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2018年09月13日08:21

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『1987、ある闘いの真実(原題:1987)』

 韓国映画趣味で『1987、ある闘いの真実(原題:1987)』を鑑賞。



 あらすじ。

 1987年1月、全斗煥大統領による軍事政権下の韓国南営洞の対共部(軍警察の共産主義者対策部?別名南営洞)。脱北者の朴所長は北の悪辣なやり口に憎悪を抱いており、共産主義者を弾圧すべく、過剰なほど厳しい取り調べを続けていた。そんな中、拷問によってソウル大の学生朴正哲が死亡してしまう。南営洞は真相隠蔽のため遺体の火葬を申請するが、違和感を抱いた崔検事は南営洞の妨害をすり抜け検死解剖を命じ、調査結果で拷問致死だったことが判明。

 事態を隠蔽し切れなくなった政府が取り調べ担当刑事2人を尻尾きり。ところがこの2人の逮捕だけで事件を終わらせようとしていることに検事からのリークで気づいた新聞記者や、2人の不満を聞いた刑務所看守らは、真実を公表するべく努力を重ねる。



 感想。

 事実にフィクションを加えた作品だそう。良く出来た社会派ドラマなんだけど、鬱のときに観るような作品じゃなかった。暗くてゲンナリ、どんより。

 南営洞の所長が脱北者(北の地主階級出身)だ、という点は初耳。学生弾圧側にも三分の理はあることを示すためのフィクションかしら?

 あと、あの暗黒時代、検察や看守など体制側?にも抵抗勢力がいた、という点も初耳。そうなのねー。そういう人々の地道な努力があって、民主化が成し遂げられたのか。

 その他は、概ね粗筋は知っている歴史的内容でした。今の韓国が左派、というかポピュリズムな社会になっている理由が分かる。ホント、極端から極端に振れる国民性だよねぇ。

 キネ旬的な評価では、私は星3つ評価です。
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