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2018年08月24日03:01

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考えるチカラ2

《サル…………………2》

はい、2部構成と成りました、おサルさんコーナー…。

自分で言うのもなんですが、俺って、あんまり他人のワルグチって言いたくない性分なんだよね。なんか自分で言うだけ、他の人にも自分が言われそうで。

でもね、我慢できないって言うか、諦めがつかないって言うか、…この人たちの場合って『ズルさ』とか『セコさ』じゃないんだよね。うーん…『そこまで考えられない』って言うか、『人間社会』の『仕事』を『100%の本能』で動くというか…、うーん、少なくとも俺の中の辞書には的確な言葉が無いワケで、悪口か? と考えると、そうでもないワケで…、と言うか、事実、日常の話であって、現実であって、実際に取った行動、取られた行動であって………ぉぉぉおおおぉぉぉっ! 混乱するっ!

簡単に言ってしまえば、『通常』と言われるふつうの人々の能力が100%ととした場合、おサルさんたちの100%とは『通常から見る50%前後』と解釈して頂けると分かり易いかもしれない。
つまりは『通常の人』が10分間に10の仕事をこなすのが普通とした場合、おサルさんたちは同等の動きを真似ても5しか出来ない事になるワケだ。
まぁ、大袈裟な表現だよね。でも、現実に目の前にそんなのが5人も存在するのだから、見間違えには思えないワケだ。

もちろん、作業が50%なら思考も50%なので、時間いっぱいに動き回る当現場では好意のお手伝いさえ足手まといになる現実…。
誰もが右に品物を持って行く中、『左の方向が空いている』という理由で左に持って行ってしまう。そりゃそうだ。品物は現在右側に必要なワケだから、誰もが右に持って行くのだ。もちろん、混み合う。そこを人知れず機転を利かせたつもりで左にひっそりと持って行っているものだから、今度は数が足りない事態となる。

1000必要なところ、1000の入荷があった筈なのに、現実的に950しか無い。
現場大騒ぎ。担当者みんなで確認し合う。…間違いは無い。
…で、一応、周囲を探してみると、右に運んでいた筈のものがとんでもないところから姿を現す。どして?

犯人捜しを開始。いや、何も言うまい。運んだ担当者は混み合っているが故に互いの姿を確認し合っていた筈だ。ここに犯人は居ない。

…となると、おサルさんだ。逃げるサルが3匹居るので、こいつらに可能性は無い。
そうなると、犯人はおのずと見えてくる。おサルA、若しくはおサルE…。
…でも、おサルAは非常に弱い気質の持ち主なので、ウンザリするほどの質問に遭い、そして答えなければ作業が一向に進まない問題がある。まずもって勝手に荷を動かすなんて大それた真似は出来ないのだ。

消去法から見ると、残るはおサルE。全員でおサルE総攻撃。

担当:『荷物動かした?』
サルE:『持って行ったよ(にっこり)』

こんな毎日…と言えばウソだが、少なくとも3日に1回は眺める光景だ。


ここに出たおサルさんたちは、正直、俺が入社する遥か以前から満場一致で『追い出したい対象』な訳だが、いまどきの法律を考えれば正当な言い訳が立たず、不利の一言に尽きる。

何せ、相手は悪気があって業務に問題を持ち込んでいる訳ではなく、意味あってサボっている訳でもない。全ては思うがままであり、素直な気持ちがそうさせている訳であって、犠牲を感じるこちら側こそに『教育精神が足りない』という回答が、現在の法律であり、労働基準であり、組合の言い分なのだ。
『努力を知らない人物に努力を教える大切さ』とでも言いたいのだろう。しかし、言葉が通じないのだから教えようもないのだ。

なんと言うか…、俺でなくとも『力』を行使すれば、簡単に追い出せるだろう。…しかし、なまじっか『人間』の形をしている訳で、そうは簡単にいかない。

『どうしてこんな人間が社会人として活動できるのか?(してないけど)』

という疑問はあるが、俺個人の最大の疑問はこうだ。

『どう育てれば、こんな人間に成長する?』

きっと、事件を中心としたニュースをぼんやりと眺めていれば、その答えらしき内容に触れられるかも知れないのだが、まあ、わざわざ見る気も無いかな。


そんな前置きで再スタート。

まずは前回のおサルさんたちのあらましから。

ボスザル:
全カット。
俺の怒りは100%(+税)

サルA:
カラ回り過ぎだが働く。動く。でもほとんど空振り。
聞く。尋ねる。でも理解できない。そして覚えられない。忘れる。
行動そのものが遅い。遅過ぎ。それでもすごく一生懸命。
北海道大好き。てか北海道しか話題が無い? 細かい説明。細か過ぎ。そんな説明が俺は好き。
俺の瞬間怒り濃度0%

