとこはあります。
※5 きのう今日できたスポーツ庁に全責任負わせるのは酷すぎんだろ。
ともあれ、五輪という「カネと権力にまみれた」イベントが近づいてこういう問題がいっぱい表面化するのはむしろ日本がマシといえる証拠(※6)ではあって、いい機会なのでスポーツ庁さんにも頑張っていただきたいと思うところではあります。というかいまのままじゃtotoのカネが無駄になっちゃいますものねw
※6 スキャンダルのほとんど出なかった中国やロシアがクリーンに五輪運営してたと思う人もおるまいて。
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