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2018年09月02日17:22

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嵐の富士登山

昨年夏に初富士だったメンバと今年も富士山に行ってきました。

昨年は富士宮口から登りプリンスルートで下山でしたが、今年はよりスタート標高の低い須走口からの登山に挑戦です。

事前の天気予報では前線の南下と大気の不安定な状況により、出発日の午後から天候の悪化が予想されていましたので、行ける所までで無理をしない予定です。

今年二度目の入山料を支払い、薄曇りの五合目をスタート

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古御岳神社で登山中の安全を祈り、緑豊かな樹林帯を進みます

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ヤマトリカブト
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ヤマホタルブクロ
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ミヤマアキノキリンソウ
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カラマツ
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立ち止まると全く音の無い、静かな森を進みます

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1時間ほどでカラマツやダケカンバの樹林帯を抜け、山頂への展望が拡がりますが、予報通り8合目付近より上は雲の中です

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下山路の砂走りが見えます

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ゆっくり登って2時間ほどで6合目の長田山荘に到着、お昼をいただきます

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40分の大休止。ラムネもいただき、明るい樹林を進みます

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山梨方面に大きな積乱雲

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足元に転がる軽石

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更に1時間ほどで7合目の瀬戸館に到着

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頂上付近は笠雲がかかったままで、雲ごと、影富士ができていました

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日が傾きかけた17時、今日の宿の7合目「大陽館」に到着

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到着後、宿の案内が終わり、寝床に荷物を置くと直ぐに夕食です
名物のハンバーグ・豚汁定食(ごはん、豚汁おかわり自由)今回は2杯ずつ

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この日は満員でなかった事もあり、6名(MAX8名)用の寝床を4人で利用できました。
とは言っても6名入ったら肩が触れ合いそうなスペースなので、やはり最繁忙期は避けた方が良さそう
食後、外に出てみると、風がかなり強くなっていて、御殿場の夜景の先に活発な雷が見えました。消灯後は叩きつけるような雨と小屋がきしむような強風が吹きます

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天気予報や雨雲のレーダー、上空の風などを見て、午前1時頃には一旦雨が上がる(ように見えたので)0時に起床し、0時30分にご来光に向け出発する事にして床につきました。

いつもながら殆ど眠れず、0時を迎えると、宿泊客の半分ほどが出発の準備を始めます。小屋からも山中湖に昇るご来光が見えるので、体力的に自信が無いメンバ1名はそのまま宿に残り、私を含めた3名が午前1時に出発。

外はかなりの強風で、細かい砂や石が飛んで来て顔に当たります。頂上方向を見ると相変わらず笠雲に覆われている状態で、8合目付近で頂上が晴れそうか判断して、だめなら引き返す積りで(小屋の受付けの方にもその旨お話して)真っ暗な登山道を登ります。

ところが登り始めて間もなく、霧雨が降り出し、見えていた月や夜景が霞んで来ました。強風も相変わらずで、体の小さいメンバは煽られてよろけそうになります。

ザックカバーをするほど霧雨が強まったところで、本7合目の見晴館に到着です。頂上方向には吉田口との合流点(8合目)の明るい照明が霧と雨で見えたり、見えなくなったりしています。

この時点で、頂上ご来光は難しい事、風に煽られて転倒などの危険がある事などから、登山を中止して、宿泊している小屋まで戻る事を決めました。下山していると、不安気な表情ながらまばらに登ってくる登山者と行き合います。夜景を見ながら30分ほど下山し、3時少し前、小屋まで戻る事か出来ました。

小屋付近は風は強いものの、雨は降っておらず、やはり頂上方面が煙って見えています。

「やれやれ」と小屋に戻ろうとしたところ、入り口には鍵がかかっていて、中に入る事ができません。ノックしても反応なし。様子を見て戻る事は告げてありましたが、小屋番の方もご来光までは仮眠を摂っているのかも知れず、物陰でこのままご来光まで待つしか無い、という結論で、持参した防寒着に包まり休む事にしました。

歩いている時は気づきませんでしたが、10度以下の気温で暴風が吹きつけると、どんどん体の熱が奪われます。小屋の外にはもともと徹夜登山をしている登山客などが居ますが、小屋は静まったまま。寒さに加え、風に煽られて砂や小石が飛びまくり、座っているだけで口の中はジャリジャリです。

小屋に残ったメンバーに、メールやライン、電話など連絡を取りますが、なかなか反応(当たり前ですが)が得られず、1時間ほど経ち、手足の感覚が鈍って来た頃、メッセージに気付いたメンバが鍵を開けてくれました。(この時は彼女に後光がさしていました!)

こうして、午前4時に小屋に入ると、急に外は大雨に・・・。当然、ご来光もなく、そのまま朝となりました。寝床や荷物はそのままだったので、若干二度寝をして、午前8時少し前、下山開始です。

夜は立派な吊るし雲(強風の時に出現)が月に照らされていましたが、夜明け後は少し形が崩れています。

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強風の中、記念撮影をして下山開始

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厳しい登山でしたが、ダイナミックな景色が満足感を与えてくれます

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砂走を一気に下り、

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空を仰ぎ見たり、

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振り返ったりしながら、

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砂払い5合目に到着です。例年、ここでコーラをいただき、番犬?のムサシ(14歳)に会います

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本来は砂走越しに、雄大な富士が見えるアングルですが・・・

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ゆっくり休んだ後、シャトルバスの待つ五合目に向かい、日帰り温泉に浸かって帰宅となりました。下山してみると、頂上にはやはり笠雲がかかり、強風が吹いているようでした。

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今回、登頂はなりませんでしたが、静かで緑豊かな須走の雰囲気は味わえ、全員無事に下山できたので良い山行であったと(私だだけ?)思っています。
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