8/23追記:
今回、連続9話目を飾る巡り昼礼当番だったが、なんと北海道話題を離脱!?
今回の内容は柏に存在す老舗和菓子屋のなんたら羊羹が絶品とかなんとか。笑いを堪えるのに必死だったので詳細は覚えていないが、タテヨコタカサをミリ単位で紹介しており、その割には値段を覚えていないのが疑問だが、やや高めの設定との事。
『柏』以外の詳細過ぎる説明は6号国道を右に曲がってから出現する細い方の道路を進み、二本並ぶ大きな木が見えてらその先330メートルほど進んだ所に瓦風の屋根が見え、それが今回の話題となった和菓子屋との事。…すまん、サッパリ分からん!
追記終了。


サルB:
主任。出来ない主任ではなく、逃げる主任。
やる前に放棄。考える前に放棄。業務の質問には目を合わせない。
話は理解する。理解するが活用しない。自信が無いにもほどがある。それ以前に立場を理解していない。そして数時間後には忘れる…。ホントか?
はにかみ笑顔が素敵。でも突発的な事故を前にはにかみ笑顔はたぶん必要ない。
たまに怒る。誰も言う事を聞かないと言って怒る。そんな事を俺に打ち明けるものだから、俺だって怒る。『そりゃ、アンタが逃げるんだもの。率先しなさい。』…と。
そしてしょんぼりする。
俺の瞬間怒り濃度20%

サルC:
元ドライバー。まだドライバーに戻れると信じる元ドライバー。無理。死ぬだけ。若しくは殺すだけ。
修理に関する会社負担は測り知れず。一説ではトラック新車数台分とも。まあ、店の壁をトラックでブチ抜けば、その時点でトラック1台と大きく穴の空いた壁の修理で2台分は飛びそうだわな。でも、そこに彼は気付いていない。
現場に一番乗りしながら最後に行動を開始し、どんな状況下でも毎日残業をする残業のプロ。月単位の総残業時間は常にトップ。故に、いつでもどこでも謝っている姿を見る。それでも改善する気は無い。でなければ数年間も謝り続けないだろう。
修理費用の一部を負担していると思われ、家庭内情に触れた会話(一方的にされる)では、なんだかいつでもピンチ状態。固定資産税の催促通知って、通常の暮らしを営めればまず聞く事は無い筈なのだが…。
現場ではベテランだが毎回新人に作業量を追い抜かれて罵声を浴びる。抜かれるまでの平均期間は3日。酷過ぎ。もちろん、挽回どころか喰らい付く事すら出来ない。
それでも本人は必死。こうなるとやる気の問題ではなく、思考回路の問題だと思われる。
俺の瞬間怒り濃度:10%

サルD:
俺とほぼ同期の若干先輩にして、同時に人生の先輩。ハイパーな天然素材。歩兵として戦場に赴くなら絶対に一緒に行きたくないタイプ。まず見付かる。その前に俺が確実に消す。
度を越えた正直者。故に、笑顔で人の傷付く事を正面から言ってしまう。悪気は一切無く、心底から湧きあがる笑顔で。そして何故か褒める事はしない。だから敵だらけ。
今までの会社でさんざんいじめられてきたと聞いた事があるが、…まぁ、納得。それは己を省みない限り、この会社でもいずれ同じ目に遭うだろう。自業自得だ。
作業内容に関しても思ったままを素直に言葉にする純粋な素直さんなので、YESを『YES』 と笑顔で言い、NOを『NO』と笑顔で言う。その比率は俺の感覚的な話で『15:85』ほど。ほとんどが『NO』だ。成長する筈がなく、知識が深まる訳が無い。
部門を外され、その2日後に自分で扱っていた商材を俺に聞きに来た時はさすがに笑った。物忘れとか、そういったレベルじゃない。
貰えるモノはとことん貰おうとするのか、それとも自らを絶対的な存在と主張するのか、賞与査定に使用する自己申告を『SSSSA』という、ギャグ漫画の一コマを抜き取ったような高評価を披露。
とにかく凄まじい天然素材。
俺の瞬間怒り濃度:25%


そして、今回のサルE…。
今現在、俺と同じ部門で同じ作業をする人物なのだが…。これが…また類を見ない人材なワケであって…。

サルE:
これまでのサルABCDを足して、それを4で割って、更に悪化させたような人物…。
たまに見ず知らずの人を目にした時、見るからに
『あ…あの人、普通じゃない。…あらゆる水準がおしなべて低い…』
みたいな人がいるが、まさにそんな人だ。いや、それ以下かも…。
とりあえず、入社3日目の俺がリフトで直進中、真横から彼の操縦するリフトで体当たりを食らったわけだが、危うく死にかけた。
まあ、不慮の事故は仕方がない。こっちも後輩だし、新人だし、非は誰の目から見ても完全に彼だったが、一応こっちから謝る事に…。

