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2018年08月22日03:50

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”ブシドー”と 島国考え方(※島国根性の事か)

■義理と人情、敬意…あなたが思う「日本の精神」ってなんですか?
(TOKYO FM + - 08月21日 17:50)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=257&from=diary&id=5253672

 うちに、18歳のアメリカ人学生がホームステイした最初の晩、お追従か、何かの受け売りなのか 日本人とは”ブシドーセーシン(武士道精神)”の国ですね。^^と のたまった。

 う〜む。 父とオレは顔を見合わせて、(我が家は武家の流れでも何でもないので)

「ダン(学生の名前)さん、
 それは たぶんアメリカでベストセラーになった新渡戸稲造の”武士道”というテキストの影響かもしれません。日本では、100年以上も前に 国内の改革によって、武士という支配階級、職業が廃止されましたので、かなり筆者が理想化、抽象化した”武士道精神の姿”が、あの本では紹介されてます。それは日本文化についての歴史の教科書で習った学生さんなら ご存じだと思います。
 今の日本人は、西洋と東洋を継ぎはぎにカスタマイズされた ハイブリッドな文化の寄せ集めの中で生きてます。
 ”Welcomeといいつつ、それ以上は踏みこませない範囲で、和を持って同じうせず”とする”曖昧な精神”です。^^;」と。

 その後の、世界戦争への介入、和製映画(黒澤など)やマンガ・アニメ 80年代のバブル経済(JAPAN AS NO1)を通して、かなりアメリカには、デフォルメ(誇張)した日本精神像が伝わっているのだなと、改めて感じた。

 そして、アメリカ人の愛国合理精神と 日本人のローカル(外来文化を受容しつつ やや排他的)な思考の源泉、=「島国考え方」(世界標準ではなく、独自の文化にこだわる) という独自の視点についても話して下さった。

 日本では アメリカでいうところの”愛国精神”というものが、父の代(戦時は、国民学校で徹底的に忠君愛国を教え込まれた戦中少年が、敗戦を機に 戦後GHQの管理下に置かれ 自主反省と平和教育という、軍国主義とは質の異なる教育も経験した世代)で 根本から異なる 精神構造として全否定されてきただけに 日本で「愛国精神」を語ることは、ややタブー視されていた時代を経たので、どこかシニカルな愛着を示すことはあっても、おおっぴらに自分の国を誇るようなことが、人前ではされなくなったようだと。

 ”自国の郷土愛や自然、文化への愛着を示すことはあっても、愛国を語ることは 軍国化への逆進を表すのではないか”といった、いわば踏み絵のように教育現場では「監視されて考えられている」向きもあったようなので。

 と まあ、まとまりがないけど ”あいまいな にほんの オレ”について ははは、そうだね 大陸文化と島との違いだね、と ガラパゴス諸島の絶滅危惧種のように、彼とは、おおいに 精神文化比較について 思うところを 遠慮なく語り合えたものでした。

 たぶん、日本人同士、アジア人同士の方が このあたりの考え方の違いをめぐっては、譲り合えない 自分なりの主張があるだろうから、ケンカ沙汰になりかねない話なので、
遠い異国の人と話し合うのは、面白いし、自分の中の ある種の 思い込みや 偏りに気付けると思った次第です。 

 
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