てぃ『すいません、大丈夫ですか?』
サルE『……………………』
てぃ『……? あ、あの……』
サルE『………あ?』

……………。

事故の衝撃で転がり落ちたイチゴジャムの瓶を思いっきり投げつけてやった。投げた後にハッとしたが、後のまつり。…か。
まあ、幸い、こっちもふらついていて方向が定まっていなかったせいもあって、瓶は彼の顔面右方向を飛び、向こう側のガラスを割って外に飛び出た訳だが、もし当たっていたら、入社早々に大変な事をしでかすところだった。
一方で、『どうして当てなかった?』というブーイング6件…。いや、まだ新人で相手のコト知らんですたい。

ちなみにガラスの弁償は彼が上司の命令の元、支払う事に(目撃者多数・満場一致)。
確かにプンスカしたが、それはソレ。今は気にしていない。

時は過ぎ、もともと人手不足の我が現場がいよいよ人数不足に陥る事に。
主な原因はボスザルの出現で4人の離職、4人の別現場逃走、1人の転勤等で、断続的に9人を失った事によるが、アレコレ手を焼いて人を導入する事で難を凌ぐも…、ついに限界に達した。本当はボスザル1人をどうにかすれば良かったのだが、時既に遅し。過去は返らない。そして全てが俺の予見通りになっている。

…で、『アイツを投入するか…』という結果に。
その『アイツ』こそが、『サルE』となる。

俺たちの現場では特殊なリフトを使用するのだが、特殊故に誰もが操縦出来るわけではない。扱いが難しく、気を許すと壁、天井等を『自分もろとも』突っ込む結果になり、大参事に繋がる率が非常に高い。現に、先輩方の残した事故跡が『姿の無い天井』という形でそこかしこに残っており、俺の教え子一号も俺のいない間に6メートルの高さから転落、一命は取り留めたものの、全治3カ月の後、結局辞めてしまったという現実の事故もあった。
…俺も最近落ちたし…。

さて、サルE。
とりあえず奇声がうるさい。やかましい。
仕事はいつも中途半端でやる気がなさそうだが、そうではない。
『一貫した作業』を覚える事が出来ないため、いつでも中途半端なところでストップしてしまうのだ。そして遅い。

毎日、根気よく同じ説明をするのだが、反応する返事がいちいちムカつく。
『ああ?』『あー…』『ははっ!』『ぅうん?』『あぁ…』
そして解放された時の奇声。
『ぅぅういぃぃぃ〜〜〜!』
ソレ…、どうにかならんの?

リフトの運転も危険。とりあえず前を見ない。そして進行方向を見ない。ついでにハンドルを握る筈の左手をポケットに突っ込んで運転するものだから、方向を変えられない。当たり前だ。何度言ってもそこは癖。治らない。

隣のゾーンで動く俺はたまったものではない。ただでさえ一度、真横からの突撃を喰らっているのだ。
そんなワケで、いつもラップを丸めたものを10個ほど俺は自分のリフトに搭載している。
彼がヘマすると感付いた時に、先に投げてアクションを(奇声)起こさせ、周囲の仲間に知らせる為だ。

最近は仲間内でもラップを搭載する人物が増え、面白半分にラップを投げつける行為も…。
知らない人から見ればイジメに見えない事も無いが、当てられる彼が喜んでいるので今のところ問題沙汰に発展していないが、…それでいいのか?

全てにおいて中途半端な作業をするのが彼だ。もちろん、責任感という言葉は彼の辞書に存在しない。
あれもこれも中途半端なので、真面目に説教するとフリーズしてしまう。
一度フリーズすると、その日は大変だ。
呼んでフリーズ。目が合ってフリーズ。声が聞こえてフリーズ。とにかくよく止まる。彼だけ時間が止まってしまったかのようにピタリと止まってしまう。しかもどこかニヤけた目で。…それがまたムカつく!

あまりにもフリーズしまくりで仕事にならないので、魔法解除を行う。呪文は、

『もうあっち行っていいよ…』

するとフリーズが解除され、

『ぅぅういぃぃぃ〜〜〜!』

だからどうにかならんの、ソレ?

決してこちらをバカにしている訳ではない。その奇声は彼の全身全霊の喜びの声なのだという事は理解している。…のだが…、なんか引っ叩きたくなる『何か』がこみ上げてしまう。

彼の人としての致命的弱点は数多い。その中の一つに『算数知識』が上がる。
彼は算数が苦手だ。掛け算割り算が出来ないという社会人は確かに見た事があるが、足し算引き算が思うように出来ない人はさすがに初めてだ。…というか、よくそれで高校卒業できたな。いや、卒業できたかどうかまでは興味も無く知らんが、少なくとも入学した事は知っている。でも、算数知識は必須じゃないのか???

ともあれ、彼は算数が苦手だ。数あるアイテムの在庫はいちいち1・2・3…と数えているようだが、250種類存在するアイテム数、そして3ケタ、4ケタの在庫を保有する数を数え切れるワケは無い。何せ、別の場所に在庫の多くは保管されているのだから…。
それでも自らのゾーンを抜ける事すらなく、
『全部数えた』
と言い張る彼は…。

でも、何も言わない。面倒だから。
ソレで、彼が休みの日にこっそり数えてみると、絶望的誤差が…。

勤続20年を誇る彼は、実に多くの後輩に追い抜かれる結果となっている。今や俺も、そんな彼に対しては上の立場なのだが、どうやら彼は彼なりにエライ立場に憧れを抱いているらしく、巡り当番の昼礼時には上司さながらの言葉を発してみたりする。当然、偉そうに。
でも、使い慣れない言葉の繋ぎ合せなのか、何を聞いても判断に困る内容ばかりだ。
通常出社時に『早出御苦労さん』
とか、
残業の見込みのない日に『残業あるので御苦労さま』
とか、
破損弁償の買い手募集時に『飲み物あるけど、幾らがいいですか?』
とか…。なんか聞いてて可哀想になる瞬間が…。
当然、周囲は白い目なワケで…。う〜ん…。


昼礼が終わると、集荷開始。
低床班と呼ばれる俺たちグループのゾーンは5か所の担当に分けられ、それぞれが受注に応じてモノを取り出しデッキ上げするのだが、時間の関係があり、担当箇所を1人でまかなうにはそれなりの器量が必要となり、ゾーンによって受注商品の偏りもあるため、同じ店舗を同時に進行するのはまず無理な話。

そこで活躍するのが『フリー』と呼ばれる立ち位置の存在で、担当のゾーンは持たないが、代わりに後れを取ったゾーンに補助として参加し、全体のバランスを保つ役割だ。
俺が遅れを取れば俺のゾーンに入り込んで来て、回復したら別の遅れたゾーンに入り込む。…単純にはそんな役割だ。

しかし、サルEが出社時の時はそうはいかない。
何をどう動けばそうなるのか、サルEの集荷実績は目を見張るほどの遅さがあり、理想は5つあるゾーンのフリー突入率が平均20%ずつとしたい所を、奴がいる時はそこだけで60〜80%を奪われてしまう。
当然、集荷数のバランスも総崩れを起こしており、集荷終了後にはサルE以外の全員がヘロヘロ状態に…。

なんだか本当にすごい人だ。

集荷終了後には後日の特売準備なるものもあり、正数単位で入荷する対象物の端数を揃える習慣があるのだが(入荷班が端数を揃えると数が膨大になり、狭い敷地なので入荷そのものが困難になってしまうため)、これまた酷い。
まず、担当商品の90%以上は準備を忘れる。
初めはなんだかんだ怒鳴っていた上司も現在は無言となる始末だが、それでも担当だからと言い聞かせ数を揃えさせると、その数が全く異なっている。
30ケース必要な端数があった場合、もともとが40ケースだった場合は?

答えは10ケース差っ引いて、残った方の30ケースを特売行きにすれば端数は完成する筈だ。
しかし、念のために数えてみると、18ケースしかない…。これ、引き算以前の問題じゃないの?
そんなサルEなので、5回引き算すれば4回間違える。
こちらで準備前に気付けばどうにかなるが、いつの間にか待機場所に持ち込まれれば確認んする事は出来ない。
…で、次の日大騒ぎ。二度手間三度手間は当たり前となる。

なんか…、書いていて疲れる。
サルE…。ほんと、キミはサルだな。いや、それ以下かも知れない…。

といった、《遅れませ考えるチカラ2》でした。

…え? 俺の『瞬間怒り濃度』?
そんなのゼロですよ、ゼロ。
俺が本気を交えて怒る相手は『理解の可能性のある相手』に限っている話で、どうにも無理そうな相手には『怒っているふり』はしても、本気で怒ったりはしない。
だって、基本的な思考が人のソレじゃないんだもん。どうしろって言うの?


《あとがき》

なんだか1人の為にまた長い文章が出来てしまった。
本編はまた今度。

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